インフルエンザの解熱剤にアンヒバ座薬を使う時の注意点!

画像1インフルエンザでは、38度以上の高熱が長期間続くことから、体への負担を考慮して病院で解熱剤が処方されることがありますよね。

そして、インフルエンザの解熱剤ではアンヒバ座薬を使うことが多いので、間隔などの使い方が知りたいのではないでしょうか?

また、インフルエンザの解熱剤でアンヒバ座薬を使うことによる効果や副作用も気になりますよね。

そこで今回は、インフルエンザの解熱剤にアンヒバ座薬を使う時の注意点について詳しくお伝えしていきます。

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インフルエンザの解熱剤でアンヒバ座薬の使い方は?効果や副作用も

インフルエンザでは、ウイルスの型にもよりますが、ほとんどの場合が38度以上の高熱が現れ、それも何日も続くので特に子供の場合は熱による体への負担が心配されます。

そのため、インフルエンザで病院へ行くと、子供の場合はアンヒバ座薬という、安全性の高いアセトアミノフェンという成分が配合された解熱剤が処方されます。

アンヒバ座薬の使い方!間隔の置き方も

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通常、乳幼児および小児には体重1kgあたり1回10~15mgを直腸内に挿入します。

そして、1回の総量の限度は60mg/kgで、投与間隔は4~6時間以上あける必要があるそうです。

<1回あたりの目安量>

・体重5kg…50~75mg

・体重10kg…100~150mg

・体重20kg…300~450mg

<使い方>

1 準備

挿入する人は手をキレイに洗いましょう。

そして、座薬によって便意を促す可能性があるので、排便後の使用がベストだそうです。

それから、カットする必要がある場合は尖った部分を残して包装のままカットし残りは破棄してください。

2 アンヒバ座薬の挿入

座薬はティッシュペーパーを使って利き手で持ち、子供を仰向けに寝かせ、もう片方の手で足を持ち上げて下さい。

そして、座薬は尖った方から一気に押し込みます。

もし、入りにくい場合は先端に水やベビーオイルを少量塗ると良いでしょう。

それから、挿入後1~2分はティッシュで肛門を抑えた後、少しずつ足を伸ばしてあげましょう。

3 座薬が排出されていないか確認

数分でほぼ形が残ったまま出てしまった場合は、新しいものを入れてもかまわないですが、5分以上経ち、座薬が排出されなければきちんと吸収されたと考えて良いでしょう。

4 アンヒバ座薬の保管

アンヒバ座薬は涼しいところで保管すると良いそうなので、冷蔵庫がおすすめです。

もし、常温で保管していて軟らかくなってしまった場合は、尖った部分を下にして垂直に立て、冷蔵庫で冷やすと問題なく使えます。

これによって、インフルエンザによる高熱を和らげ、熱によってけいれんを起こしたりといった症状を防ぐ効果があります。

アンヒバ座薬の副作用は?注意点も

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アンヒバ座薬は比較的副作用が少ない薬ですが、まれに食欲不振、下痢、軟便、嘔吐、皮疹などが見られます。

ただし、息苦しさや意識の低下、蕁麻疹や吐き気、皮膚や白目の黄色化、むくみなどが見られた場合は重篤な副作用の可能性が高いです。

そのため、こういった場合には、初期症状の段階で早急に病院へ行って医師の指示を仰ぐようにしましょう。

そして、悪化すると、ショック症状、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症、肝臓や腎臓の重い障害、間質性肺炎、ぜんそく発作の誘発などが起こるそうです。

そのため、次のような使用上の注意を守って使うようにしましょう。

・市販薬や医師から処方された薬を服用中の場合は、医師に事前に知らせましょう。

・ぜんそく発作を誘発する可能性があるので、喘息やアレルギーがある方は診察時に医師に知らせましょう。

・低出生体重児、新生児及び3ヶ月未満の乳児に対する使用経験は、安全性が確立されていないため、医師とよく確認してから処方してもらい、使用するようにしましょう。

また、この他にも、以前使ったアンヒバ座薬が自宅に残っている場合、処方された日にちが分かっており、それから1年以内の経過であれば使用しても問題ないですが、それ以上の場合は使用を控えてください。

さらに、使用する際に、少量の用量間違いであれば、経過観察で問題ないですが、2倍以上用量を間違って使用してしまった場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。

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薬を使用しないでもできる!インフルエンザの発熱対策

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インフルエンザでは、アンヒバ座薬のように安全性の高い解熱剤でも副作用が起こることがあり、使用に不安が残ることもありますよね。

その場合は、体温だけでなく、子供の様子を観察して総合的に判断すると良く、38.5度を越えていても機嫌が良いなら経過観察とし、辛そうにしていたら38度前後でも解熱剤を使うと良いでしょう。

そして、機嫌が良くすぐに解熱剤を使用する必要はなさそうであれば、まずは水分補給をこまめに行ないながら、首周りや脇の下、ももの付け根などをタオルでくるんだ保冷剤で冷やしてあげると、熱が自然と和らぎます。

それから、汗をかいたらそのままにしておくと体が冷えてしまうので、こまめに汗を拭き取り、着替えも都度行なうようにしましょう。

また、免疫を低下させないために、熱が下がって来てもすぐに無理をさせず、よく睡眠をとって、栄養バランスのとれた食事をできるだけ取ると良いでしょう。

そして、子供の高熱は突発的に症状が変化することもあるので、保護者の方はそばでよく見守ってあげるようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、インフルエンザの解熱剤にアンヒバ座薬を使う時の注意点について詳しくお伝えしました。

インフルエンザで子供が高熱を出すと、アンヒバ座薬が処方されることが多いので、その使い方や用量についてお伝えし、4~6時間の間隔をあけて投与するとのことでした。

そして、アンヒバ座薬には副作用の心配がほとんどないのですが、稀に食欲不振や下痢など消化器系に症状が現れることがあり、息苦しさや意識低下が起きたらすぐに使用を中止するべきとのことでしたね。

なので、アンヒバ座薬は使用上の注意を守り、喘息の方は使用を控えると良く、使う場合も高熱で機嫌が良いなら無理して使わず、脇の下などを冷やしたり水分補給を行なうなどの対症療法で様子を見ると良いとのことでした。

子供のインフルエンザは重篤化しやすく薬の取扱いにも注意が多いので、そもそも感染しない強い体作りについて次の記事もチェックしましょう!
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