インフルエンザ疑い時の対応!解熱剤の使用や病院に行く目安!
毎年インフルエンザは、12月の終わりから3月くらいまで流行を見せますよね。
そして、インフルエンザの疑いがある場合は、感染の拡大を防ぐために、学校などの出席停止や会社も休まなければいけません。
また、インフルエンザの疑いがある時には、 高熱を防ぐためにイナビルなどの解熱剤の使用の目安も知っておきたいところですよね。
そこで、インフルエンザ疑い時の対応や、解熱剤の使用や病院に行く目安などについてご紹介していきます。
目次
インフルエンザの疑いがある時の対応の仕方
インフルエンザの疑いが考えられる状況とは、インフルエンザ感染者との接触があった時や、風邪の時とは違い、急な発熱や関節痛などが突然現れた時になります。
そして、インフルエンザの疑いがある時には、何よりも安静にすることが重要となってきますので、室温を冬の場合だと24℃くらいに暖め、寒さで体力が奪われないようにしましょう。
それから、インフルエンザのウイルスは乾燥すると活発になりやすいので、加湿器をかけるなどして部屋の湿度を保つようにしてくださいね。
もし加湿器がない場合でも、濡れたタオルを部屋に吊るしておくだけでも、湿度を上げることができますよ。
そして、休日や夜間に症状が出てしまった場合や、病院に行くまでにしておくと良いことは、インフルエンザでは高熱が出るため体の水分が失われてしまいやすいので、経口補水液やスポーツドリンクのように、体に吸収されやすいものでこまめに水分補給をすることです。
そのため、インフルエンザが流行する時期になると、経口補水液やスポーツドリンクを家に常備しておくと良いかもしれませんね。
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それでも、急な時に家に置いてなかったり、すぐに買いに行くことができない時は、自宅で経口補水液を簡単に作ることができます。
<用意するもの>
・空の1Lのペットボトル容器
ミネラルウォーターのペットボトルなどは1Lの物が多いので、普段から空の物を用意しておくと役に立ちますよ。
・塩3g(小さじ半分よりすこし多め)
・砂糖40g(大さじ4と半分より少し少なめ)
これらを混ぜ合わすと、簡易の経口補水液として、利用することができます。
さらに、家族同士、特に免疫力や体力のない小さなお子さんや、高齢者がいる場合は、部屋を分けたり、食器などの生活用品を分けるなどして、二次感染を防ぐようにしましょう。
その他に、インフルエンザが疑われる時に注意してほしいことは、症状を緩和させようと、むやみに常備薬や、市販の薬を飲まないでくださいね。
なぜなら、市販の薬の中には、炎症や解熱作用のあるアスピリンが使われているものや、鎮痛作用のあるサリチル酸系の医薬品が使われているものがあり、これをインフルエンザの時に使ってしまうと、インフルエンザ脳症などの重篤な副作用を引き起こした例があるからです。
ですので、病院でインフルエンザかの診断をまず受け、処方されたインフルエンザの抗ウイルス薬を服用するようにしてくださいね。
インフルエンザの疑いがある時の解熱剤の使用目安は?
インフルエンザは高熱が出るのが特徴で、小さな子供だと特に40℃以上の熱が出る場合もあり不安ですよね。
そんな場合、よく解熱剤は使用してはいけないなんていう言葉を耳にしますが、これは間違いで、高熱が続き体を冷やしてもなかなか熱が下がらない場合は、熱による体力の消耗や苦痛を楽にしてあげるためにも、38.5℃以上の熱が続く場合は解熱剤を使用してくださいね。
ただし、その時に注意してほしいことは、先ほどもご紹介しましたが大人の解熱剤などに使われているアスピリンや、良く市販で売られているロキソニンなどの解熱剤は、インフルエンザ脳症の危険性があるため絶対使用してはいけません。
そこで、使用しても良いとされている解熱剤は、小児科で処方されることが多い、アンヒバ座薬や、アルピニー座薬、カロナールですので、家に常備されている解熱剤がありましたら確認してみてくださいね。
その他にも、イナビルという吸入薬は、解熱効果が高く、吸入してから2日から4日で熱が下がると言われています。
しかも、10歳未満の子供には1本を1回吸入するだけで、インフルエンザに対して効果があると言われているので、吸入のし忘れもなく手軽ですね。
しかし、イナビルは吸入漏れがあってもやり直しができず、しかも脳症などの副作用が起きる可能性もあり、さらには、1回で吸入できてしまうので、薬を除去する方法がありません。
ですので、イナビルを利用して解熱する場合は、そうしたデメリットを、きちんと把握した上で使用するようにしましょう。
また、解熱剤を使うだけではなく、熱を早く下げたい場合は、大きな血管が通っている首筋や、脇の下、また足の付け根の内側を冷たいタオルなどで冷やしてみましょう。
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インフルエンザの疑いがある時に病院に行く目安は?
インフルエンザの検査で陽性反応が出るようになるのは、インフルエンザの症状が発症して12時間から24時間だと言われています。
ですので、できれば検査で正しい結果が出る12時間後までは自宅で安静にしている方が良いですね。
しかし、特に小さなお子さんの場合、インフルエンザでは高熱が出ますので、意識障害や、ぐったりしている、水分補給も上手くできないと言う場合には、すぐに病院を受診するようにしてください。
そして、インフルエンザの抗ウイルス薬としてリレンザ、イナビルなどの吸入薬と、タミフルなどの内服薬がありますが、これらは48時間以内に服用しなければ効果が期待できないと言われています。
また、インフルエンザでは、肺炎や脳症といった重篤になる危険性もありますので、自宅で治そうとせず、インフルエンザ発症から12時間から48時間以内に病院へ行くようにしてくださいね。
まとめ
今回は、インフルエンザの疑いがある時の対応や、解熱剤の使用や病院に行く目安などをご紹介いたしましが、いかがでしたでしょうか。
インフルエンザが疑われる時は、とにかく自宅で安静にし、水分補給をしっかり行い、ご紹介したような部分を中心に体を冷やし、熱を下げてくださいね。
そして、安易に市販の薬は使わずに48時間以内に病院を受診するようにしましょう。
また、このように重篤な症状が心配されるインフルエンザですが、一度かかれば必ずしも大丈夫とは言い切れず、同じシーズンに2回もかかってしまう人もいますので、予防もしっかり意識するようにしましょう。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?
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