インフルエンザウイルスの生存期間や排出期間!適切な対処法も
インフルエンザは、毎年寒い時期になると流行の知らせを聞くウイルス性の感染症で、全身に症状が出てとてもつらいですよね。
そのため、インフルエンザウイルスが増殖してからの体内での生存期間や、死滅し排出期間を終えるのはいつかなどを知りたいのではないでしょうか。
また、インフルエンザウイルスの除菌のためにマスクを着用するなど、適切な対処法も気になりますよね。
そこで今回は、インフルエンザウイルスの生存期間や排出器官、また、適切な対処法についても詳しくお伝えしていきます。
目次
インフルエンザウイルスの生存期間や排出期間は?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる全身の症状ですが、ウイルスの感染力は非常に強いために集団感染を起こしやすく、毎年冬になると必ず流行の知らせを聞きますよね。
そして、生存しやすい環境というのがウイルスのタイプによって異なるので、インフルエンザの場合はどうなのかをチェックしてみましょう。
インフルエンザの生存期間は?排出期間も
インフルエンザのウイルスが生存しやすい環境は、温度と湿度がポイントで、温度32度、湿度50%では6時間後のウイルス生存率は0になると言われています。
このため、インフルエンザウイルスは高温度、高湿度に弱いということになりますよね。
ただ、インフルエンザの流行シーズンである11月末から5月には、温度も湿度も下がるため、インフルエンザのウイルスが生存しやすくなり、活性化してしまうのです。
そして、インフルエンザウイルスが感染すると、人体にウイルスが侵入してから2、3日間が一番増殖し、それに対して体の免疫はウイルスを死滅させたり排出させるために反応するので、熱を上昇させ、くしゃみや咳の症状が現れます。
これによってインフルエンザのウイルスが排出され、体の中のウイルスが死滅するには、増殖するまでと同じ速度で減るので、完全に排出されるのは5日から6日ほどかかるとされています。
なので、一般的に、インフルエンザに感染すると発症から1週間は外出を控えるように言われますが、これはウイルスの生存期間や排出期間を合わせた日数から考えられているのです。
ただ、これはあくまで目安なので、微熱が続いているなどの症状が長引いている場合は、インフルエンザウイルスが体内に残っている証拠なので、油断せずにきちんと休み、薬は最後まで飲みきるようにしましょう。
除菌のための適切な対処法は?
インフルエンザウイルスは感染力が非常に強いですが、感染者がまわりにうつす可能性が高いのは発症から3日間と言われていて、くしゃみや咳などで空気に散らばったウイルスは、約24時間空気中で生存し続けるとされています。
そのため、感染者がいる場合は、特に感染直後に注意するようにすることと、ウイルスは低い温度と湿度だと生存しやすいため、エアコンで室内を適度に温め、加湿器を使って湿度を50%程度に保つとインフルエンザウイルスが死滅しやすくなります。
また、インフルエンザウイルスの感染経路はほとんどがくしゃみや咳と言われているので、マスクの着用や、手洗いやうがいは除菌・防菌のために必ず行なった方が良い対処法です。
そして、ビタミンCやビタミンD、ビタミンEといった、ウイルスの侵入を阻害し体を守ってくれる栄養素を意識して摂るようにし、バランスの良い食事や良質な睡眠をたっぷりとるといった生活習慣をきちんと見直すこともウイルスの除菌に効果的です。
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インフルエンザウイルスの除菌にファブリーズは効果的?
家庭内の除菌スプレーとして有名な「ファブリーズ」は「99.9%の除菌力」をうたっていますが、インフルエンザにも効果があるのか気になりますよね。
確かに、インフルエンザは家庭にある布にウイルスを付着させて、ウイルス除去と同様の実験をしてその効果を確認していると広報的にも発表をしているのですが、実際には人体には向けて使用できないので、手などの除菌には使うことができません。
そのため、除菌の簡単さだけで見ると、ファブリーズよりも手にも使えるアルコールの方が優れているということになります。
なので、アルコールで除菌できるものはアルコールを積極的に使用し、衣類や寝具は帰宅後にファブリーズで除菌するなど、使い分けるようにしましょう。
また、インフルエンザが流行する時期になるとニュースなどで一斉に「手洗い、うがい、除菌」などとよく聞くようになりますし、もちろん除菌は大切です。
ただ、人間の体は本来、たくさんのウイルスや細菌と共存し、バランスをとりながら生きていけるようにできているので、あまり除菌に過敏になりすぎてかえってストレスをためてしまい、免疫力が低下するといったことにならないように注意しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、インフルエンザウイルスの生存期間や排出期間、また、適切な対処法についても詳しくお伝えしました。
まず、インフルエンザウイルスは温度と湿度共に低い環境が生存しやすく、体内に侵入し増殖してから3日間は特に感染しやすく、さらに3日間ほどかけて排出されるので、合計で1週間の間は生存期間になるのでしたね。
そのため、インフルエンザウイルスにかからないよう除菌をするには、エアコンで室内を暖めたり加湿器で湿度を高めに保つと良く、手洗いやうがいといった衛生習慣や、抗ウイルス作用のある栄養素を摂るのも良いのでしたね。
そして、アルコールやファブリーズも使い分けると有効なのですが、あまり過敏になりすぎてストレスをためてしまい、免疫力を下げないよう注意すると良いのでしたね!
ただ、こうしたインフルエンザなどの感染症にはかかりやすい人のタイプというのがあるので、次の記事もチェックしてみましょう!
↓↓↓
「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?
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