胃腸炎の予兆や前兆となる初期症状のまとめと効果的な対処法!
胃腸炎の中にも、突発的に症状が現れる急性胃腸炎から、ストレスが原因で現れるストレス性胃腸炎まで様々なものがあり、原因も色々ありますよね。
ただ、どのタイプの胃腸炎でも吐き気や嘔吐、下痢などのつらい症状に悩まされるので、できれば胃腸炎の予兆や前兆となる初期症状を知っておいて、早く対処したいのではないでしょうか?
また、胃腸炎の初期症状が現れた場合に効果的な対処法なども気になりますよね。
そこで今回は、胃腸炎の予兆や前兆となる初期症状のまとめと効果的な対処法について詳しくお伝えしていきます。
目次
胃腸炎の予兆や前兆となる初期症状は?
よくある胃腸炎の種類には、
・急性胃腸炎(ウイルス性胃腸炎、細菌性胃腸炎)
・ストレス性胃腸炎
などがありますが、今回はそんな胃腸炎の初期症状にはどのようなものがあるかを見ていきましょう。
まず、ロタウイルスやノロウイルスなどへの感染が原因で起こるウイルス性胃腸炎は冬に起こりやすく、細菌の感染で発症する細菌性胃腸炎は夏場に起こり、特にウイルス性胃腸炎の方が感染力が強く、人から人へうつるとされています。
ただ、細菌性胃腸炎やウイルス性胃腸炎の場合は、前兆がほぼなく、食事の後早くて2~3時間後には嘔吐や下痢などの激しい腹痛と共に発症します。
それから、原因となる細菌やウイルスを含んだ食材も、普段と見た目は何も変わらず、悪臭などもしないので、気づかずに食べてしまって発症することが多いのです。
そのため、多少、胃がむかむかするといった初期症状が現れるかも知れませんが、ほとんどが急に発症し、悪化するので、その都度対症療法を行うしかありません。
一方で、胃腸へ負担がかかっていたり、薬の服用が原因で胃腸炎が起きる時には、
・時間になってもお腹がすかない
・お腹が常に張っている
・おならやげっぷが頻繁にでる
といった症状が出ることが多いようです。
特に、ストレス性胃腸炎の場合には、初期症状として胸焼けが現れ、胸に焼けるような熱を感じるはずです。
こうしたストレス性胃腸炎では、常に吐き気を感じたり、下痢を繰り返したりして、悪化すると逆流性食道炎という別の病気にかかり、普段の食生活にも支障が出て、食事をする気が進まなかったり、食べても吐いてしまったりするので注意が必要です。
胃腸炎の初期症状に効果的な対処法は?
急性胃腸炎の場合は初期症状が現れず、突発的に症状が出るということだったので、起きてからの対症療法が重要となりますが、ストレス性胃腸炎や暴飲暴食、薬の服用が原因で起きる胃腸炎で初期症状が現れたら、生活習慣から見直すようにしましょう。
1) 消化に良い食べ物を食べる
胃腸炎の時には、胃と腸の両方に負担がかかり、毛細血管がダメージを受けている状態ですので、腸が通常通り消化することが難しくなっていると考えられます。
そのため、胃がむかむかしたり、食欲がない時には、肉や香辛料を多く含む辛い物や、食物繊維を多く含む野菜や、柑橘系の食べ物は避けると良いでしょう。
そして、温かい野菜スープやバナナ、じゃがいもなど、消化に負担がかからず、腸内環境を良くするような食べ物を意識して、体を冷やさないように気をつけると良いです。
2) 寝る前の時間をリラクゼーションタイムにする
特にストレス性胃腸炎の場合は、常に吐き気が止まらず、逆流性食道炎にかかっている場合はのど元まで酸っぱい物が上がってくる感じがあって、夜中に寝ている時にも急に気持ちが悪くなり、目が覚めてしまう方が多いようです。
そのため、寝付きが悪くなることでストレスがたまり、昼間も常に眠かったり、睡眠で体の疲れが取れないので、免疫力が低下することで余計に胃腸炎が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。
なので、まずは寝る前の時間をリラクゼーションタイムにし、例えば、
・夕食は就寝2~3時間前までに済ませ、腹八分目を心がける。
・眠る前に、ぬるめのお湯にゆっくり浸かり、体の深部を温める。
・寝る前にパソコンやスマートフォン、テレビなどの画面を見ない。
・眠れないときは無理に寝ようとせず、アロマオイルをたいたり、ホットミルクなどで心を落ち着かせる。
などの工夫をしてみてはいかがでしょうか?
