インフルエンザでの入院費用や期間!目安や保険についても

サムネイルインフルエンザにかかると、高熱や倦怠感が続くため、入院した方がいいのではないかと頭をよぎることがありますよね。

では、インフルエンザで入院になるのはどういう場合なのでしょうか。

また、インフルエンザで入院となった場合、費用や期間がどのくらいかかるのか知っておきたいですよね。

その他にも、こうしたインフルエンザで入院した場合、大人と子供ではどのような違いがあるのでしょうか。

そこで、今回はインフルエンザでの入院費用や期間、目安や保険についてご紹介していきたいと思います。

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インフルエンザでの入院費用は?

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インフルエンザで入院すると、差額ベッド代や、投薬治療代、点滴治療代、食事代などに費用がかかってきます。

例えば、食事代は1日当たり平均260円が相場で、投薬治療代はタミフルを使用し、10日間入院した場合で約2200円になり、使用する薬によって多少違いはありますが、リレンザでは約500円なのでさほど誤差はありませんね。

また、点滴治療代を見てみると、インフルエンザによる高熱や吐き気などが原因で、体に水分を補給するための生理食塩水などであれば100円から200円程度ですし、合併症などにより抗生物質や、治療にための点滴であれば1000円から3000円、またはそれ以上アップする場合もあります。

そして、何より入院費用で重要なのが差額ベッド代ですが、もしも、5人以上の大部屋であれば差額ベッド代は発生しないので安心してくださいね。

では、それ以外の部屋を使った場合の差額の目安を見ていくと、1日当たりの差額が4人部屋であれば2485円、3人部屋であれば2774円、2人部屋では、3158円、個室では、7558円必要となってきます(平成22年 厚生労働省)。

しかし、インフルエンザは感染の拡大が恐れられるので、密集した部屋よりも人数の少ない部屋、もしくは個室を使うことが多いのだとか。

そこで、1週間から2週間の入院で、合併症などの治療も行った入院費用は約10万円前後かかると考えておくと良いですね。

ですが、これはあくまでも一般的な費用ですので、乳児や高齢者はまた違ってきます。

例えば、乳児であれば市によって適応年齢に幅がありますが、乳幼児医療費受給者証という医療制度を利用でき、薬代などの保険適用のものは無料で受けることができます。

なので、必要となってくるのは食事代や差額部屋代ということになります。

しかし、乳児の場合付き添いが必要となってきますので、付き添い者のベッド代が病院によって多少異なりますが、1日あたり500円から1000円が一般的ですので、10日間の入院で1万円ほどと考えておけばよいですね。

また、乳幼児の場合だと、泣いてしまったりなど周囲に迷惑がかかるので、親御さんは個室を希望されたいですよね。

その場合、自分が希望した個室代については費用が発生してしまい、差額ベッド代は保険適用外ですので、残念ながら乳幼児受給者証葉適用されません。

ですので、結果的に乳幼児の場合でも、約7万円から約8万円の費用はかかってしまう可能性がありますね。

次に、高齢者の場合は75歳以上の方ですと、後期高齢者医療制度の対象となり、一般所得以上の方は1ヵ月の入院費用の上限が44000円、年金の年収が単独で80万円未満の方や、夫婦の年金の合計が約130万円未満の場合は15000円、また収入が約130万円から267万円未満の方は24600円となっています。

なので、この上限金額を超えた分は、市町村の窓口に申請をすれば返還されます。

しかし、この中には食費と差額ベッド代は含まれていませんので気を付けてくださいね。

これらから、年齢や収入などによって、利用できる制度があるので、自分や家族にはどのような制度が適用されるのかを把握しておくことが大切ですね。

その他にも、新型インフルエンザなど感染力の強いものが流行している場合は、二次感染を防ぐために病院側から個室を用意される場合があります。

ただ、自分が個室などに移る同意書にサインをしていないものは、差額ベッド代は発生しませんので、ご安心ください。

インフルエンザでの入院の期間は?

インフルエンザでの入院期間の目安ですが、合併症の程度によっても変わってきますが、ひどくなければ通常1週間から2週間で退院することができます。

しかし、インフルエンザによる肺炎を発症した場合は、長期的な治療が必要となりますので、約1ヵ月間も入院しなければなりません。

その他にも、乳幼児に多いインフルエンザ脳症では長期入院が必要となり、症状が落ち着いても後遺症などのため、長期入院を余儀なくされる場合もあります。

ですので、合併症を引き起こしてしまう前に、インフルエンザを治療することが、非常に大切だと言うことが分かりますね。

インフルエンザでの入院の目安は?

インフルエンザで入院が必要だと判断される目安は、インフルエンザ脳症や、肺炎や中耳炎、気管支炎などの合併症が引き起こされた場合です。

特に、高齢者や乳幼児は体力がないため、インフルエンザにかかると体の抵抗力が落ちてしまい、こうした合併症を引き起こしやすくなるので、インフルエンザの症状が重い場合は入院の措置が取られる場合があります。

また、新型インフルエンザなどが流行している場合など、二次感染の可能性が高い場合も、入院をして隔離という形がとられます。

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インフルエンザで入院した場合の保険は?

インフルエンザは、多くの保険で適用内に入る病気となっています。

ですので入院期間に合わせて、それぞれ加入されている保険会社の取り決めに応じた給付金を支払ってもらうことができます。

大体、男性ですと入院日額10000円、女性ですと日額9000円のものに入っていれば、インフルエンザで入院してしまっても貯金を切り崩さずに済みそうですね。

ただし、海外でインフルエンザが流行しており、政府より海外からの帰国勧告などが発令されているにも関わらず、それを無視してインフルエンザにかかってしまった場合などには保険金が給付されない場合もあるのだとか。

また、仕事をされている方は、入院期間の分お給料が減るのも心配ですよね。

そんな時は、全国健康保険組合に加入されている方は、傷病手当と言うものがあるのをご存知でしょうか。

それは、業務以外の病気や怪我でやむを得ず仕事を休まなければいけなかった場合や、仕事に付くことができないと医師が判断した場合、また連続した3日間と4日以上休むといったこれらの条件を満たす場合、標準報酬日額×2/3を補填してくれるというものです。

そのため、今自分はどういった保険に加入しているのか、また仕事をされている方は自分の保険証や会社の取り決めを、一度きちんと把握しておくことが肝心です。

まとめ

今回は、インフルエンザでの入院費用や期間、目安や保険についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

インフルエンザで、重篤な症状になった場合は入院も考えられますので、なるべく早くインフルエンザの治療を始めることが大切ですね。

そして、費用については、自分が加入している保険や、家族にはどのような制度が適用できるのか普段から把握しておきましょう。

このように、インフルエンザは一度かかっただけでも大変な病気ですので、二回もかからないように予防をしたいものですね。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法」についての記事はコチラ!?

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