おたふく風邪で大人の男の時の注意点!症状と治療の仕方も!

画像1おたふく風邪というと子供がかかる病気というイメージが強いと思いますが、実は大人でもうつる可能性がある病気です。

そして、おたふく風邪に大人になってからかかると、特に男性は症状が重くなることがあると聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、はたしてこれは本当なのでしょうか。

また、おたふく風邪になったら仕事は休まなければならないのかといったことも気になりますよね。

そこで今回は、これらの疑問にお答えするとともに、大人のおたふく風邪について、初期症状を含めた症状や治療法、そして2回目にかかる可能性などをご紹介します。

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おたふく風邪とはどんな病気?

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おたふく風邪とは、ムンプスウイルスの感染によって耳の下やあごの下に腫れや痛みが起こるのが特徴的な病気で、正しい名称は流行性耳下腺炎といいます。

また、耳の下などが腫れてしまう他にも、数日間に渡る38度以上の発熱や、頭痛、喉の痛みといった症状も伴います。

そして、特効薬のようなものはありませんので、その時出ている症状を薬などで和らげながら治るのを待つことになります。

なお、この病気にかかるのは一般的には2歳~12歳の子供が多く、日本だけでなく外国でも一般的な子供の病気とされていますが、他の年齢でも感染することがあるので注意が必要です。

大人もおたふく風邪になるの?

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大人もムンプスウイルスに対しての抗体を持っていなかったり、ワクチン摂取で得た抗体の働きが弱まっていたりするとおたふく風邪にかかります。

そして、大人になってから自分のお子さんのおたふく風邪がうつってしまったという例も多いようです。

また、これは他の子供の病気にも当てはまることが多いのですが、大人になってからおたふく風邪にかかると、子供よりも症状が重症化・長期化しやすくなる傾向があります。

■おたふく風邪に2度かかることはあるの?

おたふく風邪は、通常であれば一度かかればその後感染することはないと言われていますが、まれに再度感染する例が報告されています。

一方、子供の場合には疲労やアレルギーなどが原因でおたふく風邪と同じような症状を繰り返す「反復性耳下腺炎」という病気があり、これはおたふく風邪とは別の病気です。

ですので、もしも過去におたふく風邪にかかったことがあるのにまた同じような症状が出たという場合には、本当にムンプスウイルスによるものなのかということを病院で検査してもらうことをおすすめします。

大人の男のおたふく風邪の症状は重い!?

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大人がおたふく風邪にかかった場合には症状が重くなるということを先程ご紹介しましたが、それだけでなく合併症にも注意が必要です。

まず、大人がおたふく風邪にかかった時の症状は、子どもと同じく風邪のような頭痛、体のだるさや悪寒といった初期症状から始まり、耳の下やあごの下の腫れや痛み、発熱などが主なものです。

しかし、39度以上の高熱が数日間続く場合も多く、また食事はおろか自分の唾液も飲み込むのが辛いほどの腫れになってしまうことがあります。

そして、合併症としては激しい頭痛を起こす髄膜炎や激しい腹痛や嘔吐を起こす膵炎、それからまれに難聴などが挙げられるのですが、それに加えて男性は睾丸炎を起こす可能性もあります。

これは、睾丸が炎症を起こして赤く腫れ上がり、激しい痛みを伴う症状で、通常はどちらか片方の睾丸に起こりますが、両方の睾丸に大きなダメージを負った場合には、ごくまれに無精子症を起こして不妊の原因となる場合もあるようです。

なお、睾丸炎は15歳以上の男性がおたふく風邪にかかった場合、約2~3割に見られるというデータもありますので、睾丸炎自体は決して珍しくない合併症だと言えるでしょう。

大人のおたふく風邪の治療法は?

大人のおたふく風邪も、子供の場合と同様に特効薬のようなものはなく、対症療法を行いながら症状からの回復を待つということになります。

しかし、髄膜炎などの重い合併症を起こしている場合や、顔周りの腫れや痛みがひどく食事ができずに脱水症状を起こしてしまっている場合などは入院しての治療が必要です。

また、睾丸炎を起こしている時にも、できるだけ精巣へのダメージを抑えるためにも入院して炎症を抑えるための治療をしたほうがいいでしょう。

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大人のおたふく風邪では仕事はどうしたらいいの?

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おたふく風邪にかかった場合には、基本的には症状が回復するまでは仕事は休み、外出なども極力控えるようにしましょう。

なぜならば、おたふく風邪は飛沫感染や接触感染によって他の人へとうつる伝染病で、子供の場合にはインフルエンザなどと同様に学校保健安全法によって出席停止となる病気のひとつに指定されているからです。

また、大人のおたふく風邪が重症化しやすく、入院治療が必要となるケースもあることを考えると、職場で他の人へ感染させてしまうというリスクは絶対に避けるべきでしょう。

なお、おたふく風邪の出席停止期間の基準は、「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後五日を経過し、かつ、全身状態が良好となるまで」となっています。

ですので、大人であってもこの基準をクリアするまでは仕事は休み、しっかりと休養してできるだけ早く職場に復帰することを目指してください。

まとめ

いかがでしたか。

大人の男性がおたふく風邪にかかってしまうと、子供よりも発熱や耳の下・顎の下の腫れといった症状が長期化・重症化しやすくなるだけでなく、髄膜炎や膵炎、睾丸炎など全身の様々な部分に合併症が起こる可能性があります。

そのうえ、合併症の中には入院治療を必要としたり、後遺症が残るものもありますので、激しい頭痛や腹痛などが起こった場合には必ず医療機関を受診して医師の診察を受けるようにしてください。

また、治療は基本的に症状を和らげることしかできませんので、感染拡大を防ぐという意味も含めて体の状態が完全に回復するまでは仕事は休み、休養に専念することをおすすめします。

そして、できることならばおたふく風邪にかかったことがないという方は出来る限り感染するリスクを避け、周りでおたふく風邪の人がいる時には予防に努めたいものですね。
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「おたふく風邪の感染率と感染経路!うつるのを予防するポイントも」についての記事はコチラ!?

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