水疱瘡と帯状疱疹の違いと相互にうつる可能性!対処法についても

%e7%94%bb%e5%83%8f1水疱瘡は子供が良く感染する病気で逆に帯状疱疹は大人が感染しやすい病気となっています。

また、この水疱瘡と帯状疱疹は原因がヘルペスであるため症状がいくらか似ていますが、予防接種は子供の時に行った水疱瘡のみという方がほとんどなのではないでしょうか。

そこで、水疱瘡と帯状疱疹の症状が似ていると考えた場合うつるのかどうか、感染は拡大するのか、違いはどのようなものがあるのか気になりますよね。

そのため、今回は水疱瘡と帯状疱疹の違いと相互にうつる可能性、また、対処法についてもお伝えします。

スポンサーリンク

水疱瘡と帯状疱疹の違いはなにか、うつる可能性はあるのか?

水疱瘡と帯状疱疹は原因となるウイルスが同じですが、水疱瘡は初めて水痘帯状疱疹ウイルスに感染した時に出てくる症状のことで、帯状疱疹は水疱瘡になった時に感染し治っても体の中に残り続けた水痘帯状疱疹ウイルスが、何かの拍子で目覚めて悪さをしだすことで発症する病気となっています。

また、それ以外にも症状が多少異なり、水疱瘡の場合は痛みは発生しませんが帯状疱疹の場合は痛みが発生し後遺症も残る可能性が高いです。

そして、最も異なっているのが感染の仕方で、帯状疱疹は他の人からうつされるものではなく、体内に潜んでいたウイルスが活発化して発症するものですが、水疱瘡は水疱瘡患者や帯状疱疹患者から感染してしまうことがあるのです。

つまり、大人が帯状疱疹を発症した場合は水疱瘡に発症していない子供がそばにいるならうつる可能性があり、逆に水疱瘡患者が原因で大人が帯状疱疹になることはないということです。

◇水疱瘡や帯状疱疹は空気感染する?

爆発的な感染拡大の有無はこの空気感染をするかどうかなのですが、水疱瘡の場合はウイルスが非常に強力であるため空気感染してしまいます。

そのため、一人でも患者がいるなら学校や保育園という集団行動がある場所から集団感染へと繋がる危険性があるのです。

しかし、同じウイルスが再発して起こる帯状疱疹ではそこまでの感染力はないため、空気感染する可能性はかなり低く、くしゃみや咳からウイルスが排出されるわけではないので飛沫感染の危険性もありません。

ただ、この例外として、免疫不全で全身性になってしまった帯状疱疹の場合は播種性帯状疱疹と呼ばれ、水疱瘡と同じく空気感染するようになるので注意してください。

つまり結論は、水疱瘡は空気感染を含めたすべての感染経路に気を付ける必要があるけど、通常の帯状疱疹の場合は主に接触感染に気を付けるだけで済むということになります。

スポンサーリンク

水疱瘡と帯状疱疹の対処法は?

水疱瘡と帯状疱疹の対処法は共通していて、発症してからすぐに病院に行って治療を受けることと、発症及び重症化しないように予防接種を行うことです。

なぜかというと、水疱瘡や帯状疱疹には専用の治療薬が用意されているのですが、それらの最も効果的なタイミングは発症してから早ければ早いほど良いものとなっているので、おかしいと感じたら素早く治療を受ける必要がでてきます。

ちなみに、水疱瘡の場合はアシクロビルや塩酸バラシクロビルなどの抗ウイルス薬を用いてウイルスの増殖を抑え、フェノール亜鉛華リニメントなどの軟膏をかゆみ止めとして水ぶくれを潰さないように塗っていきます。

一方、帯状疱疹の場合は同じくアシクロビルや塩酸バラシクロビルなどの抗ウイルス薬を用いてウイルスの増殖を抑え、皮膚がただれていたり炎症がひどかった場合は塗り薬としてアズノール軟膏やデルモゾールG軟膏を塗ることがあります。

そして、予防接種を行っていれば感染したとしても発症しないで済むか、発症したとしても軽症で済むことが多いので、子供なら水疱瘡の予防のために、大人なら帯状疱疹を予防するために予防接種を行うようにしましょう。

また、二つとも水ぶくれが発生するようになりますが、それをつぶしてしまうと跡が残ってしまうので、かゆみがあったとしても、潰してしまうのはNGとなります。

そのため、医師から処方された塗り薬をきちんと塗ってかゆみを抑えつつ、水ぶくれをつぶしたりかさぶたを取ったりしないようにしましょうね。

最後に、水疱瘡も帯状疱疹も免疫力が高まれば回復しやすくなるので可能な限り安静にすることも忘れないでください。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、今回は水疱瘡と帯状疱疹の違いと相互にうつる可能性、また、対処法についてもお伝えしました。

まず、水疱瘡や帯状疱疹は発症する方法や症状が異なり、感染の仕方も異なっていることが分かりましたね。

そして、水疱瘡は水疱瘡患者や帯状疱疹患者からうつされる危険性があるけれど、帯状疱疹はうつされて発症するものではないということでした。

さらに、水疱瘡は空気感染する可能性がありますが、帯状疱疹は空気感染しないので水疱瘡が発症していない子供に対して帯状疱疹患者は接触感染に気を付ければよいということでしたね。

また、水疱瘡と帯状疱疹の対処法は早期発見、及び早期治療と、予防接種を受けることが大切であるということでした。

最後に、帯状疱疹は発症しないように努める必要がありますが、水疱瘡の場合は感染しないように努めることが大切になるので、流行の時期や感染予防の方法をしっかりと理解して、二次感染や二度目の感染を防ぐようにしましょう。
↓↓↓
「水疱瘡の流行る時期と感染予防のポイント!二回目を防ぐには?」」についての記事はコチラ!?

スポンサーリンク

このページの先頭へ