インフルエンザの発症はいつから?定義や確率とさせない対策も

画像1インフルエンザは、秋口から2~3月まで流行するウイルス性の感染症で高熱の他にも全身に症状が現れることが多いですよね。

そのため、インフルエンザウイルスに感染した後、発症する確率はどれくらいあるのか、いつからが発症したと言えるのか、また、検査方法や発症についての定義を知りたいのではないでしょうか?

さらに、インフルエンザではウイルスに感染しても発症しないことがあるので、発症させないようにする対策や、ウイルスの潜伏期間なども気になりますよね。

そこで今回は、インフルエンザの発症はいつからかということや、定義や確率とさせない対策についても詳しくお伝えしていきます。

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インフルエンザの発症はいつから?定義など

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インフルエンザは、ウイルスに感染すると、予兆がほとんどなく、突発的に高熱や全身の症状が現れることが多いですよね。

ただし、ウイルスの型の違いや、人によって、症状に差は出るので、インフルエンザにはいつから発症したのか、分かりにくい場合もあります。

また逆に、突然高熱が出ても必ずしもインフルエンザとは限らず、アデノウイルスやマイコプラズマなど、他のウイルスや細菌の感染症の場合もあるので、症状などをきちんとチェックして、正しく判断するようにしましょう。

インフルエンザの発症についての定義は?

インフルエンザでは、ほとんどの場合予兆がなく、悪寒を感じたらすぐに高熱が出ることが多いので、最初は風邪かなと思う程度の微熱が生じるようです。

そして、この初期症状が出る頃には既に感染しているのですが、インフルエンザでは学校保健法において登校や登園の基準について「解熱後、2日(幼児は3日)」としているため、発熱が目安となっていることが分かりますよね。

そのため、発熱した日を「発症した日」とし、次のように経過を見て学校や保育園、会社への出席や出勤を再開を考えると良いでしょう。

◎土曜日に発熱:発症0日

◎日曜日に発熱継続:発症1日後

◎月曜日の夕方解熱:発症2日後

◎火曜日の一日平熱:発症3日後

◎水曜日も一日平熱:発症4日後

◎木曜日も一日平熱:発症5日後

◎金曜日:この日から登園、登校、出社が可能

そして、この基準は学校保健法で定められているものなので、学校や保育園、会社によっては独自のルールを設けている場合もあるので、注意しましょう。

それから、インフルエンザに感染したかどうかは、症状だけで独自に判断することはできないので、病院へ行って医師に検査をしてもらったり、診断してもらう必要があります。

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そして、インフルエンザの検査では「迅速診断キット」といって、鼻や喉の粘膜を採取して、10~15分ほどで診断結果が出る簡単な検査方法があります。

ただし、この検査方法には注意点があり、正しく診断するには発症してからウイルスが十分に増殖した24~48時間後に受ける必要があるそうなので、上記の例だと土曜日に検査を受けてしまっては、早過ぎて陰性と出る場合があるのです。

そのため、日曜の午前に検査を受け、タミフルなどの抗インフルエンザ薬を処方してもらい服用し始めると、月曜以降に解熱し、徐々に回復へと向かうことができます。

そして、陽性なのに陰性と判定されてしまう「疑陰性」はかなりの確率で出るようですが、扁桃腺の腫れ方や、症状の現れ方から医師が「陽性」と判断して、抗インフルエンザウイルス薬を処方してくれるので、心配しないでも大丈夫です。

ただ、もしもインフルエンザの症状の現れ方が軽く、風邪と誤診されてしまい、なかなか症状が回復しないようであれば、できるだけ早く病院へ行って、再度診断してもらった方が良いでしょう。

インフルエンザに感染しても発症させない対策とは?潜伏期間も

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インフルエンザは、一般的に感染してから、1~2日程度の潜伏期間をおいてから発症すると言われていますが、中には7日ほど経ってから発症する人もいるそうです。

