熱中症の薬の処方について!種類や使用法や注意点をチェック!

1温暖化で日本の夏の平均気温も高まり、ここ10年間で比較すると熱中症になる人が増えていると言われています。

炎天下の屋外だけでなく、室内でも熱中症になる可能性はありますので、どんな人にも身近な病と言えるのではないでしょうか。

そして、熱中症になってしまったら、なるべく早めに病院に行くことをおすすめしますが、どんな薬を処方されるのか、どういった処置が行われるのか気になりますよね。

そこで今回は、熱中症の薬の処方について、また種類や使用法、注意点についてをご紹介いたします。

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熱中症の薬の処方について!種類や使用法や注意点はコチラ!?

熱中症の症状として、めまいや頭痛、筋肉のけいれん、ひどい時には意識障害などがおこりますが、どんな症状が現れるのかは熱中症の種類と重症度によって変わってくるようです。

そして、その症状によって薬の処方も変わってきますので、それぞれの種類や使用法、注意点などをご紹介していきますね。

熱中症レベル1「軽症」

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軽症では「熱痙攣(ねつけいれん)」と呼ばれる状態になり、筋肉が痛みを伴い痙攣したり、こむら返りが起きる症状で、主に脚や腹部の筋肉で発生しやすいと言われています。

ただ、この原因は血液中の塩分が極端に減少しているためなので、薬の処方は必要なく、経口補水液やスポーツドリンクで水分と塩分を補給して身体を休息させることで改善されるようです。

熱中症レベル2「中等症」

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中等症では「熱疲労」と呼ばれる脱水状態になり、体がぐったりと倦怠して力が入らない状態、めまいや頭痛、吐き気や下痢などの症状が現れます。

その際に、直ちに病院に行く必要があるかの判断基準は「意識があるか」「自分で水分を摂取できるか」で、その基準がクリアできない場合はすぐに病院へ行きましょう。

また、意識もあり自分で水分が摂れる場合の対処としては、まず風通しの良い涼しい場所に移動して、心臓より足を高く、頭を低くして寝てください。

そして、体温を下げることが必要なので、脇の下や足の付け根、首などを保冷剤などで冷やし、経口補水液やスポーツドリンクで水分補給をします。

それらの処置をしても、症状が治まらない場合は病院に行くことをおすすめしますが、その際に薬として処方されるのは主に頭痛薬で、それ以外の症状を改善するには点滴をするようです。

頭痛に関しては、一時的に鎮痛させるために「カロナール」などの薬を処方されることがあるようですが、根本の原因の改善ではなく、あくまで和らげるための処置のようです。

熱中症レベル3「重症」

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重症の場合は「熱射病」と呼ばれる症状で、呼びかけに反応できない、体がガクガク震える、まっすぐに歩けないなど、あきらかに通常では無い状態ですので直ちに病院へ行く必要があります。

この原因も、発汗で水分と塩分が不足したことにより体温調節機能が失われているためで、38度以上の高熱を伴うことがあるそうです。

そのため、病院に行くと解熱と水分補給のために点滴を打つことになりますが、全身の管理が必要な状態ですので、薬を処方されて帰宅するよりも短期入院になる場合が多いようです。

この症状の場合は放っておくと意識障害や昏睡状態になり命に関わる場合もありますし、中枢神経機能に異常をきたして後遺症が残る場合もあるのだとか。

また、このレベルになると、点滴後にまだ症状が残っている場合には、頭痛薬や抗生物質などが処方される場合があるそうです。

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熱中症の薬とも言える水分補給でおすすめはコチラ!?

熱中症の場合には、とにかく水分や塩分を補給して身体を休めることが大切なのですが、その場合は真水よりも、身体が吸収しやすい成分の飲料水がおすすめです。

大塚製薬「OS-1」

OS-1 は、電解質と糖質の配合バランスを考慮した経口補水液で、熱中症による下痢や嘔吐、発熱を伴う場合におすすめと言われています。

ラインナップも、ペットボトルタイプ2種(500 mlと280 ml)とゼリータイプがありますので、その日の行動にあわせて大きさや種類を選ぶことが出来るのが良いですよね。

ただ、OS-1は成人の場合でも1日に1 ℓまでを推奨していますので、OS-1だけを1日中ガブガブ飲み続けるのは避けるようにしてください。

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和光堂「アクアライト ORS」

アクアライト ORS は、小さな子どもでも飲みやすいようにりんご風味に仕上げたイオン飲料で、離乳していれば赤ちゃんが飲んでも大丈夫と言われています。

特に身体が小さい赤ちゃんは熱に弱く、熱中症にかかると命の危険が高まるため水分補給は重要ですが、赤ちゃん用の麦茶などはあまり飲んでくれないという声もあります。

その点、アクアライト ORS は多くの赤ちゃんが美味しそうに喜んで飲んでくれるそうなので、夏の水分補給にはおすすめです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、熱中症の薬の処方について、また種類や使用法、注意点についてをご紹介いたしました。

熱中症の場合は、何かの薬を飲めばすぐに治るわけでなく、とにかく水分補給が大切で、あとは無理をせず身体をゆっくり休めることが一番のようです。

ただ、熱中症により高熱を伴う場合や頭痛が治まらない場合は、一時的な対処として鎮痛剤や解熱剤が処方されることがありますので、様子を見ながら使用してみてくださいね。

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熱中症に繰り返しならないために本当に必要なこととは?

熱中症を軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。

確かに、熱中症になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。

そんなときに熱中症になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。

では、どうしたら熱中症になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。

しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。

要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。

でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。

正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。

では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。

つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。

それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。

そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
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