アデノウイルスで喉の痛みや咳が止まらない時の原因と対処法!
風邪の原因ウイルスとして感染例も多いアデノウイルスは、喉に付着し扁桃腺にダメージを与えることが多いです。
そして、アデノウイルスで喉に症状が出た時に、鏡をのぞきこむと喉に白いぶつぶつとした膿ができていた場合、その原因が気になるのではないでしょうか?
また、アデノウイルスで喉の痛みや咳が止まらない時の原因や対処法についても知っておきたいですよね。
そこで今回は、アデノウイルスで喉の痛みや咳が止まらない時の原因と対処法について詳しくお伝えしていきます。
目次
アデノウイルスで喉の症状の原因は?白い膿についても
アデノウイルスには様々なウイルスの型があって、現在では51種類も型が確認されており、感染する型によって現れる症状が異なるのですが、特に喉に症状が現れることが多いとされています。
そして、その中でもプールの水を介して感染する滲出性(しんしゅつせい)扁桃腺炎に感染すると、扁桃腺が赤く腫れて違和感や痛みがあり、白い苔のような膿がブツブツとでき、39度以上の高熱が4~5日の間続きます。
それから、扁桃腺の表面の穴は陰窩(いんか)と呼ばれていて、食べ物のカスや細菌などの死骸がここに溜まり塊を作りますが、この塊が膿栓(のうせん)といって白い苔のような状態をしているんですね。
つまり、滲出性扁桃腺炎ではアデノウイルスと体が戦った結果、ウイルスの死骸が膿栓となって現れるということになります。
こうして、アデノウイルスでは全身の高熱や喉のつらい症状が現れるのですが、状態は比較的良好で、子供がこの症状に感染しても不思議なくらい機嫌が良いのも特徴だそうです。
アデノウイルスで喉の痛みや咳が止まらない時の対処法は?
アデノウイルスで喉の痛みや咳が止まらないといった時は、まずは病院で内科を受診しましょう。
そして、アデノウイルスには根本治療ができる特効薬がまだないため、対症療法を行なうことになり、滲出性扁桃腺炎だと、熱が長く続いている場合は高熱を和らげる解熱鎮痛剤が処方されたり、喉の白い膿に対して化膿止めが処方されるそうです。
なので医師の指示に従いながら処方された薬を服用し、それ以外にも喉の痛みや咳が止まらなくて困っている時には次のようなホームケアを行ないましょう。
・喉を潤す
咳が止まらない時は、喉の炎症により喉が乾燥してしまい、余計に咳が出やすくなっている可能性があります。
そのため、日中はもちろん、夜に眠る時もマスクを着用したり、水分補給をこまめに行なうことも喉を潤すのにオススメで、潤いが保たれると咳も軽減されるそうです。
・大根ハチミツ
アデノウイルスでダメージを受けた喉は炎症を起こしているので、抗炎症作用のあるハチミツと、細菌の二次感染を防ぐ抗菌作用のある大根を組み合わせて、大根ハチミツを作りましょう。
作り方は簡単で、カットした大根をタッパに入れて、ひたひたにハチミツを注ぎ、冷蔵庫で2~3時間保管して、あがってきたうわずみの液体をそのままなめるか、紅茶などに加えて飲むと良いでしょう。
ちなみに、大根ハチミツは咳がつらい時はもちろん、咳の出始めなどに悪化を防ぐ手段としてもオススメの方法です。
・お茶うがい
緑茶にも抗菌作用があるので、そのまま飲むのもオススメですが、外出先から帰って来た時など、念入りにうがいをしたい場合は冷ました緑茶で喉を洗うようにしてうがいしてみましょう。
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膿栓を自分で取るのは危険!?要注意!
細菌性の感染症によって現れた膿栓に関しては、ペニシリン系の抗生物質を飲むと自然とひいていくのですが、アデノウイルスの症状には抗生物質が効きません。
なのでなかなか治らず、ひどく痛むので、つい自分自身でつまんではがしたくなってしまいますが、膿栓を自分ではがそうとするとかえって症状が悪化してしまうことがあるので注意が必要です。
そして、なるべく喉に必要以上の刺激を与えず、潤いを保つようにしながら対症療法を続けると、1週間ほどで回復しますので、我慢しましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アデノウイルスで喉の痛みや咳が止まらない時の原因と対処法について詳しくお伝えしました。
アデノウイルスは特に喉に症状が現れやすい感染症で、扁桃腺の表面にウイルスの死骸が溜まって白い苔や膿のような膿栓ができ、喉の痛みなどの症状が出るのでしたね。
ただ、アデノウイルスには特効薬がないため、病院では解熱鎮痛剤や化膿止めなどの薬が処方されるので、それに加えて自宅で大根ハチミツや、水分補給、マスク着用、お茶うがいなど喉の潤い、保護、抗炎症や抗菌に気をつけて対処すると良いのでした。
それから、膿栓を無理に剥がそうとするとかえって悪化するのでやめた方が良く、ホームケアに気をつけて刺激を極力抑えれば1週間ほどで治るとのことでした!
こうした喉の症状も現れるアデノウイルスはインフルエンザの次に感染力が強いと言われているので次の記事で予防法を学んで、2度かからないようにしっかり備えましょう!
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「アデノウイルスの感染経路とうつるのを効果的に予防する方法!」についての記事はコチラ!?
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