そして、インフルエンザに感染しても、発症しない人もいて、こうしたタイプを不頸性感染というそうです。

それから、元々インフルエンザが発症するまでに時間を必要とするのは、体内でウイルスが発症する必要数まで増えるからと言われています。

一方、発症する前に体内でインフルエンザウイルスに対処してしまうことで、症状がでないまま感染を乗り切ることもできるんですね。

ちなみに、こうした不頸性感染の割合はインフルエンザで20~30%程度と言われていて、普段から健康的な生活を送っており、高い免疫力があること、そしてワクチンで事前に免疫力をつけている方に多いそうです。

要するに、事前に体力、そして免疫力を十分につけてことで、インフルエンザに感染しても症状が出ないまま、インフルエンザに感染していることに本人は気付かずインフルエンザを治すことができるんですね。

そのため、不頸性感染にするには、毎日22時以降の良質な睡眠をとったり、タンパク源を中心にバランスのとれた食事をとること、適度な運動を続け、ストレスをためない生活を送ることが何よりも大切な対策になります。

そして、当たり前のようですが、こうした正しい生活習慣を積み上げていくことで、非常に感染力が強く、感染すると突発的に増殖することの多いインフルエンザウイルスに感染しても、発症を防ぐことができるのです。

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インフルエンザの感染経路は?マスクの着用は必須?

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インフルエンザの不頸性感染についてお伝えしましたが、そもそもウイルスに感染しないようにするには、インフルエンザのウイルスが苦手な環境を作り、感染経路を考えてそこを予防することが大切になります。

・手洗い、うがい

インフルエンザはあらゆる経路で感染しますが、中でも最も多いのがくしゃみや咳といった「飛沫感染」によるものだとされています。

そして、感染した人のウイルスが付着した手で触った食器や家具、おもちゃ、タオルなどを共有することで、他の人の口や鼻などの粘膜に運ばれて感染することが多いため、こまめに手洗いを行なうことは最も有効な予防対策となるそうです。

そして、咳などで他の人の呼吸器官(口や鼻など)の粘膜へ侵入することもあるので、マスクの着用は必須となります。

それから、家に帰って来た後でも、家庭内で感染することがあるため、夜眠るときには喉を潤わせる効果のあるマスクを着用して休むと、お休み中の感染を防ぐことができますね。

また、体が水分不足になると、粘液に粘り気がでるため、粘膜についたウイルスを排出する機能が低下してしまうので、こまめに水分補給を行なうようにしましょう。

・換気

インフルエンザのウイルスは、部屋の中を浮遊していることが多いので、狭い部屋など気密性の高い場所では、ウイルスが比較的長く浮遊してしまいます。

そのため、1~2時間に1回くらいは換気を行なって、空気を入れ替えるようにしましょう。

・加湿、加温

インフルエンザウイルスに限らず、冬場に流行するウイルスは、冷たく乾燥した気候を好んで増殖します。

そのため、室温を20度以上、湿度を50~60%程度に保つことで、インフルエンザウイルスの増殖を抑制することができるので、エアコンや加湿器などを上手に使って、室温を適度に保つようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、インフルエンザの発症はいつからかということや、定義や確率とさせない対策についても詳しくお伝えしました。

インフルエンザでは、発熱が発症の目安になり、発症後5日間、または解熱から2~3日後までが発症期間と定義づけられているのでしたね。

そして、病院の検査では迅速診断キットでその場で感染結果が分かるのでおすすめで、万一、本来陽性なのに陰性と出てしまった場合にも医師の診断で陽性と診断され、的確な薬が服用されるので問題ないとのことでした。

また、感染しても発症しない確率が20~30%程度あるので、感染しても発症前にウイルスを撃退できるよう、正しい生活を送り体の免疫力を蓄えておくことが良い対策になるとのことでしたね。

さらに、インフルエンザウイルスが嫌がる環境作りなど感染予防についてもお伝えしましたが、そもそもかかりやすい人の傾向というのがあるので、次の記事もチェックしましょう!
↓↓↓
「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法」についての記事はコチラ!?

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