インフルエンザで長引く微熱や咳への対処法!原因もチェック!
インフルエンザは毎年かなりの数の患者が出る非常に厄介な病気ですが、なぜかいくつかの症状が長引くことがあります。
そんなときはもしかすると、インフルエンザの症状が長引く場合はインフルエンザではなく他の原因が含まれているかもしれません。
そうだとすると、インフルエンザから長引いている軽い微熱や咳は、放置するのは危険かもしれません。
そこで今回は、インフルエンザで長引く微熱や咳への対処法を確認し、原因についてもチェックしてお伝えしたいと思います。
目次
インフルエンザが長引く原因はなに?
インフルエンザが長引く原因は主に二つあり、一つは一般的に有名なA型のインフルエンザではなくB型に感染していた場合、もう一つは合併症を起こしている場合です。
◇インフルエンザが長引く原因①:B型に感染していたから
なぜB型で長引くことがあるかというと、ぶり返しが発生してしまい結果的に長引いてしまうケースがあるからです。
というのも、このB型はA型と比べて症状が軽く、熱も37~38度程度でおさまり、風邪と勘違いされることが多いため、誤って市販の風邪薬を使って熱を抑えてしまうこともあります。
ここで注意するポイントがあって、この「風邪薬を使って熱を抑えてしまう」という点に注目してください。
実は、この熱が出るという症状は体内のウイルスを処理していることを示していて、薬で熱を抑えてしまうと体内にあるインフルエンザウイルスを処理しきれない可能性がでてしまいます。
そして、もし処理しきれないと一時的にインフルエンザの症状が治まって熱は出なくなったとしても、少し期間をおくことで再度症状が現れるようになってしまうことがあるのです。
仮に、もしそうなってしまった場合はぶり返しが発生しているため、通常のインフルエンザより長引いてしまうでしょう。
また、お年寄りや幼児は熱をぶり返しやすく、ひどいときは合併症を引き起こすこともあるので、ぶり返し後の症状が重い場合には一度病院に行ってたとしても必ず再度病院で受診してくださいね。
そして、ここで注意点となるのはその年のインフルエンザの流行予想がA型のみであった場合、予防接種にはA型のみを用意することになるため、予防接種をしてもインフルエンザB型には感染することがあるという点です。
そのため、もしA型に対しての予防接種をしてもB型に感染するということを知らないと、インフルエンザB型に感染しても風邪と勘違いしてしまうでしょう。
そうすると普通の市販薬で解熱してしまうこととなり、ぶり返しが発生する確率が上がってしまいますので、予防接種をしたとしても流行予想外のインフルエンザにかかる可能性があることを覚えておいてくださいね。
◇インフルエンザが長引く原因②:合併症を起こしていたから
熱や咳の症状が止まらない場合は、インフルエンザが治っていたとしても他の病気が発症していることが考えられます。
というのも、インフルエンザに感染していると体力が落ち免疫力も低下しているため他の病気にかかりやすくなっているのです。
そのため、インフルエンザのウイルスが体の中からいなくなったとしても他の菌にやられてしまい、微熱や咳といった症状が続くことがあるのです。
また、最悪のパターンとしては、高熱や咳が止まらないで気管支炎に感染してしまい、さらに悪化して肺炎になることもあります。
このように、インフルエンザウイルスが肺に到達してしまい肺炎になってしまった場合は、高齢者であるなら25%という高確率で重症化すると言われていて、死に至ることがあります。
インフルエンザの咳や熱が長引く場合の対処法
まず、インフルエンザの咳や熱の症状が長引く場合、症状が軽くても病院に行って合併症を引き起こしているのか、それともまだインフルエンザが治っていないのかを確認しましょう。
ここで危険なのが放置して重症化することと、インフルエンザが実は治っていないことに気が付かないでインフルエンザウイルスを拡散させてしまうことです。
そのようなことにならないためにも、必ず自分の容態を確認することを先決にしてくださいね。
特に、高齢者や子供は要注意で、ぶり返しの確率や重症化する確率が高いため、インフルエンザが長引いていると少しでも感じたら必ず病院に行きましょう。
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インフルエンザの種類と症状の違いを知って、長引いた時に参考にしよう!
インフルエンザウイルスには多くの種類がありますが、人が感染するウイルスは大きく分けて3種類に分類されており、A型・B型・C型となっています。
これらの3種類は症状や流行する時期、ウイルスの変異のしやすさが異なっていてそれぞれ特徴が違います。
また、共通の症状として発熱・悪寒・頭痛・咳・くしゃみ・鼻水といったものがありますが症状のひどさは、種類によって異なってきます。
◇インフルエンザA型について
まず、症状にはインフルエンザに共通している発熱・悪寒・頭痛・咳・くしゃみ・鼻水と関節痛・気管支の痛みがあり、発熱は38~40度の高熱になりやすいです。
そして、流行時期は気温が低く乾燥した11月~2月で、ウイルスも変異がしやすく新型が生まれやすくなっています。
◇インフルエンザB型について
まず、症状にはインフルエンザに共通している発熱・悪寒・頭痛・咳・くしゃみ・鼻水に加えて胃痛・腹痛・下痢などの消化器の不調がありますが、熱は37~38度程度で済みます。
そして、流行時期は少し暖かくなり始めた2月~3月で一定の年数ごとに流行しますが、ウイルスの変異は緩やかでA型と比べても新型の出現率は低いです。
◇インフルエンザC型について
まず、症状にはインフルエンザに共通している発熱・悪寒・頭痛・咳・くしゃみ・鼻水がありますが、鼻水だけ多量に出るようになり、熱はB型と同じく37~38度程度で済みます。
そして、流行時期は特になく、多少冬に多く見られる程度で、ウイルスの変異もありません。
このように、インフルエンザウイルスの型ごとに流行の時期や症状が異なるので、症状が長引いている原因を考える時に参考にしてください。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、インフルエンザの症状が長引く原因と対処法、また、インフルエンザの種類について詳しくお伝えしました。
お伝えしたように怖いのは、合併症を引き起こして重症化してしまうことと治っていないことに気が付かないでインフルエンザウイルスをばらまいてしまうことです。
そのためにも、必ず症状が長引いていると思ったら病院に行って自分の状態を確認することが幼児や高齢者であるなら特に重要であるということでした。
最後に、これらの知識は自分の身を守るだけではなく家族や身近な人を守ることにもつながりますので、インフルエンザ症状が長引いている人を見つけたら必ず注意してあげて自分も感染しないようにしっかりとした予防を行い、再感染しないようにしましょうね。
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