インフルエンザで入浴はいつから可能?感染の確率と予防の仕方!
インフルエンザは、ウイルスの感染力が非常に強く、集団感染を起こしやすいので、感染すると周りへうつさないよう気を使いますよね。
そして、家庭内での感染も多いので、インフルエンザにかかったら入浴でも感染するのか、その確率について知りたいのではないでしょうか?
また、インフルエンザに感染したら、いつから入浴して良いのか時期の目安も気になりますよね。
そこで今回は、インフルエンザで入浴はいつから可能かといったことや、感染の確率や予防の仕方についても詳しくお伝えしていきます。
目次
インフルエンザの時の入浴の開始時期!感染の確率や予防についても
インフルエンザに感染すると、38度を超える高熱や全身症状が現れ、非常につらいだけでなく、感染しやすいのでまわりへ移してしまうこともありますが、特に家庭内感染が起きると家族が次々にインフルエンザで倒れてしまい、大変ですよね。
ちなみに、インフルエンザは次の3つの感染経路でうつるとされています。
1、 飛沫感染
飛沫感染は、咳やくしゃみなどで空気中にまき散らされたウイルスを吸い込んでしまい感染することを言います。
2、 接触感染
感染者がウイルスの付着した手でドアノブやおもちゃ、食器などを触り、それを共有し、口元や鼻などを触ることで感染することを言います。
3、 空気感染
ウイルスを含んだ飛沫の水分がなくなった細かい粒子が空気中を漂い、その粒子を吸い込むことにより感染することを言います。
このように、様々な感染経路でうつるインフルエンザですが、インフルエンザウイルスは高温多湿な環境を苦手としていて、温度が低く乾燥している場所を好むという特徴があります。
そして、室内が25度の場合は2日後にウイルスの感染力が2分の1に下がり、30度の場合は10分の1にも下がることや、湿度が50%の場合は約3%しかウイルスが生き残れないことも分かっています。
そのため、高温多湿の環境であるお風呂場で感染する心配はほとんどないので、家庭内で感染者が現れて、その人が入浴したお風呂場や、一緒に入浴したとしても、その入浴がきっかけで感染することはありません。
ただ、お風呂場とは違い、通常の室内の温度や湿度と近い脱衣所で感染する可能性はあり、入浴後にマスクをしていない状態で感染した子供の衣服を着替えさせていて、くしゃみや咳などによる飛沫感染が起こることはあります。
また、そもそもインフルエンザにかかっている時には、ウイルスと戦うことで体が大量にエネルギーを消費しているので、お風呂に入ることでさらに体力を消耗するのはおすすめできません。
そのため、インフルエンザへの感染後は、解熱して症状が落ち着いてから入浴を再開することとし、それまでは濡れたタオルで体を拭く程度で我慢するようにしましょう。
感染者が周りにいるときの予防法
インフルエンザの予防では、感染経路を考えてマスクを着用し、手洗いやうがいを徹底することや、感染した人とタオルなどを共有しないことが基本となります。
そして、ウイルスの特徴を考慮し、特に家庭内では加湿器を使って湿度を50%程度に保ち、エアコンで部屋の中を常に温めておくと、感染者が発したウイルスが空気中で生き残れる確率を減らすことができるので、他の人への感染予防になります。
また、濡れたタオルを部屋の中に吊るしておくだけでも効果があるので、おすすめですよ。
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インフルエンザの時は学校はいつまで休めばいいの?
インフルエンザはその感染力の強さから、学校保健安全法により、出席停止期間が定められている病気のため、学校はお休みしなければなりません。
そして、その期間は「解熱後、2日(幼児の場合は3日)」が基準になっていますが、学校や幼稚園、保育園によってはそれぞれ施設独自の基準を設けている所もあるようです。
そのため、子供がインフルエンザを発症したら、まずは学校へ連絡を入れてお休みする期間を聞き、その際に医師の診断書なども必要かなども聞いておくと良いでしょう。
それから、学校指定の期間内は出席停止扱いなので欠席とは異なりますが、その期間を過ぎても子供の症状が治らない場合は無理をして出席させず、症状の経過を見て子供の体調を優先させてから出席を再開させるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、インフルエンザで入浴はいつから可能かといったことや、感染の確率や予防の仕方についても詳しくお伝えしました。
まず、インフルエンザは飛沫感染、接触感染、空気感染と様々な感染経路でうつる感染力の強い病気ですが、ウイルスが高温多湿の環境を嫌う性質があるため、入浴時にお風呂場で感染する確率はほとんどないのでしたね。
ただ、入浴は体力を奪うので、ウイルスと戦っている最中には控えた方が良く、解熱して症状が落ち着いてから再開すると良いとのことでした。
また、予防には部屋を暖めたり湿度を50%程度に保つこともおすすめで、子供の感染の場合は出席停止扱いになるので、学校へ連絡を入れて確認し、症状が落ち着いてから無理のない範囲で出席を再開すると良いとのことでした。
インフルエンザは感染力が高く子供も大人もかかる病気ですが、特にかかりやすい人の特徴があるので次の記事をチェックしましょう!
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?
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