ノロウイルスへの薬の処方!ビオフェルミンや正露丸の有効性も!

画像1ノロウイルスに感染すると、消化器官に突発的な症状が現れて、とにかくひどい下痢に悩まされますよね。

なので、ノロウイルスの時に処方される薬が何か、気になるのではないでしょうか?

また、ノロウイルスの症状には、市販のビオフェルミンや正露丸といった下痢止めは効果的なのかといったことも知りたいですよね。

そこで今回は、ノロウイルスへの薬の処方や、ビオフェルミンや正露丸の有効性についても詳しくお伝えしていきます。

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ノロウイルスへの薬の処方は?ビオフェルミンや正露丸は効果的?

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ノロウイルスは、冬から春にかけて流行しやすく、特に牡蠣などの貝類が原因食材となり、それを直接食べる経口感染や、食べた人の手などに付着したウイルスが人の口に接触したり、感染した人のくしゃみなど飛沫感染でも感染するとされています。

そして、ノロウイルスの感染力は非常に強く、感染期間も1週間程度と長い上に、ウイルスが体内に入ると1ヶ月間は住み続け、便から排出されることが分かっています。

そのため、感染した子供の便を処理する大人や、食卓やタオルを共にしたりすることで家庭内感染が広がったり、学校などの集団行動の多い場でも感染が広がりやすいので、注意が必要です。

それから、感染すると、

・下痢

・嘔吐

・37~38度程度の発熱

といった症状が現れ、ひどい場合だと1日に20回以上もトイレに通わなければならないほどひどい下痢が3日以上続くので、脱水症状にかかってしまい、中には入院をする方もいます。

そのため、ノロウイルスに感染するとまずは病院の内科や小児科を受診する方が多いと思うのですが、実はノロウイルスには根本的にウイルスを撃退するための特効薬が存在せず、対症療法を行うしかないとされています。

そして、ノロウイルス感染症の対症療法では、体内に増殖したウイルスを便や吐瀉物を通じてできるだけ体から出せるだけ出してしまいながら、脱水症状にかからないように水分をこまめにとっていくといった対処法が必要になります。

なので、ノロウイルスで病院へ行くと、あまりにひどい症状の場合は下痢止めを処方されることがありますが、基本的には自宅で安静に過ごし、水分と塩分をバランス良く摂るようアドバイスをされるだけのことが多いようです。

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そのため、薬局などの市販薬でも、正露丸のような下痢止め薬はオススメできず、ウイルスを排出させようとする働きを体の外から押さえつけてしまうため、一時的に下痢は止まりますが、薬の服用をやめるとまた症状が再発し、悪化することもあります。

一方で、ビオフェルミンのような整腸剤は、ノロウイルスの増殖によってダメージを受けた腸内のバランスを良くし、善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす作用があるので、腸内環境を改善することによって間接的にノロウイルスの治療に効果があると言えます。

こうしたことから、ノロウイルスの場合は、基本的には自宅で安静にし、水分や塩分をバランス良く摂りながら、市販で購入できる整腸剤を有効的に使用して、ウイルスを体の外へ排出できるようにしましょう。

しかし、それでも症状が改善せず、水を飲もうと思っても飲み込むことができないほどひどい脱水症状になりそうになったら、病院を受診すると、点滴治療によって脱水症状を回避することができるので、無理をせず早めに病院へ行くようにしましょう。

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ノロウイルスの時の食事は何がオススメ?

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ノロウイルスでは、ウイルスの増殖によって腸内が強いダメージを受けているため、刺激的な食べ物はNGで、香辛料の入った辛いものや、柑橘系の果物、消化に負担がかかる肉類などはオススメできません。

そして、初期の症状の段階では、水っぽい便が出るため、その間は無理をして食事を摂らなくても良く、温かいお茶と梅干しなど、体を温める飲み物と手軽に取れる塩分を摂取するようにしましょう。

それから、便の形が柔らかさを取り戻してきたら、水分率を多めにして炊いた重湯から食事を再開し、徐々に米の量を増やしておかゆをメインに食べたり、野菜のポタージュなども体に優しく、オススメですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ノロウイルスへの薬の処方や、ビオフェルミンや正露丸の有効性についても詳しくお伝えしました。

まず、ノロウイルスの時は吐瀉物や便によってウイルスを体の外へ排出しようとしているため、正露丸などの下痢止めを飲むとかえって症状が悪化するので、病院でも処方される薬はないのでしたね。

一方で、ビオフェルミンのような整腸剤は有効で、荒れた腸内を整えてくれるので、ノロウイルスの時は市販の整腸剤を服用し、脱水症状の恐れがある場合は病院で点滴を受けると良いとのことでした。

また、ノロウイルスの時の食事のオススメもお伝えし、便の具合を見ながら重湯などから再開して、塩分と水分をバランス良く摂り、刺激的なものは避けると良いとのことでした。

こうしてノロウイルスには特効薬もなく、対症療法で解決するしかないので、体の免疫力を上げてウイルスにかからない体作りができるよう、次の記事もチェックしましょう!
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「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?

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