ノロウイルスの予兆や発症までの時間！無症状や発症しない理由も

ノロウイルスは、牡蠣などの食材を食べて感染するか、感染者からの接触などでうつることの多いウイルス性胃腸炎の一種で、激しい下痢の症状などが現れます。

そのため、ノロウイルスの予兆や、予兆が出た時の対応、発症までの時間（潜伏期間）が知りたいのではないでしょうか？

また、ノロウイルスでは無症状の場合があるのですが、発症しない理由も気になりますよね。

そこで今回は、ノロウイルスの予兆や発症までの時間や、無症状や発症しない理由について詳しくお伝えしていきます。

ノロウイルスの予兆や発症までの時間は？無症状の場合も!?

ノロウイルスは、牡蠣などの二枚貝が原因食材となることが多いですが、感染した人から人へうつることも多く、ウイルスの感染力は非常に強いとされています。

そして、ノロウイルスが体内に入ったとたんに爆発的に増殖し、発症するまでの時間は24～48時間と潜伏期間がとても短いことが特徴です。

それから、ノロウイルスは「急性胃腸炎」の一種なので、ほとんどの場合が無自覚なまま突発的に症状が現れます。

ただ、予兆があるとすれば、

＊微熱

＊チクチクと刺すようなツライ腹痛の症状

また、大人の場合は頭痛を感じる方もいるそうですが、これは発熱によるものですね。

そして、この後に激しい下痢や嘔吐の症状が現れ、大人の場合は1～3日、子どもの場合だと3～5日の間症状が続いて治まるのが平均的な症例のようです。

ただし、症状は人によって個人差があり、水分補給をしてもすぐに嘔吐してしまうくらい重症化する場合もあれば、軽い嘔吐の症状のみしか現れずに済むといったように比較的軽症で済む場合もあるそうです。

そのため、中には全くの無症状のままウイルスが排出されたり、軽い下痢程度で感染したことにも気付かない方もいますが、こうしたノロウイルスにおける無症状の理由は、その人が持つ「体の免疫力」によるものだとされています。

そして、体の免疫力が高ければ、ノロウイルスに感染したとしても、ウイルスを体の中から排出する働きをサポートし、自然に治癒することができるので、激しい下痢や嘔吐に苦しむことなく、済むんですね。

ちなみに、こうしたノロウイルスにおける無症状のケースは、子どもよりも大人の方が多いそうですが、症状が出ないとはいえ、ウイルス感染はしているので、無自覚のうちに他の人へうつしてしまうこともあるので、そもそも感染しないように予防することは大切です。

ノロウイルスは、感染力が非常に強く、原因食材を直接口にする経口感染よりも、感染した人のウイルスが付着した手と接触したり、使用後のトイレやタオルの共用など、様々なことが原因で感染するので、予防をするのがとても難しいです。

ただし、ノロウイルスの特徴は冬場に流行るということが一つあるので、特に寒い時期になったら、次の基本的な予防法を徹底的に行なうようにしましょう、

衛生的な手洗いは、水でさっと洗う手洗いではなく、石けんを使って手首まで2度洗いし、ふいて、消毒まで行なうようにしましょう。

特に、キッチンでの調理時に衛生的でない手を使って調理をすることで感染することが多いそうです。

多くの人が利用するトイレやお風呂、キッチンは、ウイルスに汚染されている可能性が高いため、こまめに洗浄を行ない、除菌するようにしましょう。

特に見落としがちなのがドアノブや手すりなので、普段気付かぬところほど徹底して掃除をすることをおすすめします。

ノロウイルスは、牡蠣などの二枚貝を不衛生な環境で調理したり、十分に加熱していない状態で食することで発症することが多いのですが、こうしたノロウイルス汚染の可能性のある食品の場合は、できれば「85～90℃で90秒間以上」加熱するようにしましょう。

そして、加熱後の食品の温度を計るなら、中心温度計というのがネットなどでも購入できるので、特に小さなお子さんがいる家庭ではこうしたものを一つ常備しておくと安心ですよね。

いかがでしたでしょうか？

今回は、ノロウイルスの予兆や発症までの時間、また、無症状や発症しない理由について詳しくお伝えしました。

まず、ノロウイルスは、感染してから2日以内と短い潜伏期間を経て突発的に症状が現れることが多いですが、予兆があるとしたら微熱やちくちくと刺すような腹痛があるのでしたね。

そして、症状には個人差があり、大人ほど無症状で済み、発症しないこともあるのですが、これには体の免疫力が関係していて、免疫力が高い人ほど自然に治癒することができるのでした。

ただ、小さな子どもは免疫力が元々低く、ノロウイルスに感染するとつらいので、家庭でできる予防法をお伝えしましたが、何よりも大事なのは体の免疫力を高めることなので、次の記事もぜひチェックして下さいね！
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