ノロウイルスにナウゼリンを使う時の注意点!効果時間や副作用も

画像1ノロウイルス感染症といえば、激しい嘔吐と下痢を何度も繰り返すのが特徴で、数日ほとんど何も食べられなくなってしま人もいます。

しかし、ノロウイルスにナウゼリンという薬を処方してもらい、吐き気や嘔吐がだいぶ楽になったという例があるようです。

それならば、ノロウイルスに感染したらぜひナウゼリンを使いたいところですが、ナウゼリンは市販されているのでしょうか。

また、前に処方されたナウゼリンが残っている場合もあるかと思いますが、使用期限はまだ大丈夫なのか気になりますよね。

そこで今回は、ナウゼリンの効果が現れるまでの時間や副作用といった基本的な情報と合わせて、これらの疑問にお答えしていきます。

スポンサーリンク

ナウゼリンとはどんな薬なの?

画像2

ナウゼリンは、病院で吐き気止めとしてよく処方される薬で、胃腸の機能を調整することで食べ物などが胃から腸へ流れるようにし、吐き気や嘔吐を抑える働きがあります。

そして、処方される場合には錠剤や座薬、水に溶かしたりして飲むドライシロップ剤(主に子供向け)など、さまざまな形があります。

一般的には、ナウゼリンにおいては錠剤の方が効果が早く出るのですが、ノロウイルス感染症などで嘔吐がひどい時には座薬が処方されることが多いようです。

■ナウゼリンは市販されているの?似た効果の薬は?

ナウゼリンは医師の処方箋がなければ購入することはできませんので、医師の診察を受けることが必要です。

また、似た効果のある薬も残念ながら市販されていませんので、病院に行けないような場合には吐き気や嘔吐を無理に止めようとしない方がいいでしょう。

つまり、吐き気が強かったり続いている時には無理に飲食せず、しばらくして吐き気が治まってきてから少しずつ水分補給を行い、脱水症状を予防するようにしてください。

なお、ノロウイルスに感染した場合、嘔吐は数時間以内には治まってきますので、それを超えて半日以上嘔吐が続くような場合には病院に行くべきです。

■以前に処方してもらったナウゼリンの使用期限は?

処方された薬の使用期限は、未開封であれば半年から1年程度といったところで、変色や変形がある場合には使用できません。

なぜならば、処方薬というのは基本的に処方されたら全部飲み切るということが前提になっていますので、それを過ぎた薬については使用することが想定されていないからです。

ですので、病院が開いていない深夜や休診日にどうしても辛いという場合のみ「つなぎ」として使う程度にとどめ、その後には病院に行って新しい薬をもらうようにしてください。

ノロウイルスにナウゼリンは効果があるの?

画像3

ノロウイルスそのものに対してナウゼリンは効果がありませんが、吐き気や嘔吐の辛い症状を和らげる効果が期待できます。

しかし、下痢の症状も辛いからといって、下痢止めを使うのはよくありません。

なぜならば、ノロウイルスには抗ウイルス薬がなく、体内からウイルスを追い出すには嘔吐や下痢といった人間が生まれながらに持っている防衛機能を使うしかないからです。

そのため、下痢まで止めてしまうとウイルスが体内に長く留まることになり、結果として症状が長引いたり、余計に重くなったりする可能性があります。

ですので、下痢に関しては、脱水症状予防のための水分補給を忘れずに行いながら、辛くても治まるまで耐えるようにしてください。

ナウゼリンの効果時間はどのくらい?

画像4

ナウゼリンの効果は、使用してから錠剤ならば30分程度、座薬であれば1時間程度のうちに現れてきます。

なお、効果時間については、錠剤は1日3回、座薬は1日2回と用法が決められていますので、座薬の方が効果時間が長いようです。

これは、錠剤の方が胃から直接吸収するために薬の量が少なく、座薬は胃から直接吸収されないために薬の量が多くなっているという理由があります。

ナウゼリンの副作用に注意しよう!

画像5

ナウゼリンの副作用には腹痛や下痢、眠気やめまいといった症状が出ることがある他、生理不順になる、乳汁が出るといったものがあります。

ただし、ナウゼリンは同じような種類の薬の中でも生理不順などの副作用が少ない薬ですので、もしこのような副作用が出た場合には慌てずに処方してもらった医師に相談するようにしてください。

なお、めったに起こらない副作用ではありますが、アナフィラキシーショックや肝機能障害、子供や高齢者、肝臓に障害がある人には筋肉のこわばりやつっぱり、ふるえなど(錐体外路症状)も報告されています。

特に、お子さんに使用している場合などは、こまめに様子を見て異常がないかを確認するようにしましょう。

スポンサーリンク

副作用以外にも!ノロウイルスにナウゼリン使用時の注意点

副作用以外のナウゼリン使用時の注意点については、一部の胃薬や抗うつ剤、安定剤などと一緒に飲んでしまうとお互いの薬の効果が弱まったり、副作用が強まってしまったりといった危険性があります。

また、妊婦は使用することができませんので、もし医師から説明がなければ妊娠している、その可能性があるといったことを必ず告げるようにしてください。

そして、ノロウイルスに使用するときの注意点は、先ほども触れましたが、症状が悪化したり長引いたりするおそれがありますので、下痢止めと一緒に使わないようにしましょう。

なお、ノロウイルス感染症を発症してすぐの吐き気が一番強い頃には、ナウゼリンを使用しても吐き気が治まらないことがあります。

その場合であっても、薬の用法や用量を守り、一定の時間を置いてから再度使用するようにしてください。

まとめ

いかがでしたか。

ノロウイルスにナウゼリンを使用するのは辛い吐き気や嘔吐を和らげるという点では有効ですが、下痢止めと一緒に使わないこと、たとえ効果が感じられなくても用法・用量をきちんと守って使用するように注意しましょう。

また、眠気やめまいをはじめとした副作用が出ることがありますので、使用後は体の状態に注意し、少しでもおかしいと感じる症状があれば薬を処方してもらった医師に相談するようにしてください。

そして、薬で吐き気が治まったら水分補給を忘れずに行って、なるべく早くノロウイルスを体から追い出せるようにしたいですね。
↓↓↓
「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?

スポンサーリンク

このページの先頭へ