水疱瘡の潜伏期間の感染力と外出の可否!うつるのを防ぐ方法も

%e7%94%bb%e5%83%8f%ef%bc%91水疱瘡は、特に1歳から4歳までの子供がかかりやすいウイルス性の感染症で、感染力が強く集団感染を引き起こすことの多い病気です。

そのため、水疱瘡の潜伏期間の感染力や症状や過ごし方、登園など外出しても良いかといったことや、インフルエンザの予防接種を受けてもよいかといったことが知りたいのではないでしょうか?

また、水疱瘡の潜伏期間にうつるのを防ぐ方法についても気になりますよね。

そこで今回は、水疱瘡の潜伏期間の感染力と外出の可否や、うつるのを防ぐ方法についても詳しくお伝えしていきます。

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水疱瘡の潜伏期間の感染力は?症状や過ごし方についても

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水疱瘡とは、水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したことによって起こる病気で、39℃程度の微熱と全身に現れる赤い発疹や強いかゆみが症状の特徴で、特に1歳から4歳までの子供がかかりやすい病気だと言われています。

そして、水疱瘡の水痘・帯状疱疹ウイルスの潜伏期間は、だいたい2~3週間程だと言われていて、多くの場合は14日から16日程度だそうです。

それから、この潜伏期間中には感染が分かるような自覚症状はほとんどなく、発症すると38~39℃程度のそれほど高くない熱が現れてから、その2~3日後に赤い発疹が現れて、一気に全身に広がることが多いと言われています。

ただし、症状には個人差があり、発熱しない人もいますし、発疹は全身ではなく、口の中だけなど限定的に少量現れる場合もあるので、一概には言えません。

水疱瘡の潜伏期間中に感染することはある?

水疱瘡は、症状が出る1日前から水疱がかさぶたになるまでの約1週間は感染力がある期間だとされていますので、自覚症状がない時でも人にうつしてしまう可能性はあります。

ただ、たとえ感染していても本人はもちろん、周りの人が気付くのは大変難しいため、保育園や幼稚園に通い、そこで爆発的に水疱瘡が流行するということがたびたび起こってしまうのです。

水疱瘡の潜伏期間中は登園可能?外出の可否も

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本来であれば、潜伏期に水疱瘡にかかっていると分かれば、外出や登園なども控えなければならないのですが、実際には自覚症状がないため、感染の有無を確かめる手段がなく、外出をしても良いかどうかと判断するようなことができません。

ただ、少しでも微熱などが生じ、赤く平べったい発疹が現れ始め、学校や保育園などで水疱瘡が流行っていることを知っているのなら、感染を疑い、自宅で安静にして過ごすようにしましょう。

また、最初に子供の発症に気付いた時点で、既に他の兄弟など家族内でも感染している可能性が高くなります。

そのため、発症するまでは兄弟の登園や登校まで控える必要はありませんが、家族の他に感染源が見当たらない場合は、特に発症から14日以降は発症のサインを見逃さないように注意しましょうね。

そして、水疱瘡のウイルスは流行性も高いことから、学校保健安全法では「第2類学校感染症」に分類されています。

それから、水疱瘡に関しては「発症してから全身の発疹が全てかさぶたになるまで」となっているため、一つでも進行中の発疹がある場合は外出、登園、登校、出勤はできないので、注意しましょう。

水疱瘡の潜伏期間中にうつるのを防ぐ方法は!?予防接種についても

水疱瘡の潜伏期間中に感染を防ぐ予防法については、次の通りとなります。

予防接種

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水疱瘡では水痘ワクチンという生ワクチンの予防接種があり、これを受けておくことで、もし感染したとしても症状を和らげたり、症状の発症を防止する効果も期待できるそうです。

また、水痘ワクチンは潜伏期間であっても、早い段階であれば効果が期待できる場合もあるそうです。

なのでもし、家族で発症した人が出た時は、発症した人はもちろん、周りの兄弟なども一緒に予防接種を受けておくことをオススメします。

うがいと手洗い

水疱瘡は感染力が強く、また、発症するまでの潜伏期間も長いため、あらゆるところにウイルスが潜んでいる可能性があります。

そんな時に有効なのは、うがいと手洗いです。

そして、水疱瘡ウイルスは飛沫や接触感染でうつるので、日常的にしっかりうがいと手洗いを身につけておくことで、ウイルスの感染を防ぐことができるのです。

水疱瘡の潜伏期間中にインフルエンザの予防接種を受けてもいいの?

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インフルエンザの予診表には「1ヶ月以内に家族や友人におたふくや水疱瘡にかかった人がいる」という項目があるので、これに該当する場合は発症していなくても、水疱瘡ウイルスが潜伏している可能性があるということになります。

そして、この場合は、インフルエンザの予防接種を打っても抗体がつかないため、予防接種を受けることはできません。

さらに、水疱瘡を発症し終えた後も、治ってから4週間経たないと予防接種はできないそうです。

なので、意外とインフルエンザの予防接種が先延ばしになってしまって大丈夫なのか心配になりそうですが、インフルエンザ予防接種の1回目と2回目の間隔は4週間が一番効果があるものの、8週までなら1回目の追加免疫として効果があるそうです。

なので、インフルエンザの予防接種については、無理矢理打って抗体がつかず、費用を無駄にしてしまうよりも、きちんと回復してから受けるようにしましょう。

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水疱瘡は大人でも感染する?妊婦さんは特に注意!

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水疱瘡は、ほとんどの場合が8歳までに感染し、一度かかると長期間免疫が持続することで知られていますが、終生免疫とは言えないので、2回かかることもあるそうです。

そして、大人になってから水疱瘡に感染すると、重症化しやすく、特に妊娠中の女性はお腹の中の赤ちゃんを守るために免疫力が低下しているので、水疱瘡にかかってしまうと重症化しやすいそうです。

それから、先天性の水疱瘡症候群などの障害が生じることもあるそうです。

さらに、もともとアトピー性皮膚炎などを持っている場合は皮膚が弱っている可能性があり、水疱瘡に感染すると重症化しやすいので、注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、水疱瘡の潜伏期間の感染力と外出の可否や、うつるのを防ぐ方法についても詳しくお伝えしました。

水疱瘡の潜伏期間は14~16日くらいですが、自覚症状はほぼないため、本人や周りの人が気づくチャンスはほぼなく、無自覚に人に感染する可能性があるのでした。

そして、自覚症状がないので外出を意識的に控えるのは難しいですが、家族で発症した人がいるなど感染の可能性が高いなら自宅で安静にし、予防接種を受けると症状が和らぎ、発症を防ぐ効果がありますが、手洗いやうがいも感染予防として重要とのことでした。

ただ、インフルエンザの予防接種は水疱瘡の潜伏期間中は受けることができないのと、大人になってからも感染する可能性があり、特に妊婦は重症化しやすいので早めに対処すると良いとのことでしたね。

それでは、次の記事で水疱瘡のさらに詳しい感染予防についてお伝えしているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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「水疱瘡の流行る時期と感染予防のポイント!二回目を防ぐには?」についての記事はコチラ!?

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