その他にも、寝具を新しい物に取り替えたり、寝室の灯りを蛍光灯ではなく、間接照明に変えるなどすると、入眠がしやすくなり、安心して眠ることができるのでオススメです。
3) 寝方を工夫する
眠る時は、基本的に体を左下にすると、胃腸に胃酸がたまるので、吐き気などの胃腸炎の初期症状を緩和することができ、体に良いとされています。
ただ、個人差があるので、右を下にしたり、交互に試してみて、自分自身がリラックスして眠れる寝方を見つけるようにしましょう。
このように、まずは普段の生活習慣を見直すことから始めると良いですが、薬の服用などで胃腸炎が起きているときなどは、個人で原因を特定することが難しいため、早めに病院へ行って、医師に診断してもらうことも大切です。
その上で、適切な処置を行って早めに治すようにすることをオススメします。
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タバコも胃腸炎の原因になるってホント?
タバコには、血管を収縮させ、胃の粘膜の微細血管に血液循環の障害を起こす作用があるため、タバコを吸うと空腹を紛らわせることができるので、喫煙者には太りにくい体質の方が多いのですよね。
そして、血流量が下がることで胃が不調を訴えて、胃の粘膜に張り巡らされている毛細血管が酸素欠乏となり、組織の機能低下、粘膜の抵抗力が低下することで、胃に炎症が起きてしまい、胃腸がダメージを受けた状態になるのです。
また、タバコによって胃が刺激されると、胃酸を多く分泌してしまい、逆流性食道炎を引き起こしてしまうことがあるのですが、そうなると、食べ物を食べるたびに吐き気を抑えられなくなり、ひどい人だと食べ物の吸収が難しくなってしまい、強い口臭を発するようになります。
さらに、タバコは胃や十二指腸の粘膜の防御能も低下させるため、逆流性食道炎の人がタバコを吸い続けていると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発症するリスクが高まるとされていて、百害あっても一利なしとはまさにこのことですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、胃腸炎の予兆や前兆となる初期症状のまとめと効果的な対処法について詳しくお伝えしました。
まず、胃腸炎の中でも細菌性やウイルス性の急性胃腸炎には初期症状はほとんどなく、突発的に起こるので起きてから対症療法を行うしかないのでしたね。
一方で、ストレス性や、暴飲暴食、薬の服用で起きる胃腸炎には、お腹の張りやゲップ、おならなどの初期症状が起きるので、まずは消化に良いものを食べて、眠る前のリラクゼーションタイムを充実させて、よく眠れるように工夫すると良いのでした。
それから、眠る時には体を左下にして寝ると、胃腸に胃酸がたまるので、初期症状の対処法として良いのですが、個人差があるので色々試してみると良いのでしたね。
また、タバコも胃腸へ大きな影響を与え、逆流性食道炎だけでなく、胃潰瘍や十二指腸、胃がんなど、様々な怖い病気の原因になるので、できるだけ早く禁煙するようにしましょう!
胃腸炎を効果的に予防するにはどうしたら?
胃腸炎にかかると激しい症状に襲われ、点滴などを行わないと脱水症状などの危険性もあるので、つらいですよね。
ただし、胃腸炎の原因となる細菌やウイルスが含まれた食材は、見た目では臭ったり色が変化しているわけではないので、分かりづらく、判断することが難しいそうです。
また、いくら手洗いなどで物理的に予防しようとしても、どうしても限界がありますよね。
なので、胃腸炎を予防するには普段から効果的な食べ物を食べて、胃腸の環境を良くしていくことが鍵なので、チェックしてみましょう!
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