RSウイルスの検査の内容や料金と保険適用の有無!血液検査も!

画像3RSウイルスに感染した場合の症状は、風邪にとても似ているため素人では判断が難しいのですが、特に生まれてまもない新生児や乳児にとっては危険なウイルスです。

また、38度程度の高熱も出ますし、できることならRSウイルスに感染しているかの検査ができれば早期に発見することができて安心ですよね。

ただ、RSウイルスの検査については、キットの内容や料金、保険適用されるのかや血液検査が必要なのか等、あまり知られていないことが多いと思います。

そこで今回は、RSウイルスの検査内容や料金と保険適用の有無、血液検査についてご紹介いたします。

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RSウイルスの検査内容や検査キットについてはコチラ!?

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RSウイルスに感染しているかを判断するために、病院では検査キットを使用するようで「迅速検査キット」や「簡易検査キット」などと呼ばれているようです。

また、RSウイルスの検査キットにはいくつか種類があるようですが、いずれも15分から30分程度で検査結果が出るのだとか。

そして、RSウイルスの検査キットを使用した場合の検査内容はとても簡単で、綿棒で鼻の粘膜を取るだけで良いそうです。

これだけで結果が出るなら、赤ちゃんや小さなお子さんでも痛い思いをせずに検査ができるので良いですよね。

ただ、小さな病院だとキットを常備していないことも多いようなので、事前に確認してから行くか、大きめの病院に行くことをおすすめします。

RSウイルスの検査は保険適用される?検査の料金は?

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・RSウイルス検査の保険適用

RSウイルスの検査は、以前は入院患者にのみ保険適用されていたようですが、喜ばしいことに2011年10月17日から、外来患者にも保険適用されるようになったそうです。

ただ、ひとつ注意して頂きたいのが、外来患者で保険適用される場合にも条件があり、それは「1歳未満の乳児」か「パリビズマブ製剤の適用者」であることなのだとか。

そして、2つめのパリビズマブ製剤の適用者とは、「6~12か月以下の早産児」や「呼吸器系、循環器系疾患のある子」「免疫不全患児」「ダウン症の子など」が該当するそうです。

なので、1歳以上のお子さんのほとんどは保険適用外ということになりますので、念のためご注意ください。

・RSウイルス検査の料金

まず、RSウイルスの検査が保険適用外であった場合の料金ですが、検査キット自体が3000円程度かかるようです。

そして、病院によって差があるようですが、検査料金としてさらに3000円程度かかることが多いのだとか。

そのため、保険適用外でRSウイルスの検査を受ける場合は、6000円前後の料金が掛かるそうです。

ただ、保険適用されれば3割負担となり、さらに乳幼児の特別な医療制度を利用する事で、ほぼ自己負担無しで検査を受けられることが多いようです。

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RSウイルスは血液検査も必要?

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RSウイルスに感染しているかの検査ですが、厳密に言うと血液検査では正確な答えは出ないようです。

ただ、検査キットが2011年までは入院患者のみに保険適用されていたことや、現在でも1歳以上のお子さんは保険適用外であるため、血液検査をして消去法でRSウイルス感染だと判断することが多いのだとか。

つまり、血液検査で白血球の数が増えているかや、CRPの数値が上昇しているかを確認し、その結果を基準に考えているようです。

もし、白血球やCRPの数値が上昇している場合には細菌の感染による症状だと判断できるので、RSウイルスに感染している可能性は低いと判断するようです。

逆を言えば、平常値とそれほど変わらない場合には、細菌の感染である可能性が低く、RSウイルスへの感染の疑いがあると考えるのだとか。

したがって、血液検査ではRSウイルスに似た症状で他の原因を見つけたり、見つからないことでRSウイルスの可能性を導くことはできますが、検査キットのように正確な結果は出ないようです。

ただ、RSウイルスによって症状が悪化する患者の多くは、生まれたばかりの新生児や1歳未満の乳児、つまり検査の保険適用者なので、それ以外の人は血液検査だけでも良いかもしれません。

なぜなら、RSウイルス感染者だとはっきり検査結果で判明しても、特効薬は無く対症療法をするしかないので、ある程度免疫のついた子どもや大人であれば、風邪への対処と変わらないからです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、RSウイルスの検査内容や料金と保険適用の有無、血液検査についてをご紹介いたしました。

RSウイルスのキットでの検査は、以前は入院患者にしか保険適用されませんでしたが、2011年より拡大したことがわかりましたね。

ただ、まだ年齢等の条件はありますので、該当するかどうかを確認してから検査を受けることをおすすめします。

また、検査の内容は綿棒を使った簡単なものですし、30分程度で結果も出るので、保険適用されるお子さんでRSウイルス感染が疑われる場合は、ぜひ検査を受けてみてはいかがでしょうか。

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