マイコプラズマと髄膜炎の関係!吐き気や頭痛の症状には要注意!
マイコプラズマに感染すると、特に咳が特徴的で、他にも熱や鼻水などの風邪に似た症状が現れるとされています。
ただ、マイコプラズマでは髄膜炎を引き起こすこともあるとされているので、頭痛や吐き気などの症状が現れたら要注意だそうです。
そのため、マイコプラズマで髄膜炎が現れた場合の対処法についても知っておきたいですよね。
そこで今回は、マイコプラズマと髄膜炎の関係や、吐き気や頭痛の症状で注意することについて詳しくお伝えしていきます。
マイコプラズマで髄膜炎が起こる時の症状は?
マイコプラズマに感染し、マイコプラズマ肺炎を起こすと、特に子供の場合は重症化しやすいとされています。
ただ、マイコプラズマは他のウイルスによる感染症に比べて、合併症のリスクが比較的低い病気ではあるのですが、それでも髄膜炎を初めとした合併症を引き起こす可能性があります。
マイコプラズマによる髄膜炎とは?
髄膜炎には、細菌が原因の真菌性髄膜炎と、ウイルスによって引き起こされる無菌性髄膜炎とがありますが、マイコプラズマによる髄膜炎は後者に分類されます。
そして、無菌性髄膜炎の症状としては、
・発熱
・頭痛
・嘔吐
があります。
そして、発熱は38~40度の高熱が5日程度出て、前頭葉(頭部の前方)や目の奥に頭痛症状が現れます。
それから、嘔吐だけでなく、腹痛や下痢などもよく見られる症状だそうです。
また、その他に見られる症状として、
・うなじが張って首が曲げにくくなる
・肘や膝などの曲げ伸ばしがつらい
・意識障害
などが初期症状として現れるので、こうした徴候が重なって出た場合にはすぐに病院へ行くようにしましょう。
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髄膜炎の原因が本当にマイコプラズマか気になる場合はコチラの記事もチェック!
(関連記事:髄膜炎とは?原因と症状を大人と子供別に!初期症状と対処法も)
マイコプラズマによる髄膜炎の場合の対処法は?
マイコプラズマによる髄膜炎の症状が現れた場合は、マイコプラズマそのものへの対処法も遅れている可能性があるので、まずはマイコプラズマに効くとされるマクロライド系の抗生物質を処方します。
そして、抗生物質が効けばだいたい10日ほどでマイコプラズマの症状は回復するとされています。
それから、無菌性髄膜炎の治療法には、主に入院治療の上で対症療法がとられるそうです。
そして、点滴による補液で脱水症状の予防や治療をしつつ、発熱や頭痛、嘔吐などの症状を緩和させるための治療を行ないます。
それから、無菌性髄膜炎と診断された後も、入院中は細菌感染による髄膜炎である可能性も万一の場合として念頭に置いて、注意深く経過観察を行なうそうです。
また、無菌性髄膜炎は、一般的には予後は良いとされていますが、生後数ヶ月の乳児の場合、精神発達遅滞などの後遺症が残ることもあり、症状が軽快した後も、通院しながら経過観察が必要となるそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、マイコプラズマと髄膜炎の関係や、吐き気や頭痛の症状で注意することについて詳しくお伝えしました。
マイコプラズマが肺に感染しマイコプラズマ肺炎を起こすと、無菌性髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあり、高熱、頭部や目の奥の頭痛、嘔吐、吐き気、下痢などの症状が現れるのでしたね。
そして、無菌性髄膜炎の初期症状では、首や肘などが曲げづらくなり意識障害なども重なって起こるので、この場合はすぐに病院へ行き、マイコプラズマに効く抗生物質を投与しながら、入院治療をして点滴で脱水症状の予防や治療を行なうのでした。
その他にも頭痛などの各症状への対処法を行なうと比較的予後が良いとされていますが、回復後も経過観察が必要になるのでしたね。
このように、マイコプラズマでは悪化すると重篤な髄膜炎へと合併する危険性も高いので、次の記事をチェックして2次感染や2度目の感染に備えましょう!
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「マイコプラズマに免疫をつけて感染予防するための効果的な方法!」についての記事はコチラ!?
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