アトピーの症状で腕や足などの目に見える部分だけでなく、頭もかゆい時があり、掻いてしまうとふけが出てしまうので、見た目も気になり、つらいですよね。

そして、アトピーが悪化すると頭がかゆいだけでなく、汁が出て来てしまうこともあり、その場合は何か薬を使うべきなのか気になりますよね。

また、アトピーで頭に症状がある場合、通常のシャンプーを使って良いのか、また保湿や乾燥による影響についても知っておきたいものです。

そこで今回は、アトピーで頭からふけや汁が出る時の対処法やかゆい時についてをご紹介いたします。

アトピーで頭がかゆい時やふけが出る時の対処法はコチラ!?

体の皮膚に比べて、頭皮は皮脂を分泌する皮脂腺が発達していることや、皮膚の上に髪の毛があることから、むれやすく雑菌が増えやすいと言います。

そして、アトピーの人は肌が敏感であるため、頭がかゆくなり掻いてしまうことでふけが出てしまうようですので、頭皮に刺激をあまり与えずに雑菌を増やさない対策が必要なのだとか。

・シャンプーをきちんと選ぶ

まず頭皮への刺激を考えると、何よりもシャンプーの影響力は大きいので、自分に合ったものを選ぶことが重要です。

そうは言っても、種類は多いですし使ってみないと合うかどうかわからないのが正直なところですが、シャンプーを選ぶ際に、ひとつ確認してほしいことがあります。

それは「合成界面活性剤」が配合されているかどうかで、この成分は洗浄力の面では優秀なのですが、アトピーの場合は刺激が強すぎると言われています。

したがって、合成界面活性剤が含まれていない敏感肌用のシャンプーを選ぶ方が、アトピーに低刺激で良いのではないでしょうか。

ただ、成分表には「合成界面活性剤」とそのまま書かれているのではなく、「ラウリス硫酸Na」もしくは「ラウレス硫酸Na」など「硫酸」の文字があることが多いようですので、ご確認くださいね。

・アトピーによるフケを防ぐ低刺激のおすすめシャンプー

アトピーで悩み人に評判が良いシャンプーが、持田製薬の「コラージュフルフルネクスト」で、日本で初めてシャンプーとリンスにフケ原因菌の増殖を抑える「ミコナゾール硝酸塩」を配合したそうです。

こちらは抗菌作用があるので刺激が強そうにも思えますが、低刺激性で無香料、無色素なので、肌が敏感な方にもおすすめだと言われています。

そして、「すっきりさらさらタイプ」と「うるおいなめらかタイプ」の2種類がありますので、自分に合う方を選べるのも良いですね。

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持田ヘルスケア　コラージュフルフルネクスト

・リンスやコンディショナーを止めてみる

女性でロングヘアの場合は難しいかもしれませんが、男性やショートヘアの女性であれば、思い切ってリンスを使用するのを止めてみるのも良いそうです。

なぜなら、シャンプーよりもリンスの方が皮脂への吸着率が高いので、アトピーにとってはあまり良くないのだとか。

もし使用する場合も、シャンプーのように地肌にもみ込む必要はなく、髪の毛だけに付けるようにした方が良いそうですよ。

・洗い過ぎも禁物

アトピーで頭がかゆかったり、ふけが出ていると、毎日しっかり洗った方が良いのではと思いがちですが、洗い過ぎると乾燥してしまい悪化することも多いようです。

なので、夏場で汗を大量にかく時期でなければ2日に1度程度のシャンプーにして、洗わない日は清潔なブラシでブラッシングをして、濡れタオルで髪をふいてあげると良いのだとか。

もちろん、皮脂の分泌量によって個人差はあると思いますが、一度試してみるのも良いかもしれませんね。

アトピーで頭から汁が出る時の対処法！薬は必要？

頭皮にできたアトピーが炎症を起こしている場合、汁が出てくることがあり膿と間違うことも多いようですが、これは「浸出液（しんしゅつえき）」や「リンパ液」と呼ばれるものだそうです。

この浸出液が出ている場合には患部をなるべく触らないようにして、清潔なガーゼなどでこまめに拭き取りましょう。

そして、悪化すると髪の毛が大量に抜けてしまうこともあるため、自己判断で持っているアトピーの薬を塗るのではなく、早めに病院で診てもらうことをおすすめします。

また、アトピーで頭から浸出液が出ている場合は、ローションタイプのステロイド外用剤を処方されることが多いようです。

この薬は、かなり患部にしみるようですが、ずっと使い続けるわけではなく、お医者さんと相談しながら徐々に使用を減らしていくようですので、最初だけ我慢してくださいね。

そして、基本的には浸出液は透明ですが、薬の影響で黄色くなる場合もあると言います。

ただ、他の皮膚炎で頭皮から膿が出る場合もあり、その場合は対処法もまた変わってきますので、頭から汁が出た場合には、まず病院に行くことをおすすめします。

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アトピーで頭がかゆい場合は保湿が大事？

頭皮以外の箇所にできるアトピーでも言えることですが、アトピーの場合は乾燥を防ぎ、保湿をすることで肌の保護機能を高めることが重要だと言われています。

例えば、髪をシャンプーした後にドライヤーをかけると、肌まで乾燥してしまうのではと思いがちですが、それは間違いで、きちんとドライヤーをかけた方が良いそうです。

なぜなら、シャンプー後の髪を自然乾燥をさせるには時間がかかるため、その間に雑菌が増殖して悪影響なのだとか。

なので、特に乾燥が気になる人の場合は、保湿力が高い「アミノ酸系ノンシリコン」のシャンプーを選び、保湿剤も天然成分のものを選ぶと良いそうです。

なかなか素人判断で頭皮の保湿剤を選ぶのは難しいと思いますので、皮膚科で先生に相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、アトピーで頭からふけや汁が出る時の対処法やかゆい時についてをご紹介いたしました。

やはり頭皮に一番影響力のあるシャンプーを適切なものに変えてみることで、効果が現れるのではないでしょうか。

また、アトピーで頭から汁が出ている場合は、髪の毛が抜けてしまう危険性もありますので、早めに病院で診てもらうようにしてください。

そして、アトピーは日頃の生活習慣も大きく影響していると言われていますので、予防策をこころがけ、なるべく掻きむしらないようにしたいですね。
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