ノロウイルスにかかった幼児の症状と対処法!食事の注意点も!

画像1ノロウイルスは、冬から春にかけて寒い時期に流行しやすいウイルス性の感染症で、乳幼児から大人まで様々な年齢の人がかかります。

しかし、乳幼児の場合、意思の疎通がうまくできないので、やはり心配ですが、ノロウイルスにかかった幼児の場合、下痢などの症状はどのような感じなのでしょうか?

また、ノロウイルスにかかった幼児へはどのように対処し、食事はどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。

そこで今回は、ノロウイルスにかかった幼児の症状と対処法や、食事の注意点について詳しくお伝えしていきます。

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ノロウイルスにかかった幼児の症状と対処法は?食事の注意点など

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ノロウイルスは、冬に旬を迎える牡蠣などの二枚貝が原因になって発症することも多い感染症ですが、食べ物を直接食べることで感染する経口感染以外にも、感染した人の手を介してうつったり、くしゃみなどの飛沫感染でもうつることがあります。

そのため、牡蠣などの二枚貝を生食で食べることの多い大人だけでなく、幼児でも感染することが多いのですが、大人と子供では症状が異なるので、次の通り見ていきましょう。

ノロウイルスの症状で幼児の場合は?対処法も

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幼児のノロウイルスの症状としては、最初に微熱が発生し、その後に嘔吐や強い腹痛の症状が現れますが、高熱が出るのは稀なことで、基本的には38度程度だそうです。

そして、だんだんと指すような腹痛に変わって、水のような下痢が出て、嘔吐を繰り返すことになるのですが、大人に比べて症状が長引きやすく、大人が1~3日で症状が治まるのに対して、幼児の場合は3~5日と長く続くことが多いそうです。

そのため、食事はもちろんのこと、水分を摂ることも困難になり、熱や下痢、嘔吐で大量に体液が体の中から失われてしまうため、脱水症状になる危険性が高いです。

ただし、ノロウイルスには有効な抗ウイルス剤がないため、病院を受診しても薬を処方してもらえず、基本的には自宅で安静にしながら、便を通じてウイルスが排出しきるのを待つことが対処法となります。

そして、激しい下痢や嘔吐を抑えるために、下痢止めや吐き気止めを使う方もいるようですが、一時的には症状が治まっても、薬の服用をやめると症状が再発して悪化したり、服用している最中に激しい腹痛が現れることもあるのでオススメできません。

なので、使うとしたらビオフェルミンなどの整腸剤を服用すると、ノロウイルスによってダメージを受けた腸内環境が整って、悪玉菌が減り、善玉菌が増えるといった腸内環境の改善がなされて、症状の緩和に間接的に効果があるのでオススメですよ。

それから、最も気をつけたいのが脱水症状なので、体を冷やさないように温かいほうじ茶や麦茶を飲ませ、同時に梅干しや塩など、少量ずつ塩分をこまめに摂るように気をつけましょう。

また、スポーツドリンクや経口保水液もオススメですが、冷蔵庫で冷やしてしまうとかえって体を冷やし、症状を悪化させることがあるので、常温にして少しずつ飲ませてあげると良いのではないでしょうか。

幼児のノロウイルスの場合は、大人ほど症状が重くならないものの、長く続くため脱水症状で病院に運ばれ、入院治療を行うことが多いそうです。

そのため、尿が出なくなる、水分を自分で取ることができないなどといった本格的な脱水症状の状態に陥る前に、少し早めに病院を受診すると、点滴投与で症状を回復させることができるので、無理をしないようにすることが重要です。

ノロウイルスに幼児がかかった場合の食事の注意点は?

ノロウイルスに幼児がかかった場合は、便の具合を見て食事を与えるようにしましょう。

まず、水っぽい便が出ている間は、無理をして食事をしなくて良いので、基本的にはお茶と塩分のみとし、少し便の形が戻ってきたら、水分比率の多いおかゆで、重湯などを炊いて食べさせてあげるようにしましょう。

また、ゼリーやりんごジュースなども良いですが、ゼリーの場合は柑橘系の果物が入ったものはNGで、柑橘類は弱った胃腸への刺激が強く、下痢症状を悪化させるので注意しましょう。

それから、辛い食べ物や、消化に負担をかける食物繊維が豊富な野菜などもNGですが、かぼちゃのスープなどであれば体を温める効果もあり、オススメですよ。

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ノロウイルスにかかった時の便の色や臭いの特徴は?

幼児が下痢を起こすことは珍しくなく、他の感染症でロタウイルスなどにかかるとノロウイルスとの症状の違いがほとんどなくて、見分けがしづらいので、対処に困りますよね。

なので、もし幼児が突然下痢症状を起こしたら、その便の色や臭いをチェックして見分けるようにしましょう。

そして、ノロウイルスの場合は水っぽく白色の便が出て、ここまではロタウイルスと同じですが、臭いが特徴的で、魚が腐ったような生臭い強烈な臭いがするそうです。

それに対し、ロタウイルスは酸っぱいような鼻につく臭いがするそうです。

ただし、ノロウイルスでもロタウイルスでも対処法は同じなので、白色の水っぽい便でこうした特徴的な臭いがしたら、ウイルス性感染症を疑った方が良いですが、こうした特徴がない場合は、風邪やインフルエンザなどの可能性も考えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノロウイルスにかかった幼児の症状と対処法や、食事の注意点について詳しくお伝えしました。

幼児のノロウイルスは、初めに微熱が現れ、続いて嘔吐や下痢が始まりますが、大人に比べて長引きやすいので、自宅で安静にし水分を摂りながら、ウイルスが排出されるのを待って対処すると良いのでした。

そして、脱水症状にかかりやすいので、水分と塩分はこまめに摂るようにし、もしもの場合は病院で点滴治療を受ける必要があるのでした。

また、食事は水っぽい便の間は与えなくて良く、便の具合を見て重湯から始め、食物繊維が豊富な野菜や辛いもの、柑橘類は避けるのでしたね。

幼児の下痢は珍しいものではないですが、ロタウイルスなどと同様、臭いや色に特徴のある便が出たら、ウイルス性感染症の疑いが高いため、注意して対処し、免疫が弱い子供でもノロウイルス予防ができるよう次の記事をチェックしましょう!
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「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?

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