胃腸炎の消毒をハイターで行う方法と注意点!いつまでやるべき?

画像1胃腸炎の中でもウイルス性胃腸炎の場合は、人から人への感染例が多いため、家庭内で感染が広がりやすく注意が必要です。

そのため、胃腸炎の吐瀉物などの消毒をキッチンハイターで行う方法が気になるのではないでしょうか?

また、胃腸炎でハイターでの消毒はいつまでやるべきかなども気になりますよね。

そこで今回は、胃腸炎の消毒をハイターで行う方法と注意点や、いつまでやるべきかといったことについて詳しくお伝えしていきます。

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胃腸炎の消毒をハイターで行う方法と注意点!いつまで?

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胃腸炎の中でも、ロタウイルスやノロウイルスなどが原因のウイルス性胃腸炎では、原因である食べ物を直接食べるよりも、感染者から他の人へうつすことが原因となった例の方が多いという研究結果も出ています。

そのため、ウイルス性胃腸炎の場合は、下痢や嘔吐による吐瀉物や便の処理に気をつけないと、そこに含まれるウイルスが他の人の手を介して口の中などに入り込み、感染が広がってしまいます。

特に、家庭内で子供が感染すると、他の大人にも広がって一家全員がノロウイルスにかかり、2ヶ月近く治療に追われたという話は良く聞く話ですよね。

なので、感染者の吐瀉物や便などは、次のような注意点を守って処理をするようにしましょう。

胃腸炎の消毒の方法や注意点はコチラ!いつまで消毒すればいい?

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胃腸炎の時には、吐瀉物を処理する時、単純に拭き取って捨てるだけではなく、吐いてしまったり、便のついた場所などの消毒が欠かせません。

そのため、どんな家庭にも1本は置いてあるハイターで消毒ができるのですが、洗濯用のワイドハイターでは効果がありません。

そして、ウイルスの死滅には次亜塩素酸ナトリウムが有効で、これは塩素系漂白剤に含まれるため、洗濯用のワイドハイターではダメで、キッチンハイターや専用の塩素系漂白剤を使うようにしましょう。

まずは、目的に応じて、ハイターを希釈し、消毒液を作ります。

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1) 吐瀉物やオムツなどを消毒する場合

ハイターを50倍に希釈して消毒液を作ると良いので、500ccのペットボトルに、ペットボトルのキャップ2杯分のハイターを入れればOKです。

そして、嘔吐物はキッチンペーパーで拭き取ってビニール袋に入れてから、もう一度キチンペーパーをかぶせてその上から消毒液をふきかけましょう。

それから、10分程置いて完全にウイルスを死滅させてから、キッチンペーパーを丸めて、ビニール袋に入れて捨てると良いでしょう。

また、ウイルスを含んだ便のついたオムツは、まるめてビニール袋に入れてから、消毒液を吹きかけて袋を閉じ、捨てると良いでしょう。

2) 拭き取りや、衣類のつけ置き消毒をする場合

ハイターを250倍に希釈して消毒液を作ると良いので、500ccのペットボトルに、ペットボトルのキャップ1/2杯のハイターを入れればOKです。

そして、家具やおもちゃ、便座のふきとり消毒には、この消毒液をふきかけてペーパーでぬぐうと良く、衣類をつけ置きするときは熱いお湯にこの消毒液を入れて20分ほど置いてから、他の洗濯物などとは分けて洗濯するようにしてください。

ちなみに、衣類に吐瀉物などがついて時間が経ち、乾燥している場合は、既にウイルスが空中を浮遊していてそこから感染する危険性があり、衣類を消毒しても意味がないそうです。

そのため、問題がなければそうした衣類はビニール袋に入れて捨ててしまうと良いでしょう。

胃腸炎の消毒をハイターで行う時の注意点は?

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消毒に用いるキッチンハイターや塩素系漂白剤は、色柄ものに使用すると変色してしまう可能性があるため、衣類・タオル・シーツなどで色落ちが心配な場合は、消毒液を用いず、熱湯消毒を行って下さい。

その場合、ウイルスは85℃以上の熱を1分以上加えることで消毒できるので、鍋に熱いお湯を張り、しばらく煮洗いすると安全でしょう。

その上で、他の洗濯物とは別にして洗濯機で洗うことをオススメします。

また、ドアノブなどを消毒する時、金属だとさびたり腐食することもあるので、消毒液をかけてから30分程置いて、水拭きをすることをオススメします。

それから、消毒を行う場合は必ず、使い捨てのマスクと手袋を着用して、素手で消毒液や吐瀉物を触らないようにし、消毒時は換気を行って下さい。

そして、誤飲を防ぐために子供の手の届くところには消毒液を置かないようにし、他の洗剤とは混ぜないといった基本的な注意も必要です。

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胃腸炎の時は学校や会社へ行っていいの?

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胃腸炎の中でもウイルス性胃腸炎は非常に感染力が強く、集団の中で感染を広げてしまう可能性の高い病気ですが、学校や会社で出席・出社を禁止される病気の対象とはされていません。

そのため、発症から2~3日が経ち、症状が和らいで、脱水症状の危険などもなくなれば学校や会社へ行っても問題ありませんが、ウイルスがまだ体の中に残っていて、感染してしまう可能性が高いため、必ずマスクを着用するようにしましょう。

ただ、学校や会社によっては、個別のルールを設けており、具体的な出席・出社停止期間を設けている場合もあるので、担当者に確認しておくことをオススメします。

また、症状が治ってからの回復期にも、辛い食べ物や肉類など刺激の強い食べ物や、繊維質の多い食べ物を食べると、消化不良を起こし下痢がなかなか治らなくなってしまうので、消化に良いおかゆや野菜スープなどを食べて、安静に過ごしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、胃腸炎の消毒をハイターで行う方法と注意点や、いつまでやるべきかといったことについて詳しくお伝えしました。

まず、胃腸炎の中でもウイルス性胃腸炎の場合は、吐瀉物や便の処理の際には消毒が必須とのことでした。

そして、ウイルスの死滅には次亜塩素酸ナトリウムが有効なので、キッチンハイターや塩素系漂白剤を使い、目的に応じて希釈して、消毒液を拭きかけてからの時間もそれぞれ目安があるのでした。

また、消毒をする場合は使い捨てのマスクや手袋を着用して直接吐瀉物に触れないように注意して、色柄物の衣類は消毒液では色落ちするので熱湯消毒をオススメしました。

それから、胃腸炎の時は会社や学校へは行けますが、症状がある程度和らいでからが良く、外出時には必ずマスクを着用して、回復期には消化に良い食べ物を食べて体をしっかり回復させることが大事とのことでした。
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