インフルエンザと風邪は同時にかかる?症状や対処法の違いも!

画像1毎年寒い時期になると猛威をふるうインフルエンザですが、風邪と症状が似ているところもあり、正しく対処するためにも症状の違いについて知っておきたいですよね。

また、インフルエンザと風邪で症状の違いはありますが、これらの併発、つまり同時にかかることはあるのでしょうか。

それから、インフルエンザは風邪をひいている場合、予防接種ができるのかどうかも気になりますよね。

そこで今回は、インフルエンザと風邪は同時にかかるのか、また、症状や対処方法の違いについて詳しくお伝えします。

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インフルエンザと風邪は同時にかかるの?

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インフルエンザと風邪に同時にかかるのか、疑問に思っている方もいると思いますが、これは同時にかかることもあり、普通の風邪にかかっている時にインフルエンザに感染することもあります。

というのも、インフルエンザと風邪は原因となるウイルスが異なるからです。

つまり、風邪の場合はアデノウイルス・ライノウイルス・コロナウイルスなど様々なウイルスが原因となって発症するのですが、インフルエンザの場合はインフルエンザウイルスによって引き起こされるため、それぞれの原因ウイルスに同時に感染すれば併発することがあるのです。

しかし、実際に風邪と併発してしまったとしてもインフルエンザウイルスの方の症状が強すぎるため、風邪の症状に気が付かないことがほとんどだそうです。

インフルエンザと風邪の症状の違いは?見分け方についても

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風邪になると、主に鼻炎や喉頭炎といったように気道に炎症が起こるため、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・咳・喉の痛み・発熱・頭痛・倦怠感といった呼吸器系の症状や消化器系の症状がゆるやかに出てきます。

一方、インフルエンザになると、とにかく症状が急激に出てくることが特徴で、頭痛・筋肉痛・悪寒・高熱・関節痛・食欲不振・腹痛・嘔吐・下痢といった全身症状が発生します。

つまり、インフルエンザと風邪の見分け方は全身に症状が出ることと症状が重く急激に出るかどうかになります。

そのため、もし、通常の風邪であればある程度は通常通りに日常生活を過ごすことができますが、インフルエンザでは普段の生活が送れないレベルで急激に具合が悪くなるのです。

ちなみに、咳と熱が同時に起こるとインフルエンザの確率が高いと言われているため、この症状が見られた場合は早急に他の人へ移さないように配慮をして、病院に行って診察してもらった後、処方された薬を飲んで安静にするようにしましょうね。

インフルエンザの予防接種は風邪をひいたら受けられない?

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インフルエンザの予防接種を受けようと思っていた時に風邪をひいてしまうことがあると思いますが、そんなとき、風邪をひいていてもインフルエンザの予防接種を受けることができるのか、気になりますね。

ただ、これは病院によって見解が異なるため、そのときの医師の判断によって受けられるかどうかが決まってしまいます。

というのも、一般的には、熱が37.5度を超える場合は予防接種ができないとされていますが、それ以下の微熱があったとしても医師によってはNGを出される場合もありますし、咳が出ているだけでもNGを出す医師もいるのです。

では、なぜ風邪をひいているとインフルエンザの予防接種ができないかというと、風邪の症状が出ていると免疫力が低下している状態であるため、これでは予防接種により抗体がきちんとつくられず期待された効果が出にくくなってしまうからです。

つまり、風邪をひいているとインフルエンザの予防接種は無駄になる可能性があるため、お勧めできないということですね。

また、他の理由としてはワクチン接種をすると発熱などの風邪に似た副作用が出る時があり、風邪をもとからひいていると副作用なのかどうか判別できなくなってしまうためです。

というのも、このような副作用は通常であれば2~3日で回復しますが、稀に治療が必要なほど重い症状となるときがあるため、副作用が出ているかどうかわかるようにしなければいけないのです。

したがって、これらのことから、風邪をひいていないときに予防接種を受けることがベストですが、どうしても日にちが取れない場合には医師と相談してみればその旨に理解を示して予防接種を行ってくれるかもしれません。

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インフルエンザA型とB型には同時に感染するの?

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風邪とインフルエンザに同時に感染するなら、インフルエンザでも種類が違うものなら感染するのかどうか気になると思いますが、実は、非常に稀なケースではあるのですが、同時に感染する可能性はあるのです。

◇インフルエンザの抗体はA型とB型で違う

一般的に、一度インフルエンザになれば抗体ができるためかかる確率は低くなり、かかったとしても症状が重くなることありませんが、それは同じタイプのインフルエンザにのみ言えることなのです。

つまり、A型に感染した人でもB型への免疫はできていないためB型に感染する場合もあるので注意してくださいね。

◇インフルエンザA型の予防接種はB型には効かない

また、予防接種についても同じで、インフルエンザのワクチン接種は流行ることの多いA型のものを用意するので、B型にかかる確率は実は予防接種を受けたとしても変わりません。

ただし、予防接種の適用外のインフルエンザはそんなに流行せずに予防接種しなくても感染する確率は低く、驚異度は高くありません。

そのため、インフルエンザA型とインフルエンザB型の同時感染は非常に稀であると言われているのですね。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、インフルエンザと風邪が同時感染するのかどうか、また、インフルエンザと風邪の症状の違いは何なのかをお伝えし、予防接種における注意点と種類の違うインフルエンザの同時感染についてもお伝えしました。

まず、インフルエンザと風邪は原因が違うために同時感染するけど、インフルエンザの症状が強すぎるために風邪の症状に気が付かないということでした。

そして、予防接種するときには、効果の出方や副作用の関係で基本的には風邪をひいていない時の方がいいこともわかりましたね。

また、インフルエンザでもA型とB型など種類が違うものであるなら、非常に稀だけど同時感染することもあるということでした。

最後に、インフルエンザはかかるとつらい病気であるため、かからないためにも十分な睡眠や栄養バランスの良い食事をとり健康に気を付けて生活しましょう。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法」についての記事はコチラ!?

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