アトピーでリンパ節にしこりや腫れができる理由と対処法!
アトピーの人は、湿疹の症状だけでなく、首や脇などのリンパ節にしこりや腫れができることが多いと言います。
しこりや腫れと聞くと、ガンなどの悪性腫瘍ではないかと心配になりますが、アトピーの人にできやすいリンパ節のしこりや腫れは、何が原因なのでしょうか。
また、アトピーの人がリンパ節のしこりや腫れに気付いた場合、そのまま放っておいても良いのか、何か特別な処置が必要なのかも気になりますよね。
そこで今回は、アトピーでリンパ節にしこりや腫れができる理由と対処法についてをご紹介いたします。
目次
アトピーの人にできるリンパ節のしこりや腫れの特徴はコチラ!?
・リンパ節とは
まず、リンパ節は免疫器官であり、リンパ管の途中にあるのですが、異物が体内に入り込んでしまった場合に、それらが全身に循環するのを留める機能を持っています。
そして、このリンパ節は鎖骨や脇の下、耳の下、首の後ろ、太ももの付け根、腹部、肘の内側や膝の裏側など、全身の様々な箇所にあります。
また、アトピーはリンパ節の周りにできやすいとも言われていることからも、密接な関係があることが考えられます。
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・アトピーの人のリンパ節のしこりや腫れの特徴
アトピーの人にできやすいリンパ節のしこりの特徴として、個人差はありますが、痛みはなく、あまり大きさが変化しないそうで、消えたり、出たりを繰り返す場合が多いそうです。
ただ、ここで注意してほしいのが、まずしこりに強い痛みがある場合や、しこりができてから発熱している場合、どんどん大きくなっている場合は、早めに病院に行くようにしてください。
なぜなら、そういった症状の場合はアトピーが原因ではなく、他のウイルスや細菌の感染からリンパ節にしこりや腫れができている可能性が高いからです。
アトピーの人にできるリンパ節のしこりや腫れの原因はコチラ!?
では、なぜアトピーの人のリンパ節にしこりや腫れができやすいのか、いくつか考えられる原因をご紹介します。
・皮膚を修復するため
アトピーがかゆくて身体を掻くと、皮膚は炎症を起こしますので、その炎症を抑えて修復するために白血球が活発になり、リンパ節にしこりや腫れができると言われています。
そのため、アトピーの症状が悪化している時に、リンパ節が同時に腫れてくる人も多いそうですが、この場合はアトピーの症状が落ち着く頃にはリンパ節の腫れも落ち着いてくるようです。
・免疫力が低下しているため
運動不足であったり、不規則な睡眠や食事をしていると、身体のメカニズムをつかさどる自律神経が狂い始めて新陳代謝が悪くなり、排尿や排便、汗などが出にくくなります。
そうなると、身体に老廃物が溜まりやすくなりますが、健康な状態であれば、リンパ節がフィルターの役目を果たしてくれます。
しかし、免疫力が低下しているとその機能も弱まり、リンパ節に老廃物が留まってしまい、しこりや腫れの原因になってしまうようです。
そして、自律神経の乱れはアトピーの原因のひとつであるとも言われていますので、リンパ節が腫れることと、アトピーは、やはり繋がっていると言えます。
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アトピーの人にできるリンパ節のしこりや腫れの対処法はコチラ!?
アトピーの人のリンパ節のしこりや腫れに対して、一時的に抗生物質を処方される場合もあるようです。
ただ、抗生物質は長期間飲み続けるものではありませんし、繰り返しできることの多いリンパ節のしこりや腫れの根本的な解決にはなりませんので、別の対処法をご紹介します。
・リンパマッサージをする
リンパ管を流れるリンパ液は最終的に鎖骨の静脈と合流し排泄されるため、鎖骨のリンパ節は特に老廃物が滞りやすいようです。
そのため、出口をきちんと開けておくために、鎖骨のあたりをマッサージすることで、リンパ節のしこりや腫れが少し良くなることが多いのだとか。
その際、リンパの流れに沿ってマッサージすることが大切で、鎖骨の場合は内側から外側に流すように行うと良いそうです。
鎖骨のリンパマッサージの方法は映像で見た方がわかりやすいと思いますので、以下の動画を参考にしてくださいね。
・適度な運動をする
さきほどご紹介したように、新陳代謝が落ち老廃物が溜まることはアトピーの原因でもあり、リンパ節のしこりや腫れの原因にもなるので、身体を動かして汗をかくことも大切です。
ただ、運動能力には個人差がありますので、自分が持続できるレベルの運動から始めて、毎日続けてみることをおすすめします。
そして、運動をすることは自律神経を整えることにも繋がりますし、肌のターンオーバーにも効果があると言われていますので、アトピーの改善にもなりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、アトピーでリンパ節にしこりや腫れができる理由と対処法についてをご紹介いたしました。
アトピーの原因と、リンパ節にしこりや腫れができる原因は、密接に関係していることがわかりましたね。
できれば、薬を飲むことで簡単に治したいと思ってしまいますが、一時的な薬での治療では根本の解決は難しいようです。
したがって、ご紹介したようにマッサージや運動をしてみたり、食事などの生活習慣を見直してアトピーを予防していけば、リンパ節の腫れやしこりも防げるのではないでしょうか。
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