インフルエンザで寒気はいつまで続く?対策や熱なし時の注意点も

画像1インフルエンザの症状には高熱が出るというのがありますが、その高熱の前に強い寒気を感じることが多いようです。

中には、寒気がひどくて震えが出る人や、眠るのが辛いほどの寒気に見舞われる人もいて、症状の激しさがうかがえます。

その一方で、寒気や頭痛はするけれどいつまでも熱なしのままという人もいるということで、このような場合はどのような原因が考えられるのでしょうか。

そこで、今回はインフルエンザによる寒気が起こる仕組みや、寒気はいつまで続くのかということ、また、熱なしの場合に注意すべきことなどを寒気対策とあわせてご紹介します。

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インフルエンザで寒気が起こるのはなぜ?

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インフルエンザで寒気が起こるのは、ウイルスに感染したことによる発熱の前触れとして起こります。

普段、人の体はある一定の体温(平熱)を保つように設定されていますが、ウイルス感染などの異常事態には、免疫反応によってその設定温度が一時的に上昇します。

つまり、これがいわゆる発熱となるわけですが、変更された設定温度まで体温を上げるために体はどうするのかというと、まずは体の外へと熱を逃がさないように体表面の毛穴や血管を閉じ、そして筋肉を収縮させて震えを起こすことで熱を作りだそうとします。

その働きによって、肌の血流が低下し、自分の体温と気温とに差が生まれるので寒気を感じ、ブルブルと震えてしまうという状態になるのです。

特に、インフルエンザウイルスに感染した時には高熱が出ますので、寒気も非常に強く感じることになります。

インフルエンザの寒気はいつまで続くの?

インフルエンザの寒気は熱が出る前触れですので、熱が上がりきってしまえばたいていの場合は寒気は感じなくなります。

そして、インフルエンザの場合はおよそ24時間以内には発熱のピークに達するので、寒気が続いても1日、早ければ数時間ということが多いでしょう。

ちなみに、熱が上がってウイルスが弱まると、体は体温を元に戻そうとしますので汗をかいて体温を下げようとします。

また、体温が下がることで気温との差が少なくなり、暑く感じることもあります。

寒気はするけど熱が出ない!注意すべきことは?

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寒気はするけど熱が出ないような時には、近いうちに高熱が出る可能性に注意するとともに、なるべく無理をせずに休息を心がけることが大切です。

なお、寒気はするけど熱が出ないような場合には、以下のような原因が考えられます。

・インフルエンザが潜伏期間、もしくは発症の初期段階で、高熱が出るところまで症状が進んでいない

・ウイルスによって喉など体のどこかで炎症が起こっている

・市販の薬などで無理に熱を抑えてしまっている

・免疫力の低下によって発熱に至っていない

ちなみに、ストレスなどによって自律神経のバランスが崩れることによっても寒気がすることがありますが、喉の痛みや頭痛といったような症状を伴っている場合には、病気を疑って内科の医師の診察を受けたほうがいいでしょう。

そして、熱がないからと無理をしていると体力を消耗し、回復が遅れてしまうことがありますので、いつもよりも早く寝るなど、休息を多めに取るようにしてください。

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インフルエンザの寒気対策はこれ!

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先ほどご紹介したように、インフルエンザの寒気とは体が熱をあげようとするための働きの結果ですので、体を温めることでそれを助けてあげるという対策が有効です。

具体的には、室温を上げたり(空気の乾燥には注意しましょう)、厚着をする、温かいものを食べる、特に寒いと感じている部分(背中など)に使い捨てカイロを貼るといったことがいいでしょう。

しかし、ここで注意すべきなのは「汗をかくほどには温めない」ということです。

なぜならば、先ほどご説明したように、汗をかくというのは体から熱を逃がして体温を下げるための働きですので、これから体温を上げなければならない体には逆効果だからです。

そして、体を温めるというとお風呂を思い浮かべるという方も多いかと思いますが、汗をかきますし、実は入浴というのは意外と体力を消耗しますので、できれば控えたほうがいいでしょう。

もし、お風呂に入るのであれば、のぼせるほど熱い湯には入らず、出たらすぐに体や髪を乾かして温かい服装に着替えるようにするなど、湯冷め対策をしっかりと行うようにしてください。

まとめ

いかがでしたか。

インフルエンザの寒気は、体がこれから体温を上げてウイルスと戦おうとしている状態ですので、体温が上がりきるまでは寒気が続くと考えていたほうがいいでしょう。

また、寒気だけしていて熱が出ないという時には、まだ熱が上がりきっていない場合や、喉などの炎症によって寒気が起きている場合、免疫力の低下によって体が熱を上げられずにいる場合などが考えられます。

そのような場合であっても、体を温めることで寒気は和らいできますので、温かいものを摂ったりして、ゆっくり休息するようにしてください。

そして、インフルエンザは型が違うと二度かかったりすることもあるようですので、しっかりと体力をつけて熱を出せる体づくりをしたいものですね。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?

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