ノロウイルスの潜伏期間とキスからうつる確率!最短での発症は?
ノロウイルスの潜伏期間から発症までは最短でどれくらいなのか、また、潜伏期間中もうつるのかをご存知でしょうか。
ノロウイルスは感染力が強いので、潜伏期間についても知っておかないと、どの程度出勤停止すべきかも判断が難しいですよね。
また、ノロウイルスは潜伏期間中のキスでもうつるのか、消毒で予防効果があるのかも気になるところです。
そこで今回は、ノロウイルスの潜伏期間とキスからうつる確率、そして最短での発症についてをご紹介いたします。
目次
ノロウイルスの潜伏期間と最短での発症について
ノロウイルスに感染し、体内にウイルスが入り込んでも、すぐに症状が出始めるわけではなく、発症前に潜伏期間があります。
そして、ノロウイルスの潜伏期間は、24時間から48時間が平均的なようで、その後発症して嘔吐や下痢、腹痛などの症状が起こります。
ただ、潜伏期間には個人差があり、免疫力が低下している人ほど早く発症しやすいと言われており、6時間から12時間程度で発症することもあるようです。
ノロウイルスの潜伏期間中でもうつる?キスは?
ノロウイルスの感染経路は、ウイルスが口から体内に侵入する「経口感染」が主ですが、ウイルスが含まれているのは排泄物です。
そう考えると、潜伏期間中はまだ下痢もしていませんし、嘔吐もしていないので、他人にうつる確率は低いそうです。
ただ、下痢をしていなくても既に便にはウイルスが含まれていますので、例えば赤ちゃんのオムツの処理をしていて、そこから感染する可能性はゼロではないようです。
また、唾液にはノロウイルスは含まれていないので、キスからうつることもほぼ無いと言われていますが、もし家族がノロウイルスに感染した場合は、止めておく方が無難かもしれません。
ノロウイルスの潜伏期間中の消毒方法
ノロウイルスが流行し始めると、家族の仕事仲間や学校の友人、自分の周りでもノロウイルスの人が出始めることがあると思います。
その場合、家族も自分もノロウイルスに感染している可能性がありますが、ノロウイルスの潜伏期間中は、特に身体に症状が出ないので自分で判断することは難しいですよね。
しかし、発症して下痢をしていなくても潜伏期間中には、便にウイルスが含まれているため、予防する意味で「便」まわりのトイレやお風呂周りを消毒しておくと、家族間での二次感染を予防する対策になります。
ただ、残念ながらノロウイルスの消毒にはアルコールでは効果が無く、「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が含まれている消毒薬が必要です。
しかし、「次亜塩素酸水」や「ノロキラー」なども市販されていますが、家庭用の漂白剤にも含まれているため、キッチンハイターで代用もできるそうです。
また、哺乳瓶用消毒の「ミルトン」にも次亜塩素酸ナトリウムが含まれていますので、赤ちゃんがいるご家庭でしたら、ミルトンでも代用できますね。
・消毒の方法
ノロウイルスの消毒液の濃度は、0.02% (200ppm )が適切だと言われていて、500ml の水に対してハイターの場合は 2ml (ペットボトルの蓋の半分弱) 、ミルトンの場合は10ml になります。
そして、スプレータイプのボトルに入れて消毒液を作ってしまえば、湯船やシャワー、浴室、便器など、手軽にスプレーすることができます。
そして、消毒をする際の注意点として、マスクや手袋、ヘアキャップ、袖付きエプロンなどは全て使い捨てできるものを用意して、終わったら密封して処分するようにしましょう。
また、手作りの消毒液は時間が経つと効果が薄まりますので、なるべく消毒する当日に作り、使い切ることをおすすめします。
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ノロウイルスの潜伏期間中から仕事の出勤停止はいつまで?
ノロウイルスの場合は、インフルエンザと違って厳密に出勤停止期間を定めていない会社が多いのではないでしょうか。
もちろん、下痢や嘔吐などの症状が出ている間は休む方が良いでしょうが、症状が治まってからも1週間程度は二次感染させてしまう可能性が高いのだとか。
そのため、潜伏期間を含めて2週間程度は、他人にうつる可能性が大いにありますが、現実的に1週間以上も仕事を休むことは厳しいですよね。
したがって、症状が治まったら上司と相談しながら出勤日を決めることをおすすめします。
そして、飲食店の場合は店内で感染させてしまうと大変ですので、独自にノロウイルス感染時のガイドラインを定めている会社もあるそうです。
そのため、こちらも店長などに確認をとり、いつまで休むべきかを相談するようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ノロウイルスの潜伏期間とキスからうつる確率、そして最短での発症についてをご紹介いたしました。
ノロウイルスの潜伏期間には個人差があり、早くて数時間程度で平均的には1日から2日程度のようですね。
そして、潜伏期間中にキスからうつる確率は低いようですが、感染する可能性はゼロではありません。
そのため、周りにノロウイルス感染者がいる場合は、むやみに接触することは控えたほうが良さそうですね。
また、ノロウイルスに感染すると症状が非常にツライので、予防する方法もしっかり確認しておき、2度感染しないようにしましょう。
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