インフルエンザで鼻血とリレンザの関係!止まらない時の対処法も
インフルエンザでは、年齢やウイルスのタイプによって処方される抗ウイルス薬も違いますよね。
そして、インフルエンザでリレンザという薬を使うことがありますが、その場合は鼻血が大量に出ることがあるので、原因が気になるのではないでしょうか。
また、インフルエンザでリレンザを服用し、鼻血が止まらない時の対処法も知っておきたいですよね。
そこで今回は、インフルエンザで鼻血とリレンザの関係や、止まらない時の対処法について詳しくお伝えしていきます。
目次
インフルエンザで鼻血とリレンザの関係は?止まらない時の対処法も
インフルエンザでは、ウイルスのタイプにもよりますが、ほとんどの場合、38度程度の発熱が現れ、それに伴って関節痛や筋肉痛、倦怠感など全身の症状が出ることが多いです。
ただ、鼻血はインフルエンザの症状にはないのですが、リレンザという抗ウイルス薬の服用による副作用として現れることがあるそうです。
インフルエンザで鼻血とリレンザの関係
リレンザは、吸入タイプの抗インフルエンザ薬で、インフルエンザウイルスは呼吸とともに鼻や喉から吸い込まれ、気道などの粘膜で増殖する性質があるため、粉末タイプのリレンザは粘膜に直接働きかけて、迅速にウイルスの増殖を抑える効果があります。
そして、治療の際はリレンザの薬であるブリスター10 mgを1日2回吸入し、これを5日間続けるとのことです。
それから、特にインフルエンザウイルスのもつノイラミニダーゼと呼ばれる酵素の働きを抑制することで増殖や感染を防ぐ効果があるので、主にノイラミニダーゼを持つインフルエンザA型やB型に効果を発揮するとされていて、C型には無効だそうです。
そして、リレンザは副作用がほとんどなく安全な薬として評価が高く、副作用の一部に鼻血もありますが、0.1%の頻度なので、実際にリレンザの副作用として鼻血が出るのは稀な例だそうです。
それから、インフルエンザでは元々デリケートで傷つきやすい鼻の粘膜にウイルスが増殖するため、炎症が起き、血が集まって充血した状態になるので、ちょっとした刺激でも鼻血が出てしまいます。
そして、インフルエンザでは、症状の途中から鼻づまりを起こすことから、つい鼻をいじったり、鼻をかむ回数も増え、これによってダメージを受けた鼻の粘膜に刺激を与え、鼻血を繰り返してしまう原因となるそうです。
こうしたことから、リレンザの副作用でなくても、インフルエンザでは鼻血が出てしまうことがよくあるのですね。
鼻血が止まらない時の対処法は?
インフルエンザで鼻血が出る時は、基本的には出たり止まったりするので、緊急性はないのですが、熱が出血を助長していることもあるので、まずは鼻の付け根辺りを冷やすようにしましょう。
そして、熱が下がってくれば落ち着いてくる症状なので、まずは自宅で様子を見ても問題ないですが、どうしても鼻血が止まらない時はリレンザの副作用の可能性も0ではないので、病院で医師に診てもらい、必要があれば薬を変えてもらうようにしましょう。
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インフルエンザでリレンザを服用する最適なタイミングとは?
副作用の可能性も0ではないリレンザですが、他の抗ウイルス薬であるタミフルなどと違って比較的副作用は出にくく、安全性が高い薬なので、病院ですすめられたら処方するようにしましょう。
そして、リレンザの場合は、インフルエンザウイルスに感染してからウイルスが増殖のピークに達する48時間以内に服用することにより、より高い効果を発揮すると言われています。
それから、リレンザは持病や高齢者の方にも用いることが可能な薬で、早ければ1~2日で回復する方もいるそうです。
ただ、48時間を超えてしまってもリレンザの効果が全くなくなるわけではなく、あくまで目安に過ぎないので、できるだけ早く服用を始めれば問題ありません。
そして、リレンザはインフルエンザで特に子供がかかりやすい脳炎や脳症などの重症化を防ぐ働きもあるとされているので、おすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、インフルエンザで鼻血とリレンザの関係や、止まらない時の対処法について詳しくお伝えしました。
まず、インフルエンザで鼻血が出るのは吸入タイプの抗ウイルス薬であるリレンザの副作用の場合もありますが0.1%の確率しかなく、ほとんどはウイルスが増殖してダメージを受けた鼻の粘膜が鼻づまりなどで刺激を受けるためでしたね。
そのため、熱が鼻血を助長していることもあるので、まずは鼻の付け根を冷やすようにすると楽になりますが、どうしても止まらない場合はリレンザの副作用の可能性も考えて病院を受診するべきとのことでした。
また、リレンザは発症から48時間以内に服用を開始するとより効果的で、子供に多い脳症などへの重症化を防ぐ働きもあるので、おすすめとのことでしたね。
リレンザは予防投与などにも活用されていますが、そもそもインフルエンザに感染しない予防法については次の記事をチェックしましょう!
↓↓↓
「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法」についての記事はコチラ!?
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