おたふく風邪のワクチンの効果と副作用!料金や回数についても!

画像1おたふく風邪は耳の下などが腫れて熱が出る以外にも、さまざまな合併症が起こる可能性があり、中には後遺症が残るものもあります。

そこで、おたふく風邪のワクチンを接種することが勧められているのですが、本当に効果があるのかといったことや、副作用はないのかということが気になりますよね。

また、おたふく風邪のワクチンは2回目まで接種しないと効果がないという話もあり、はたしてこれは本当なのでしょうか。

そこで今回は、おたふく風邪のワクチンについて、効果や副作用、回数の他、どういった種類のワクチンなのか、料金はどのくらいするのかということについてご紹介していきます。

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おたふく風邪のワクチンはどんなもの?種類は?

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おたふく風邪のワクチンは、生ワクチンという種類のワクチンで、おたふく風邪のウイルスそのものの毒性を弱くしたものです。

つまり、実際よりも弱いウイルスを体に入れることで体に抗体を作り、おたふく風邪にかかりにくくしたり、重症化を防ぐためのものになります。

以前は、風疹・麻疹・おたふく風邪は混合ワクチンとして接種されていましたが、現在はこの形式は廃止され、おたふく風邪のワクチンは単独で接種することになっています。

おたふく風邪のワクチンはいつ受けられるの?回数は?

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おたふく風邪のワクチンは1歳から接種することができ、充分な効果を得るためには数年の時間を置いて2回接種するのが望ましいとされています。

なぜ2回接種することが必要なのかというと、1度では免疫が時間とともに失われていき、効果がなくなってしまうことがあるからです。

そのため、すでに欧米などでは2回接種が標準となっており、日本でも2回接種を勧める動きが大きくなっています。

なお、1回めは1歳の時に行い、2回めはそこから3~5年後の4~6歳の頃に再度接種するのが良いとされています。

■大人でもおたふく風邪のワクチンを接種できるの?

大人でもおたふく風邪のワクチンを接種することができますので、もし子供の頃におたふく風邪にかかったことがないという場合にはぜひワクチンを接種したほうがいいでしょう。

というのも、大人になってからおたふく風邪にかかると、子供よりも症状が重く、また合併症を起こしやすいことが知られているからです。

例えば、おたふく風邪にかかった15歳以上の男性の3割程度は睾丸炎を起こすと言われていて、これは重症化した場合には無精子症などを引き起こすこともあります。

しかし、ワクチンを接種することで、そういった重症化のリスクを大幅に減らすことができます。

なお、おたふく風邪にかかったことがあるかどうかわからないという場合には、血液検査で抗体の有無を調べてもらえば判明しますが、基本的には自由診療扱いとなり、保険は適用されません。

おたふく風邪のワクチンの料金は?保険は使える?

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おたふく風邪のワクチン接種は任意となるので保険は適用されず、また1回の接種にかかる料金も病院によって違います。

なお、どの病院でも1回の接種にあたり、およそ5000円前後の費用がかかるようです。

しかし、自治体によってはおたふく風邪のワクチン接種に対して助成金制度を設けているところがありますので、まずは病院を探すとともに、お住まいの自治体に助成金制度について問い合わせてみることをおすすめします。

おたふく風邪のワクチンの効果は?

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おたふく風邪のワクチン接種によって、おたふく風邪の予防効果は90%ほどになり、たとえかかったとしても重症化しにくくなります。

そして、おたふく風邪では無菌性髄膜炎や脳炎、難聴といった合併症を起こすことがあり、中でも無菌性髄膜炎の発生率は10人に1人とかなり高い割合なのですが、ワクチン接種によってこれらの合併症の発生も抑えることができます。

また、先程もご説明したように、大人がおたふく風邪にかかると重症化しやすい他、睾丸炎や卵巣炎といった合併症も起こしやすくなりますが、それらのリスクも大幅に減らすことが期待できるようです。

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おたふく風邪のワクチンに副作用はあるの?

おたふく風邪のワクチンは、実際のウイルスの毒性を弱くしたものですので、接種した後まれにおたふく風邪と同じような症状が現れることがあります。

具体的には、

・接種から2~3週間後に耳の下やあごの下などが腫れる

・発熱する

・無菌性髄膜炎を起こす

などが挙げられますが、どれもワクチンなしでおたふく風邪にかかった場合よりも確率はずっと低いので、難聴などの後遺症が残る合併症を防ぐためにも、ワクチン接種は必要だと言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

おたふく風邪のワクチンを接種することによって、高い予防効果と、感染しても重症化や合併症を起こすリスクを下げる効果が期待できます。

しかし、残念ながら任意での接種となり、保険が適用されませんので、自治体の助成金制度などを活用することをおすすめします。

また、医師が勧める2回の接種を行うことで効果が充分に発揮されますので、きちんと2回受けるようにしてください。

そして、感染率をさらに下げ、後遺症が残る合併症を避けるために、ワクチン接種以外にも予防対策を自主的に行うようにしたいものですね。
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「おたふく風邪の感染率と感染経路!うつるのを予防するポイントも」についての記事はコチラ!?

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