おたふく風邪の症状で子供の場合!対処法や出席停止期間も!

画像1おたふく風邪は正式名称を流行性耳下腺炎といって、耳の下あたりにある唾液腺が腫れるので、おたふくのような顔になってしまいますよね。

そして、特に3~10歳くらいの子供が感染しやすいので、その症状や出席停止になる期間が知りたいのではないでしょうか?

また、子供がおたふく風邪にかかったら、どのように対処したら良いのかも気になりますよね。

そこで今回は、おたふく風邪の症状で子供の場合について、対処法や出席停止期間などを詳しくお伝えしていきます。

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おたふく風邪とは?

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おたふく風邪は特に春から冬に流行し、一般的に3~10歳の小児の頃にかかりやすい感染症です。

そして、おたふく風邪は麻疹ウイルスの一種であるムンプスウイルスが原因で起こり、耳の前下にある耳下腺、下あごの下にある顎下腺に感染するのが特徴です。

それから、唾液などを介しての飛沫感染でうつり、感染力も非常に強いので、子供が通う学校や保育園などで感染者が表れたら、うつらないか心配になってしまいますよね。

おたふく風邪の症状で子供の場合は?

1:初期症状

筋肉痛、気分不快、頭痛、寒気などがおたふく風邪の初期症状です。

2:耳下腺の腫れと炎症

両方、またはどちらか一方の耳下腺が腫れてきて、触ってもはっきりとしたしこりを確認できるわけではありませんが、周囲の人が見るとはっきりと腫れていることに気がつくそうです。

そして、その後反対側にも腫れが現れますが、最後まで片方しか腫れないこともあります。

また、腫れている部分に触ると痛がり、口も開け辛い状態になってしまいます。

3:発熱

耳下腺が腫れる約1日前から熱が出始め、38度を超える高熱になることが多く、発熱は1~3日続きますが、発熱はしない場合もあります。

おたふく風邪に子供がかかった時の出席停止期間

おたふく風邪では、ムンプスウイルスが唾液や飛沫によって感染し、しかも潜伏期間が2~3週間ととても長いため、感染した時期や感染源を特定することは困難ですが、多くの場合、幼稚園や保育園、学校などでは集団感染を起こすことが多いです。

よって、感染した場合は通常、幼稚園や保育園、小学校において出席停止の措置が取られています。

そして一般的には、発症後5日は出席停止扱いとなり、腫れや熱、鼻水などの諸症状が落ち着けば登校可能となっています。

おたふく風邪に感染!対処法は!?

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おたふく風邪では、今のところ特効薬がないため、治療は自宅療法が基本となりますが、発熱が辛ければ、病院へ行くと医師の診断で消炎鎮痛剤、解熱剤などを処方されることもあります。

一方、腫れが強く、耳下腺への細菌の二次感染の可能性がある場合は、抗生物質が処方されることがあります。

ただ、これはあくまでも細菌の二次感染の予防のためであって、おたふく感染自体を治癒させるものではありません。

そのため、自宅ではまずは食事に注意をし、感染した子供は特に口を開けるのがとても辛い状態になるので、よく噛まなければいけない食べ物や、すっぱい食品などは食事中に痛みを余計に感じるので避けた方が良いでしょう。

また、熱すぎる食べ物や辛いものももちろんNGなので、ほどよい温かさのスープやおかゆなどが適切でしょう。

そして、発熱が続くと体力を消耗すると共に水分も失われるため、水分もこまめに摂らせるようにしましょう。

もし、子供が飲み物を飲むのが怖いようだったら、ゼリーやアイスクリームを少しずつ食べさせるだけでも、水分補給につながるのでオススメですよ。

こうして自宅でゆっくり休ませながら栄養や水分を摂っていると、ほとんどの場合は1週間以内に症状が和らぐとされています。

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おたふく風邪は合併症にも注意!

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子供のおたふく風邪は、感染力は強いですが症状は比較的軽く済むことも多いため、それほど深刻に考えられることはありませんが、実は次のような合併症を引き起こすことがあるので、注意が必要です。

・髄膜炎(おたふく風邪患者の約10%)

・脳炎(おたふく風邪患者の約0.2%)

・難聴(1/15,000の確率)

・膀炎

・目の充血、目やに

こうした合併症はいずれも高熱を原因として引き起こされる深刻な病気のため、もしおたふく風邪と診断された後に高熱が続き、なかなか改善されず、子供の様子がおかしいと思われる点があれば、早めに病院へ行くようにしましょう。

特に、脳炎や髄膜炎は、重症化するとけいれん発作や意識障害を引き起こしたり、深刻な後遺症が現れたり、最悪の場合、死に至ることもあるので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、おたふく風邪の症状で子供の場合について、対処法や出席停止期間などを詳しくお伝えしました。

おたふく風邪に子供がかかると、頭痛や悪寒といった初期症状の後に、耳下腺の片方か、または両方が腫れてしこりができるので痛みが生じ、38度以上の高熱が3日ほど続く場合もあるのでしたね。

そして、集団感染を起こす確率が高いため、発症後5日は出席停止扱いとなり、腫れや熱、鼻水などの諸症状が落ち着けば登校可能となるのでした。

それから、感染したら根本的な治療薬はないので、発熱していれば消炎鎮痛剤、解熱剤などを使いますが、基本的には自宅で食事や水分補給に気をつけながら休んでいると1週間程で回復するのでした。

おたふく風邪は比較的症状も軽いですが、悪化すると脳炎などの合併症の可能性もあるので、次の記事をチェックしてしっかり予防しましょう!
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「おたふく風邪の感染率と感染経路!うつるのを予防するポイントも」についての記事はコチラ!?

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