ノロウイルスの迅速検査キットの感度や費用!保険適応についても

画像31年を通して感染の可能性があるノロウイルスは、辛い腹痛や下痢、嘔吐の症状だけではなく、重症化しやすい恐ろしいウイルスでもあります。

また、この2015年から2016年までの間には、新型のノロウイルスも発見されており、これに対しての免疫を多くの人が持っていないため、感染の拡大が懸念されています。

そのため、ノロウイルスにかかった場合は、二次感染を引き起こさないことが重要になってきますが、検査でよく使われる迅速検査キットについて詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、ノロウイルスの迅速検査キットの感度や費用、保険適応について、詳しくご紹介していきたいと思います。

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ノロウイルスの迅速検査キットの感度は?

二次感染を防ぐためにも、ノロウイルスかどうかを早く知りたいですよね。

また、近年では新型のノロウイルスも流行しているので、重症化を防ぐためにも早めの対処が大切になってきます。

そこで、一般的に医療機関で受けることができる検査として、ノロウイルスの迅速検査キットがあるのですが、20分から30分ほどで結果が分かるそうです。

そして一番気になるのは、そんなにすぐ分かるのにどのくらいの感度なのか、また正確に分かるのかが気になるところですが、ノロウイルスを検査するために一般的に使われる迅速検査キットは86%以上から98%以上の正確性と言われており、非常に高い感度であることが分かります。

ただし、注意しておきたいのは新型ノロウイルスの場合は、このノロウイルス迅速検査キットでの感度が、従来のノロウイルスよりも低くなってしまうということと、症状がしっかり出ていない時では感度が下がるということです。

ノロウイルスの迅速検査キットの費用は?

次に気になるのは検査を受ける費用だと思いますが、料金の方は3000円から1万円と病院によって、設定金額が違うため幅があります。

しかし、特殊な機関でしか行えないRT-PCR法やリアルタイムPCR法による専門の検査は数万円もかかってしまうので、それに比べれば安く検査を受けることができますし、専門の検査は結果が出るまで時間がかかってしまうので、やはり受けるなら迅速検査の方が良いでしょう。

 ノロウイルスの迅速検査キットの保険適応について

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迅速検査キットを使った検査は専門の検査より安く受けることができますが、診察代などを含むと1万以上になる覚悟が必要なので、気軽には受けられませんよね。

そこで、少しでも安く検査を受けることができれば非常に助かるのですが、実は、保険が適応されるには条件があり、みんなが保険を受けられるわけではないので注意が必要です。

そして、その保険が適応される条件とは、3歳未満の子供と65歳以上の方、また悪性腫瘍と診断を受けている方、抗悪性腫瘍剤や、免疫抑制剤を投与し治療を行っている方や、臓器移植の手術をした方などです。

つまり、ノロウイルスにかかってしまうと体力がなく重篤化しやすい乳幼児や高齢者、また、ノロウイルスにかかってしまうと、現在行われている治療を中断しなければいけなくなる方が保険対象となっていることが分かりますね。

したがって、保険適用範囲が狭いことから、費用の面からすると、気軽に受けられる検査というわけではないので、症状の特徴からノロウイルスに感染しているかどうかを判断し、感染拡大防止や症状改善に向けて対処すると良いのではないでしょうか。

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ノロウイルス感染時の症状の特徴と他の病気との見分け方

まず、ノロウイルスの主な症状は腹痛、吐き気、嘔吐、下痢といった辛い症状ですが、初めに微熱から起こる場合が多く、ほとんどの人はあまり気付かず、辛い症状が急に始まったように感じる人が多いようですね。

そして、大抵の人は1日目に吐き気が強く、嘔吐を何度も繰り返してしまう人が多いですが、2日目以降は水のような下痢に襲われるのが特徴です。

また、似たような症状のものに、風邪やロタウイルスなども疑われやすいですが、ノロウイルスの場合は激しい吐き気や嘔吐に加え、生臭い臭いの便などが特徴だと言えます。

その他では、ノロウイルスは特に秋から冬にかけて起こりやすいので、その時期に、周囲を含め、そのような症状が引き起こされた場合は、ノロウイルスを疑った方が良いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ノロウイルスの迅速検査キットの感度や費用、保険適応についてご紹介いたしました。

二次感染を防ぐためにも、高い感度のあるノロウイルス迅速検査キットで、検査を受けることは大切ですが、新型ウイルスや、100%検知するというものではないので、それを念頭に置いて上手に検査を使わなくてはいけないということでしたね。

そして、費用も保険適応の有無で大きく変わってきますが、体力のない3歳未満のお子さんや65歳以上の高齢者の方は保険が適応されますので、疑われる場合は受けた方が良いとのことでした。

また、検査も大事ですが、迅速な対応にはノロウイルス感染症の特徴を知って、早めに対処することも大事なので、流行する時期には特に気を付けるようにしましょう。
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