溶連菌で尿検査の時期はいつが最適?異常項目や血尿についても!

画像1溶連菌は子供の感染が多いと言われていますが、実は大人も感染する危険性が十分あり、さらに他の病気との合併症を引き起こす可能性のある細菌です。

そして、大人の場合は腎臓への合併症が起こることがあり、血尿が出る場合もあるそうです。

そのため、溶連菌の合併症の有無を確認するために、尿検査をすると良いのですが、いつ、どれくらいの時期に検査を行うのが良いのか、また、異常項目は何に気をつけると良いのかなど、気になりますよね。

そこで今回は、溶連菌で尿検査の時期はいつが最適か、異常項目や血尿についても詳しくお伝えしていきます。

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溶連菌で尿検査の時期はいつが最適?

溶連菌の症状と合併症

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溶連菌に感染すると、突然38℃~39℃の高熱や喉の激しい痛みや、口の中に発疹や口内炎が現れ、舌の表面が白くなったりします。

そのため、病院へ行き溶連菌の検査を行って、陽性だった場合は、溶連菌に効く抗生剤を処方してもらい10日間服用することになります。

すると、薬の服用開始から24時間以内には細菌の感染力が弱まり、さらに2~3日経つと熱が下がって、1週間以内には体の発疹もなくなります。

ただ、薬の服用期間が10日間かかるのに対し、症状は1週間で治まることが多いため、薬の服用を途中でやめてしまう方が多く、体の中に細菌が残ってしまいます。

その影響から、感染症を何度も再発したり、他の病気へ合併する危険性があるため、十分な注意が必要です。

ちなみに、薬の服用をやめてしまう方は大人に特に多いようですが、薬を最後まで飲んでも合併症は起こることがあり、これについては子供も同様です。

溶連菌で尿検査の時期はいつが最適?血尿についても!

溶連菌の合併症の1つに、急性腎炎といって、目で見て分かる血尿や蛋白尿や、顔を中心としたひどいむくみなどが現れ、高血圧になる病気にかかる可能性があります。

そのため、溶連菌の抗生物質の服用が終わった直後と、さらに2週間後の2回に分けて尿検査を行い、両方とも陰性であれば合併症の危険はないとされています。

ただし、病院によっては尿検査を行わない所もありますが、腎炎は検査なしの診断のみで明らかになることが多く、医師の判断によることが多いので心配の必要ありません。

もしも気になるようだったら、医師と相談してみると良いでしょう。

尿検査の異常項目は?

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溶連菌による合併症で腎臓に炎症や異常が生じると、本来濾過されない「赤血球」や「蛋白」が濾過されてしまい、尿に出てくることで、血尿や蛋白尿が現れます。

なので、もしも急性腎炎にかかっている場合は、尿蛋白値の正常値は(-)ですが、それ以外の(+-)(+)(2+)(3+)(4+)は異常値となるので気をつけましょう。

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急性腎炎の治療法はコチラ!

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急性腎炎を発症すると、次の2つの治療法が必要になります。

1) 食事制限

急性腎炎の場合は、弱った腎臓にタンパク質、塩分、水分を取り込むことは負担をかけることになるので、これらの摂取の制限をすることになり、入院治療をすることが多いです。

そして、特にタンパク質は、ほぼ全ての食材に含まれているのでお腹いっぱいご飯を食べることができなくなり、お菓子の量なども極端に減るので負荷が大きいですね。

2) ステロイド薬

腎炎の炎症を抑える目的でステロイド薬を処方することが多く、これによって体の免疫機能が低下するので、風邪など他の細菌に感染しやすくなります。

そのため、点滴のような大量の投与が必要な場合は入院治療となり、内服時も量が多いときは外出を禁止されることも多いようです。

また、ステロイド薬の投与によって、顔がむくんだり、体重が増えたりといった副作用も生じるのでつらいですね。

そして、こうして治療を行うことで尿蛋白値を正常に戻しますが、腎臓の病気は根本的に治す方法がまだ開発されておらず、完治のためには、自然治癒を待つしかありません。

そのため、外来診療を受診し、血液検査や尿検査で腎臓の様子を確かめながら、食事制限やステロイド薬の投与の他、蛋白排出を押さえる薬を服用することが多いようです。

そして、治療を終えた後も再発を繰り返す方もいて、そのたびに入院治療を求められることも多いようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、溶連菌で尿検査の時期はいつが最適か、異常項目や血尿についても詳しくお伝えしました。

まず、溶連菌で尿検査の時期は、溶連菌の薬の服用が終わった直後と、さらに2週間経ってから2回に分けて行うと良く、陽性の場合は尿蛋白値が異常値になるのでしたね。

そして、溶連菌による合併症で腎臓に炎症や異常が生じると、本来濾過されない「赤血球」や「蛋白」が濾過されてしまい尿に出てくるので、血尿や蛋白尿が現れるとのことでした。

そのため、食事制限やステロイド薬の投与を行いますが、副作用もひどく入院治療が必要になり、尿蛋白質が正常値に戻ってからも再発することもあるとのことでした。

溶連菌の再発や合併症や、血尿などの症状が現れるのは、子供よりも大人の方が多いそうなので、風邪などと軽く見ずにできるだけ早く適切な処置を行うようにしましょう!

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