インフルエンザでタミフルを飲まない場合の治癒期間と対処法!

画像1インフルエンザは、毎年秋から2月末頃まで流行するウイルス性の感染症で、38度を超える熱や全身性の症状が現れることが多いです。

そして、インフルエンザと言えばタミフルを服用するというイメージが強いですが、子供など心配な場合はタミフルを飲まないで治せるのか気になるのではないでしょうか。

なので、インフルエンザでタミフルを飲まない場合の治癒期間や対処法を知っておきたいですよね。

そこで今回は、インフルエンザでタミフルを飲まない場合の治癒期間と対処法について詳しくお伝えしていきます。

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インフルエンザでタミフルを飲まない場合の治癒期間は?対処法も

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インフルエンザと診断されると「タミフル」を服用しなきゃ…と思うほど、インフルエンザの特効薬としてタミフルのイメージが強い方は多いのではないでしょうか。

ただし、実はタミフルはごく最近開発された薬で、それまではインフルエンザはタミフルを服用せずに治す病気だったことをご存知でしょうか?

今、インフルエンザでタミフルが処方されるのは、服用することで圧倒的に早く解熱できるためと言われています。

そして、個人差はありますが、通常タミフルを服用してから2~3日で解熱するので、その分体に負担がかからないことが利点です。

その結果、インフルエンザの症状が悪化してしまったり、他の病気を合併する危険性を回避できるんですね。

ただ、タミフルは副作用を起こすことが多く、大人でもひどい吐き気や全身の倦怠感に悩まされたり、子供の場合は意識障害や幻覚などを起こす危険性があって、確実な安全性を立証されていない側面もあり、特に子供の服用はおすすめできません。

そのため、気になる方は次の通りタミフルを飲まないでインフルエンザを治すと良いのですが、この場合は発症した後だいたい4~5日で解熱し、1週間くらいで治るそうなので、タミフルを服用した場合と治癒までの期間はあまり大差がないですね。

インフルエンザでタミフルを服用しないで治す方法は?

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インフルエンザの症状では38度以上の高熱が現れることが多く、微熱であっても37度を超える熱が続くことが特徴ですが、これはインフルエンザウイルスが熱に弱いため、発熱はウイルスを死滅するために体が働きかけるので生じるということになります。

そのため、インフルエンザのウイルスはタミフルを飲まなくても、体が本来持っている力で熱を発して、死滅させることができるのです。

なので、インフルエンザでタミフルを飲まずに治す場合には、それぞれの症状に応じてポイントを抑えた対症療法を行なうと良いので、次の通り実践してみましょう。

1、 お風呂を控え、汗をふく

インフルエンザの際のお風呂はさらに体力を奪い、湯冷めをする可能性があるので、回復するまでお風呂は控えましょう。

また、安静にするときは長袖のパジャマなどを着て、毛布を一枚増やし暖かくして休むと良いのですが、汗を大量にかいた後にそのままにしておくと肌が冷えるので、こまめに拭き取り、着替えも同時に行うようにしましょう。

2、 室内をあたたかくし、湿度を50%程度に保つ

エアコンを使って室内の温度は20度台に保ち、湿度も加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりすることで50%前後を維持するようにしましょう。

なぜかというと、インフルエンザウイルスは高温多湿に弱く、低温低湿を好んで繁殖するため、特に湿度は50%前後がインフルエンザウイルスを撃退するのにちょうど良い目安なんだそうです。

3、 のどの潤いケアをし、マスクを着用する

インフルエンザウイルスはのどに感染するため、特にひどい咳の症状が現れ、咳が長く続くと喉が乾燥し、さらに咳の症状が悪化するという悪循環に陥ります。

そのため、抗炎症作用のあるハチミツや、抗菌作用のある大根などを食事に積極的に取り入れるようにすると咳が改善されるのでおすすめです。

また、咳と同時にくしゃみも出て、これによってウイルスが他の人へ感染することもあるので、鼻まですっぽり覆える大きめのマスクを着用し、眠る時もつけておくと喉が潤って、夜中に咳で目覚めることが少なくなります。

4、 水分補給を行ない、栄養を摂る

3のとおりインフルエンザではひどい咳の症状が現れるため、水分を摂りづらくなるのですが、高熱も続くことから脱水症状の恐れがあるので、必ずこまめに水分補給を行なうようにしましょう。

また、インフルエンザウイルスと戦うために体は大量のエネルギーを使うので、食欲がなくても消化に良い食べ物を摂るようにすると良く、柔らかく煮込んだうどんや、卵の入った雑炊などがおすすめです。

そして、タンパク質は体の熱を上昇させ、ウイルスと戦う力を蓄えてくれるので、意識して摂るようにすることをおすすめします。

こうした対処法を行なうことで、インフルエンザの症状は改善することもできるのですが、元々体が持っている免疫力や、患者の年齢によってはなかなか治らず、高熱によって脳症などの重い合併症を起こすことがあるので、十分な注意が必要です。

そのため、タミフルを使わずに治す場合は、高熱による熱けいれんや意識障害などを起こすことがあれば、自宅治療を続けずにすぐに病院を受診するようにしましょう。

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インフルエンザでタミフルを服用しない場合は市販薬を使っても良い?

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インフルエンザでタミフルを服用することに対して抵抗感を持つ方は多くいますが、一方で自己治療の対処法は解熱までに時間がかかるので、体力を多く奪われてつらい状態が長く続いてしまいます。

そのため、タミフルは服用しないけれど、市販の解熱鎮痛剤や、そうした作用が含まれる風邪薬を使用する方が多いので、使用にあたっては必ず「アセトアミノフェン」配合のものに限るようにしましょう。

なぜかというと、特に子供の場合は使える解熱鎮痛剤の種類に限りがあり、アスピリン系のものを用いると、脳症などを起こし、後々まで残る後遺症が生じる危険性があるのです。

そのため、インフルエンザでタミフルは使わないけれど、症状の緩和のために市販薬を使いたいという場合は、自己判断で選ばず、せめて薬局で薬剤師に相談するか、できれば病院で医師と相談の上で使用するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はインフルエンザでタミフルを飲まない場合の治癒期間と対処法について詳しくお伝えしました。

まず、インフルエンザでタミフルを使うようになったのはごく最近のことなので、服用しなくても発症から4日ほどで解熱し、1週間ほどで改善されるのでしたね。

そのため、副作用の恐れもあるタミフルの服用に抵抗がある方は、対症療法として体を温めて熱を上昇させウイルスを撃退し、喉の潤いをケアしたり、水分補給や食べやすい食事から栄養を摂ることに気をつけると良いのでしたね。

ただし、タミフルの代わりに解熱鎮痛剤を使うと種類によっては脳症などを起こす危険性があるので種類に気をつけ、その人が持っている免疫力によっては自己治癒が難しい場合があるので、無理をせず病院へ行くなどの注意点がありました。

このように、インフルエンザの自己治癒は難しくはないですが、免疫力が鍵になるので、次の記事もチェックしましょう!
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?

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