胃腸炎はどれくらいで治る?完治までの日数や期間と食事の注意点!
胃腸炎では嘔吐や下痢が主な症状になりますが、完治するまでの症状がひどい期間は、あまりの激しさに何度もお手洗いから動けなくなったという人が多いようです。
また、胃腸炎を経験したことのある人の多くが、こういった症状はどれくらいで治るのか、そして嘔吐や下痢があるのに食事はどうしたらいいのかと困ってしまった経験があることでしょう。
ですので、今回は胃腸炎が完治するまでの日数や、知っておくと回復に役立つ食事のポイントなどについてご紹介していきます。
目次
胃腸炎の原因は何?
胃腸炎は、ウイルスや細菌によって起こる他、ストレスや暴飲暴食などによっても起こりますが、急性の胃腸炎はその原因のほとんどがウイルスや細菌によるものです。
中でも、主に冬場に流行するノロウイルス・ロタウイルス・アデノウィルスや、夏場に増える食中毒を引き起こす大腸菌・サルモネラ菌・腸炎ビブリオ菌などが胃腸炎を引き起こす代表的な原因となります。
そして、これらのウイルスや細菌に感染すると、激しい嘔吐や下痢をはじめ、腹痛や高熱などのさまざまな症状が現れます。
胃腸炎はどのくらいで完治するの?
胃腸炎ではさまざまな辛い症状が現れますので、どのくらいで治るのか心配になってしまうことがあるでしょう。
また、学生や社会人の方にとっては、学校や会社をどのくらい休めばいいのかというのも気になりますよね。
ですので、次からは胃腸炎が完治するまでの期間についてをご紹介します。
1:原因によって期間が違う!?
胃腸炎が治るまでにどのくらいかかるのかは、ウイルスや細菌の種類など、その原因によって少しずつ違ってきます。
まず、ノロウイルスなどのウイルスに感染した場合には、だいたい症状が治まるまでに1週間程度かかります。
しかし、アデノウィルスなどは症状が2週間程度続くこともありますので、注意が必要です。
そして、細菌感染によるいわゆる食中毒では、軽い場合には1日で治るようですが、症状が重くなると1週間以上かかる場合もあります。
2:症状がなくなっても注意が必要って本当?
さて、胃腸炎の症状はおよそ数日から1週間、長くても2週間ほどの期間で治まるということをご紹介しましたが、症状がなくなったからといって油断は禁物です。
なぜならば、ウイルスや細菌に感染した場合、症状がなくなってからも数週間に渡って体の中にはウイルスや菌が残り続け、外へと排出されているからです。
そのため、症状が治まってから数週間は、特にウイルス感染の場合であれば人にうつしてしまう可能性があります。
したがって、他の人への二次感染を起こさないように、手洗いなどをきちんとしたり、身の回りや家族の共有スペースなどを清潔に保つことが大切です。
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胃腸炎の時はどんな食事がいいの?
胃腸炎の時の食事というのは、風邪で食欲がないのとはまた違い、何を食べたらいいのかという判断が難しいものです。
ですが、食事に気をつけることで、胃腸炎が治るまでの期間を短くすることも可能ですので、ここからは胃腸炎の時の食事と、その注意点についてご紹介していきます。
1:「食べない」が最善の食事法!?
胃腸炎の時の食事については、症状をひどくしないために「食べない」ということも選択肢になります。
なぜかというと、胃腸炎での主な症状である嘔吐や下痢は体の外へとウイルスや菌を排出しようとする体の働きであり、そこへ食べ物を入れてしまうと刺激となって嘔吐や下痢がひどくなってしまうことがあるからです。
また、食べ物を消化するというのは意外にエネルギーを使うことですので、食事をせずに胃腸を休ませることによってそのエネルギーを病気と戦うことに集中させた方が治りが早くなる場合があります。
そのため、症状がひどい時には無理に食べる必要はなく、脱水症状を予防するための水分補給だけをきちんと行うようにすれば大丈夫です。
ただし、水分補給の際にはカフェインを含むお茶や冷たいジュースを避け、白湯や常温のスポーツドリンク(薄めたもの)か、できれば経口補水液などを少しずつ口にするようにしましょう。
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2:症状が和らいだらこんな食事から始めよう
症状が治まってきたら食事を再開したいところですが、いきなり普段と同じ食事を摂ることは避け、柔らかいものから少しずつ食べるようにしてください。
というのは、しばらく食事をしなかった体にとっては食べ物が刺激となり、胃腸を荒らしてしまうことがあるからです。
実際に、病院などでは胃腸炎以外の理由であっても、しばらく絶食した後の食事はごく柔らかいものから始めて少しずつ普通の食事に戻すようにと指導されます。
ですので、まずはお粥やすり下ろした果物、薄い味噌汁といった柔らかくて優しい味付けのものから始めて、次第にうどんといったような普通の食事に戻すようにした方がいいでしょう。
3:胃腸炎の食事の注意点はコレ!
胃腸炎の時の食事は、必ず食後の状態をチェックすることと、一度の食事量を少なくしてあげることに注意しましょう。
つまり、食事をしても症状が悪化しないかをチェックし、胃腸に負担をかけ過ぎないように1日の食事を5~6回に分けて摂ることが大切になります。
例えば、絶食をやめて食事を始める際には、嘔吐が数時間に渡って治まっていることが開始の目安となります。
そして、食事をしてみて、1日以上症状がなければ少しずつ普段の食事に戻していくようにしてください。
ただ、もし、症状が悪化したりする場合には、食事をやめて一度医師に相談した方がいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
胃腸炎は症状が治まるまでにはおよそ1週間前後かかりますが、その後も数週間は他の人へうつしてしまう可能性がありますので、学校や会社では注意するようにしてください。
また、胃腸炎にかかった時の食事は、症状がひどい時には無理に食べようとせずに水分補給のみを行い、ある程度症状が治まってから少しずつ食べるようにすると、治りが早いようです。
しかし、胃腸に優しい食事といっても、食品によっては胃腸炎にはあまり良い影響を与えないものもありますので、事前に詳しく調べたほうがいいでしょう。
ぜひ、食事に気をつけて辛い胃腸炎の症状を乗りきれるようにしたいものですね。
胃腸炎を効果的に予防するにはどうしたら?
胃腸炎にかかると激しい症状に襲われ、点滴などを行わないと脱水症状などの危険性もあるので、つらいですよね。
ただし、胃腸炎の原因となる細菌やウイルスが含まれた食材は、見た目では臭ったり色が変化しているわけではないので、分かりづらく、判断することが難しいそうです。
また、いくら手洗いなどで物理的に予防しようとしても、どうしても限界がありますよね。
なので、胃腸炎を予防するには普段から効果的な食べ物を食べて、胃腸の環境を良くしていくことが鍵なので、チェックしてみましょう!
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