顎下リンパ節の位置としこりや腫れや傷みの原因と対処法!

リンパマッサージなどでよく耳にするリンパ管とは、全身をめぐる管のことで、その間をつなぐようにしてリンパ節が800箇所あると言われています。

そのひとつである顎下リンパ節は腫れたり傷みが生じることもあるので、その位置や腫張の原因として顎下リンパ節炎や風邪、痛くない場合や大きさについて知りたいのではないでしょうか。

それから、顎下リンパ節のマッサージ方法や、病院では何科かといったことも気になりますよね。

そこで今回は、顎下リンパ節の位置と、しこりや腫れや傷みの原因と対処法について詳しくお伝えしていきます。

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顎下リンパ節とはどこ?しこりや腫れや傷みの原因は?

私達の身体の中には、血液を心臓のポンプ作用で流す血管のほかに、リンパ管というものが編み目のように全身に張り巡らされていて、このリンパ管には心臓のようなポンプの器官はありません。

そのため、筋肉の動きだけで体液や老廃物の回収を行ない、吸収された脂肪の通り道として使われ、免疫機能も兼ね備えており、人が生きていく上で欠かせない存在とされています。

それから、顔周りにもたくさんのリンパ管が通っており、今回のテーマである顎下リンパ節というのは、その名のとおり、顎の下に位置しています。

出典:ライフスタイルNext HP

この顎下のリンパ節が腫れたり、傷みを感じることがあると何か重大な病気なのではと思ってしまいがちですが、前述の通りリンパ管は免疫機能も兼ね備えているので、細菌など異物が侵入するとそれに反応して傷みや腫れを起こすことがあるのです。

そのため、次のようなことが原因になって、顎下リンパ節は腫れや傷みなどのリンパ節炎の症状を起こすことがあります。

・ 細菌感染(急性化膿性リンパ節炎)

・ 風邪やウイルス感染

・ しこり、リンパ浮腫、むくみ

このほかにも、運動不足や疲労で免疫力が低下し、リンパ節でのリンパ液の濾過が追いつかなくなり、老廃物が溜まるとむくみ、腫れが生じることもあり、ほとんどがこうした生活習慣によるものと言われています。

また、顎下の場合は口内炎や虫歯などが原因になることもあるので、風邪の場合はたくさんの水分をとり、早く病原菌を排出することや、口内炎の予防につとめ、歯医者で口腔内のケアを行なうことなども大切な対処法です。

顎下リンパ節のしこりや腫れがあるけど痛くない!病院は何科?

顎下リンパ節が腫れて、傷みがある場合は、前述の通り口腔内など細菌性の感染症が考えられるので、まずは内科か歯科にかかると良いでしょう。

ただし、しこりや腫れが生じていて、傷みがないのであれば、悪性リンパ腫の可能性があり、こうした悪性リンパ腫の場合、初期症状は傷みのないしこりが特徴なので、症状に気づかず症状が進行することがあるそうです。

そして、こうした症状の場合は血液内科、または耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

ただ、しこりの中でも触ってみて動きがある場合は脂肪腫の可能性や、甲状腺の病気なども考えられるので、このあたりにしこりなどの腫れを感じたら、まずは内分泌科か内科を受診しても良いでしょう。

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顎下リンパ節のマッサージ方法は?

顎下リンパ節は、前述の通り生活習慣によるものであることがほとんどで、放っておくとほうれい線の原因になったりと、顔まわりの老化の要因になりますので、こまめにマッサージを行ないましょう。

出典:リンパドレナージュHP

顎下リンパ節を中心に、フェイスラインのリンパマッサージを行なうと、顔まわりがスッキリして小顔効果が期待できます。

そこでまずは、次の手順でマッサージをしてみましょう。

・ 親指を上にして両手を交差させ、両手の人差し指と中指で同時に顎の先から顎下リンパ節に向かってマッサージをし、最初は指先に力を加えてプッシュし、ゆっくりと動かしアップの円を描くマッサージを5回行ないます。

・ さらに、両手の4本の指のお腹を左右の耳の下のリンパ節部分に置き、鎖骨から耳の下にかけてのラインをゆっくりと呼吸しながら優しく押していきます。

このあと、鎖骨周りのリンパ節マッサージも行なうと、鎖骨に最終的に集まった老廃物が排出されてスッキリしますので、鎖骨リンパ節のマッサージについては、次の関連記事をチェックしてみてくださいね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、顎下リンパ節の位置としこりや腫れや傷みの原因と対処法について詳しくお伝えしました。

顎下リンパ節は、その名の通り顎の下にあるリンパ節のことで、口の周りに近いので口腔内の口内炎や虫歯などの細菌感染によって腫れや傷みが生じることも多く、他にも風邪やウイルス感染もありますが、生活習慣によるむくみや老廃物の滞りが原因になることがほとんどなのでした。

そして、しこりや腫れがある場合、痛くないと悪性リンパ腫の可能性もありますが、ごろごろと動くしこりであれば良性のものや甲状腺の病気も考えられるので、まずは内科にかかるか、耳鼻咽喉科、内分泌科などをオススメしました。

こうした顎下リンパ節は、滞ると顔のむくみにもつながるので、お伝えしたマッサージを鎖骨まわりのリンパ節マッサージと合わせて行ない、スッキリとしたフェイスラインを保つようにしましょうね!

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