生理前に風邪をひきやすい理由と症状や対処法!妊娠との違いも!
生理前には風邪をひきやすいと言われていますが、なぜなのか分からないことも多いと思います。
さらに、この現象に対する疑問は多く
・風邪っぽいというか、風邪気味のような症状が出るのは何故?
・ひきやすい気はするけど、普通に引く風邪と症状の違いはある?
・風邪や風邪薬で生理が遅れることはある?
・妊娠症状との違いは?
といった疑問点があるのではないでしょうか。
そこで今回は、生理前に風邪をひきやすい理由と症状や対処法について、また上記の悩みなども説明し、妊娠との違いについても説明します。
目次
生理前に風邪をひきやすい理由とは?
生理前に風邪をひきやすい理由としていろいろ考えられているようですが、1つにはホルモンバランスの変動によって体調が変化してしまうことがあるようです。
というのも、排卵時期になってエストロゲンが大量に分泌されている時は間接的に自律神経を整える働きが働くので自律神経も整いやすいのですが、生理前になると一気にエストロゲンの分泌量が減少するようになるので自律神経の乱れが発生しやすくなって、免疫機能が混乱するようになってしまい、風邪をひきやすくなるそうです。
順番に説明すると、まず、自律神経が乱れると交感神経が優位になりやすくなり、常に緊張状態になってしまうのですが、常に緊張状態になると細菌やウイルスから身を守るリンパ球が減少していってしまうので、次第に風邪を引きやすくなると言われています。
さらに、プロゲステロンには体温を上げる働きがありウイルスや細菌に対して強くなるのですが、生理前になるとこちらも急激に低下するので免疫力強化作用も無くなるので、一番無防備な状態になってしまうようですね。
生理前に風邪をひきやすい理由や症状は何?妊娠との見分けは
生理前の症状というのは個人差が大きく、人によっては体調を崩す方もいて、風邪によく似た症状が出ることがあります。
そして、この生理前の風邪に似た症状は体がだるいとか、鼻水が出て鼻が詰まるとか、喉が痛くなるとか、熱が出て寒気が出るといったもので、本当に風邪にそっくりなのです。
また、この風邪のような症状が出る理由は本当に風邪をひいてしまったからか、妊娠の初期症状が出ているからというものと、月経前症候群になってしまっていることが考えられます。
ちなみに、なんとなく風邪っぽいとか風邪気味かもというレベルの症状の場合は、軽い風邪か軽い月経前症候群を疑ってください。
妊娠と見分けられるの?
風邪や妊娠の初期症状や月経前症候群といったものは症状が似ているので、原因を見分けるには性交渉があったのか、人混みにいたことはあったのか、家族や職場で風邪をひいている人はいなかったか、といったものからある程度は見抜くことができます。
さらに、高熱が出ていたりひどい咳や鼻水が出ている場合は高確率で風邪が該当しますので、このように原因究明を行い検討し風邪かどうかを見分けるようにしましょう。
また、妊娠の初期症状と風邪症状の違いは
・頻尿
・眠気
・生理が来ない
・味覚の変化
・胃の不快感
・吐き気
・肌荒れ
・便秘
・下痢
・精神的に不安定
などがあり、通常の風邪の症状ではないものがかなりあるので、この症状のどれかが出ていたら妊娠中と気が付けるのではないでしょうか。
それでも、症状の見分けができないではっきりすることができず、本当に気になるのなら妊娠検査薬での確認や産婦人科の受診をしてはっきりさせるようにするとよいでしょう。
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風邪で生理が遅れることはあるの?風邪薬の影響も
生理周期というのはホルモン分泌の量が増えたり減ったりして行われているものなのですが、風邪をひいてしまうとまずは体を健康に戻すことが第一になるのでホルモン分泌の増減は後回しになってしまい、生理周期が乱れて生理が遅れることがあります。
しかし、それ以外にも生理が遅れてしまう原因には強いストレス・生活環境の急な変化・栄養不足・薬の副作用といったものもありますので、風邪だけが原因ではないことも多いのです。
また、必要以上に悩みすぎるとそれがストレスとなってさらにずれが生じることもあるので、どっしり構えていつもの日常を送れるようにしましょうね。
風邪薬の副作用で生理に影響があるの?
必ずあるというわけではありませんが、薬によっては月経不順や月経異常といったものが記載されているものがあります。
具体的には、花粉症治療で用いられる抗アレルギー剤で、市販されている有名な薬としては「アレグラ」といったものも月経異常といった副作用が記載されているようですね。
また、これらの事象は厚生労働省もしっかり認識しており調査結果報告書も提出してあって、「抗アレルギー剤による月経異常は頻発月経、つまり月経の周期が短くなるタイプがほとんどで、恐らく無排卵周期症になっているものと思われる。
原因と考えられる薬剤はオキサトミド等で最近ではトラニラストでも報告がある。
これらの薬剤は抗ヒスタミン、抗ロイコトリエンや抗PAF等の幅広い作用がある」という記述もあるので、確定事項なのでしょう。
生理前の風邪に風邪薬は効かない?
風邪ならば風邪薬の効果は出るはずで、もし本当に薬の効果が全く出てこないのならば、月経前症候群を疑ってみてください。
というのも、この月経前症候群はだいたい生理前の10~3日前から始まって、生理がくると治ってしまうものなのですが、前述したように風邪と症状がかなり似ているので見分けることが難しいため、風邪薬が全く効かないと感じたからといって薬をいろいろと試すのは止めましょう。
そして、この月経前症候群が重くなる原因は
・自律神経の乱れ
・飲酒
・喫煙
・過剰なストレス
・バランスの悪い食事
・体力の低下
などが該当するので、まずは日常生活の改善から行ってみましょうね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、生理前に風邪をひきやすい理由と症状や対処法について、また様々な悩みも説明し、妊娠との違いについても説明しました。
妊娠前はホルモンバランスの大きな変動によって自律神経が乱れてしまうことと、免疫力強化が無くなるので風邪をひきやすくなるということでした。
また、妊娠前の風邪のような症状は原因が風邪、月経前症候群、妊娠初期症状のどれかということで、見分ける方法は症状の違いに気がつけるか、身に覚えがあるかどうかでしたね。
そして、風邪をひいてしまった場合は体を治すことを優先してしまうので、場合によっては生理周期が乱れて遅れることもあるということでした。
最後に、月経前症候群では風邪に似た症状が出るため、風邪と見分けるのは大変なのですが、しっかりと風邪予防ができている人は、このように風邪かどうかと悩む必要もないので、うつらないための予防をしっかりとするようにしてくださいね。
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