アトピーで腸壁がダメージを受ける理由と対処法!乳酸菌の効果も

1アトピーの場合、湿疹が出ている皮膚のケアばかりに目が向きがちですが、実は腸と密接な関係があると言われており、腸壁の状態がアトピーに影響していることもあるのだとか。

それならば、アトピーを改善するために腸内環境を整えたいものですが、腸を温めることが良いのか、はたまた乳酸菌を摂取すれば良いのか、どんな方法が良いのか悩みますよね。

そこで今回は、アトピーで腸壁がダメージを受ける理由と対処法や乳酸菌の効果についてをご紹介いたします。

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アトピーで腸壁がダメージを受ける理由はコチラ!?

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まず「腸壁」とは、その名の通り腸の壁のことで、内側から「粘膜」「粘膜下組織」「筋層」および「漿膜(しょうまく)」からなり、消化や吸収に重要な働きをしています。

ただ、この腸壁がダメージを受けてしまうと、アレルギー物質が腸管から侵入してしまい、皮膚にアトピーとして現れてくる場合があるのだとか。

では、なぜ腸壁がダメージを受けてしまうかというと、一番の原因は「砂糖の過剰摂取」であると言われています。

・砂糖を控えて腸を温める

「冷えは万病の敵」と言うように、内臓も冷えることによって、身体に様々な悪影響が現れてしまいます。

そこで、冷えないようにする方法として、冷たい飲み物や食べ物を避けたり、靴下や湯たんぽ、腹巻きなど外側から温めることも大切ですが、実は、砂糖の摂り過ぎも腸を冷やしてしまうようです。

そして、腸は冷えてしまうと代謝などの働きも悪くなり、腸壁もダメージを受けやすい状態になってしまうのだとか。

そうなると、自律神経が乱れ、アトピーを含めたアレルギー症状が出やすい身体になってしまうそうなので、砂糖の過剰摂取には注意が必要です。

・砂糖はカンジタ菌の大好物

その他に、砂糖を過剰に摂取すると腸壁にダメージを与えてしまう理由は、砂糖が腸壁を傷つけてしまう「カンジタ菌」の大好物であるためなのだとか。

このカンジタ菌は常在菌として元々存在している菌であるため、通常の腸内バランスであれば問題ないですが、砂糖を大量に摂取することで繁殖力を増し、腸壁にダメージを与えてしまうようです。

そのため、砂糖の過剰摂取を避けることで、カンジタ菌の数量を通常のバランスで保つことになり、アトピーに悪影響を与えることを防ぐことに繋がります。

・アトピーの人は低血糖症の傾向がある

また、砂糖の過剰摂取とアトピーの関係性として、砂糖を摂りすぎると体内でインシュリンが過剰分泌され、「低血糖症」になることがあります。

この低血糖症とは、血糖値が低くなる疾患で、精神的にも身体的にも様々な不調が引き起こされることがあり、アトピーの原因にもなっているようです。

また、低血糖症は砂糖以外にも炭水化物を多く摂取する人に見られるそうなので、これらの摂取を減らし、高タンパク質で低糖質な食事を心がけることが重要だと言われています。

アトピーを改善するために腸壁を強くする対処法はコチラ!?

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前述したように「砂糖の過剰摂取」が腸壁にダメージを与えると言われていますので、まずは、砂糖をなるべく控えるようにしましょう。

ちなみに、世界保健機関のWHOが推奨している砂糖の摂取目標は1日25g なのですが、ソーダなどの甘味飲料はペットボトル1本で約50g 近くの砂糖が含まれているようです。

そう考えると、ジュースはまず避けた方が良いですし、市販されているお菓子もなるべく控えるようにした方が良さそうですね。

でも、疲れている時や口さみしい時にどうしても甘い物が食べたくなることはありますし、我慢しすぎるとストレスになり、それがアトピーの原因になっても困ります。

そこでおすすめなのが「オリゴ糖」で、腸内細菌バランスを健全化し、アレルギー体質の改善に効果を発揮すると言われています。

なので、砂糖代わりにオリゴ糖を使うと良いですし、最近はオリゴ糖配合のお菓子も市販されているようですよ。

ただ、気を付けてほしいのは、市販のオリゴ糖配合のお菓子の場合は、オリゴ糖以外に砂糖も配合されている場合があるので、成分表をきちんと確認するようにしましょうね。

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アトピーを改善するための腸内環境には乳酸菌が必要?

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「腸といえば乳酸菌」と思い浮かぶほど、やはり腸内環境を整えるには乳酸菌は大切で、腸壁を修復する働きをしてくれるそうです。

なぜなら、腸内には約300種類、100兆個の腸内細菌がいると言われていて、主に「善玉菌」と「悪玉菌」の名前をよく聞きますよね。

そして悪玉菌が多い状態であると、自律神経の働きを乱し、アレルギーの症状が強く出てくるため、アトピーの人は悪玉菌よりも善玉菌を増やす必要があります。

そこで注目してほしい腸内細菌が「日和見菌」の存在で、実は最も数が多い菌なのだとか。

この日和見菌は善玉菌が増えれば善玉菌になり、悪玉菌が増えれば悪玉菌になるという、少し変わった性質があるようです。

そのため、乳酸菌を摂取して腸内に善玉菌を増やしてあげると、日和見菌も善玉菌になってくれるので、腸内環境を整え腸壁を強くしてくれるのだとか。

したがって、ヨーグルトや乳酸菌飲料を摂取し、腸内の善玉菌を増やすことで日和見菌を味方に付け、アトピーに影響のある腸壁を強くしていきましょう。

そして、乳酸菌飲料も様々な種類がありますが、カゴメの「ラブレ」は砂糖不使用であるため、アトピーの人にはおすすめです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、アトピーで腸壁がダメージを受ける理由と対処法や乳酸菌の効果についてご紹介いたしました。

アトピーと密接な関係にある腸壁は、砂糖の過剰摂取でダメージを受けやすいことがわかりました。

ただ、甘いものを完全に遮断するのは精神的にも少しつらいと思いますので、砂糖をオリゴ糖で代用したりと工夫して食べていきたいですね。

また、腸内環境を整える乳酸菌を増やすためには日和見菌を味方に付けるというのも、意外な発見だったのではないでしょうか。

そして、アトピーに影響する腸内環境は普段の食生活や生活習慣で良くも悪くもなりますので、日々の暮らしで気を付けながらアトピー対策をしていきましょう。
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「アトピーの予防や掻きたい衝動などの症状を改善する方法!」についての記事はコチラ!?

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