アデノウイルスの肺炎の症状と治療の仕方!入院の有無についても
非常に感染力が強く集団感染してしまうことが多いアデノウイルスは、子供も大人も注意するべきウイルスと言えます。
そして、このアデノウイルスに感染した場合は結膜炎といった症状の他に肺炎を引き起こすこともあるのです。
では、このアデノウイルスによる肺炎の症状とは一体どのようなものなのでしょうか?
また、アデノウイルスによる肺炎の危険度はどの程度のものなのかも気になりますよね。
そこで今回は、アデノウイルスの肺炎の症状と治療の仕方について、また、入院の有無についてもお伝えします。
アデノウイルスによる肺炎の症状は?
アデノウイルスは約50種類もの型があり、その中の肺炎を引き起こす3・7・21型に感染した時にウイルス性肺炎になってしまいます。
そして、このようなアデノウイルスによる肺炎の症状は長引く熱・ひどい咳・呼吸障害といったもので呼吸障害のレベルによっては顔色が悪くなっていくこともあります。
また、特に気を付けなければいけないのが7型のアデノウイルスに感染した時で、これが原因の肺炎は重症になりやすく、5歳児以下の乳幼児が感染すると髄膜炎・脳炎・心筋炎などの合併症を引き起こして命にかかわる重篤な状態となることがあります。
さらに、合併症を引き起こしてなんとか一命をとりとめたとしても脳の発育障害や身体障害などの後遺症が残ることもあります。
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アデノウイルスによる肺炎の治療方法は?
アデノウイルスによる肺炎の治療方法は咳を和らげたり熱を緩和させるような対症療法や、細菌による混合感染や細菌性肺炎の合併を防ぐための抗生剤投与ぐらいしか方法がありません。
というのも、アデノウイルスは効果のある治療薬が存在しないため、これといった有効な方法がまだ確立されていないのです。
しかし、アデノウイルスによる肺炎は種類によっては非常に危険なものがあるので、肺炎のきざしが見られた時点ですぐに病院を受診してください。
また、アデノウイルスは高熱が出やすく脱水症状を引き起こしやすいので、水分補給には気を付け、病院を受診する前に脱水症状とならないようサポートしてあげてくださいね。
◇入院することはあるのか?
免疫力の低い乳幼児がアデノウイルスによる肺炎に感染した場合、後遺症を残す命にかかわる重篤な状態を引き起こす合併症になる危険性があるので、入院措置をとって経過観察を行いながら治療を行うこともあります。
しかし、入院するかどうかは診察してもらった先生次第で変わりますし、先生によっては入院させるかどうかをこちらに確認するケースもありますので、子供の容態及び親が対応できる状態かどうかで入院する確率は変動します。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、アデノウイルスの肺炎の症状と治療の仕方について、また、入院の有無についてもお伝えしました。
アデノウイルスによる肺炎は長引く熱・ひどい咳・呼吸障害といった症状があり、ウイルスのタイプによっては重症化しやすく、合併症を引き起こす可能性があることがわかりましたね。
また、アデノウイルスのよる肺炎にはこれといった特効薬は存在しないため、対症療法が基本となってしまうということでした。
そして、入院するかどうかは診察した先生や患者の容態次第で変わってくるということでしたね。
最後に、今回はアデノウイルスの肺炎になった時の症状や治療法について説明しましたが、とにかくアデノウイルスに感染しないことが一番の対策になりますので、しっかりと感染予防をしながら免疫力が低下しないように健康を維持し、二次感染や二度目の感染に気を付けましょう。
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