ノロウイルスの感染力はいつまで続く?菌の生存期間や寿命!

画像1急性胃腸炎の中でもノロウイルスによる感染症は、感染力が非常に強く、うつるとつらい症状に襲われるので困りますよね。

そのため、ノロウイルスの感染力はいつまで続くのか、その期間が気になるのではないでしょうか?

また、ノロウイルスの菌の生存期間や寿命や、どうやったら死滅するのかといったことも知りたいですよね。

そこで今回は、ノロウイルスの感染力はいつまで続くのかといったことや菌の生存期間や寿命について詳しくお伝えしていきます。

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ノロウイルスの感染力はいつまで続く?菌の持続期間など

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ノロウイルスによる感染症は、冬から春にかけて流行しやすく、牡蠣など冬場に旬を迎える貝類が原因食材となり、その食べ物を口に含んだ「経口感染」で感染するとされています。

ただ、菌、正確にはウイルスが付着した感染者の手が他の人の手に触れる「接触感染」や、感染者のくしゃみや咳などといった「飛沫感染」でもうつることがあり、ノロウイルスはこうした人から人への感染例の方が経口感染よりも多いという研究結果が出ています。

そして、感染すると突発的な下痢、嘔吐、発熱などの症状が現れ、その症状は非常に重く、脱水症状を起こして入院する人も少なくありません。

ノロウイルスの感染力はいつまで続く?菌の持続期間や寿命は?

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ノロウイルスは、潜伏期間および発症期間は一般的に短く、感染から24~48時間で発症し、体力のある大人の場合は2~3日で症状が治まり、子供でも5日程度で元の体力を取り戻すことができるとされています。

しかし、ノロウイルスの感染力は非常に強い上に、感染から1週間程度と長く続き、特に発症後3日間に関しては、感染力が非常に強く残っているため、注意が必要です。

また現状、腸管で感染したノロウイルスに対する対ウイルス薬やワクチンなどはないため、免疫の力で体内から排泄されるのを、安静にしながら待つことが唯一の治療方法となります。

それから、ノロウイルスは空気中では生存できないので、吐瀉物などは次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行えば死滅しますが、体内にいったん入ると猛スピードで増殖し、ウイルスの寿命は1ヶ月もあるそうです。

そのため、見た目には嘔吐や下痢などの症状が治まっていても、便からは1ヶ月の間、ウイルスが排出され続けるので、乳幼児のオムツ処理をする大人に感染したり、発症した人と同じタオルを使ったりするとうつる危険性があるのです。

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ノロウイルスの二次感染を防ぐ!自宅で簡単に作れる消毒液は?

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ノロウイルスは感染力が非常に強く、ウイルスの持続期間も長いため、家庭内で乳幼児が感染し、そこから大人にもうつって家庭内感染する例が非常に多いので大変です。

そのため、特にノロウイルスが流行しやすい冬から春にかけては、次の通り自宅で簡単に作れる消毒液をストックしておき、いざという時に対処できるようにしましょう。

ノロウイルスに効果的な消毒液の作り方

ノロウイルスに効果的な消毒液の元となるのはキッチンハイターなど家庭用塩素系漂白剤に5%の濃度で含まれている「次亜塩素酸ナトリウム」という化学物質で、用途に応じて濃度を変えて使用しましょう。

1) 感染者が直接触れた場所・物を消毒する場合…漂白剤を0.02%の濃度に薄めて使用

2) 吐瀉物、便などが付着した場所、物を消毒する場合…漂白剤を0.1%の濃度に薄めて使用

こうして、ノロウイルスの感染者が吐いたものが落ちた床や吐瀉物が付着した衣服などに限らず、感染者が触れたおもちゃやドアノブ、テーブルなどもこまめに消毒することで、家庭内の感染を予防することができます。

ただし、次亜塩素酸ナトリウムは強力な消毒液である一方、人体にとって有害な作用をもたらす物質なので、換気は十分に行い、使い捨ての手袋やマスクを装着した状態で取り扱い、普段は子供の手が届かない場所に保管しておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノロウイルスの感染力はいつまで続くのかといったことやウイルスの生存期間や寿命について詳しくお伝えしました。

まず、ノロウイルスの感染力は非常に強く、感染期間は1週間は続き、ウイルスは空気中に出ると死滅しますが、体内に入ると一気に増殖し、寿命は1ヶ月もあるのでした。

そのため、特に家庭内感染の事例が多いので、次亜塩素酸ナトリウムを用いた消毒液の作り方をお伝えしたので、冬場は常備しておき、取り扱いに注意しながら用途に応じて使用するようにしましょう。

また、ノロウイルスに2度感染しないよう、正しい予防法については次の記事をチェックしましょう!
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「ノロウイルスの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?

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