マイコプラズマの皮疹に要注意!発疹や蕁麻疹が出る理由と対処法
マイコプラズマに感染すると、気管支や肺に炎症を起こし、咳や熱、鼻水など風邪に似た症状が現れます。
そして、マイコプラズマ感染症では、発疹や皮疹、蕁麻疹が出ることもあるそうなので、その理由や対処法について知りたいですよね。
また、マイコプラズマで現れる合併症についても気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、マイコプラズマの皮疹で注意することや、発疹や蕁麻疹が出る理由と対処法について詳しくお伝えしていきます。
目次
マイコプラズマで発疹や蕁麻疹が出るのはなぜ?皮疹についても
マイコプラズマは主に気道に感染し、気管支や肺で増殖するので気管支炎や肺炎を起こし、
・のどの痛み
・鼻水、鼻づまり
・37度程度の微熱から39度以上の高熱
・咳、痰のからむ咳
・もともと喘息がある場合は、喘息の悪化や喘鳴(ゼーゼーといった呼吸)
・呼吸困難
などの症状が現れます。
そして、マイコプラズマで肺炎の症状を起こしている場合、蕁麻疹や皮疹(多型滲出性紅斑)などの発疹が3~33%の確率で現れ、盛り上がった赤い発疹やかゆみのある地図のような湿疹が生じるそうです。
また、これらは、体内に異物が入ったことに対するアレルギー反応の一種や、高熱によって皮膚表面近くの細い血管が開くことが原因で現れ、重症化のサインなので注意が必要です。
マイコプラズマで皮膚に症状が現れたときの対処法は?
マイコプラズマで皮疹や蕁麻疹が現れた時には、マイコプラズマの病原体に効果的なマクロライド系の抗生剤を服用すると回復します。
そして、マクロライド系の抗生剤にはエリスロシンやクラリス、ジスロマックなどがあり、現在マイコプラズマに最も効果的な抗生剤とされています。
ただ、最近ではこのマクロライド系抗生剤が効かないマイコプラズマ肺炎が増えて来ており、2006年時点ではその割合が30%にもなっているそうです。
その場合、患者の年齢によっては、テトラサイクリン系の抗生剤や、ニューキノロン系の抗生剤を処方することもあるそうです。
そして、効果のある抗生剤を3日程度使用すると、マイコプラズマはかなり減少し、感染力は低下するとされており、解熱と共に皮膚の症状もひいていくそうです。
ただし、解熱しても皮膚症状が回復せず、体のかゆみなどがひどい場合は別の症状が現れている可能性もあるので、皮膚科を受診すると良いでしょう。
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マイコプラズマでは脱水症状や脳炎にも注意!?
マイコプラズマ感染症の症状は比較的軽度で済むことが多いですが、人によって異なり、特に子供は重症化しやすいとされています。
そして、激しい咳が長引くことによって喉がダメージを受け、水分補給ができなくなると、脱水症状を起こす危険性があり、その場合は体がぐったりしたり、ひどい場合だと黄疸が出るそうです。
それから、40度近い高熱が3日以上続くと、小さな子供への負担はかなり大きく、脳症を起こし、けいれんや意識がなくなるなどの意識障害が現れます。
このようなマイコプラズマの合併症の場合、脱水症状であれば病院で点滴治療を行なえば比較的すぐに回復しますが、脳症で手遅れになると入院治療が必要になったり、後遺症が残ったり、最悪の場合、命を落とす可能性もゼロではありません。
そのため、子供がマイコプラズマに感染したら、症状の経過を保護者がすぐそばで見守るようにし、少しでも異変を感じたら病院へ行くようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、マイコプラズマの皮疹で注意することや、発疹や蕁麻疹が出る理由と対処法について詳しくお伝えしました。
マイコプラズマでは、重症化すると蕁麻疹や皮疹などの発疹が3~33%の確率で現れ、盛り上がった赤い発疹やかゆみのある地図のような湿疹が生じるということでした。
そして、これは、体内に異物が侵入したことによるアレルギー反応や、高熱によって皮膚表面近くの細い血管が開くことが原因で現れるので注意が必要ですが、マクロライド系など病原体に効く抗生物質を服用すると3日程度で治るとのことでしたね。
また、マイコプラズマは人によって重症度が異なりますが、特に子供は重症化しやすく脱水症状や脳症の恐れもあるので、少しでも異変を感じたら病院へ行き、早めに対処すると良いとのことでした。
マイコプラズマは発疹やその他の合併症の危険性も多いので、次の記事で予防法をチェックして2次感染や2度目の感染に備えるようにしましょう!
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