爪水虫の飲み薬の種類と治らない時の対策!市販や通販についても
爪水虫は、足水虫を長い間放置したことで生じる末期症状で、塗り薬などでの治療が難しいとされています。
一方、爪水虫の治療で飲み薬の種類はどんなものがあるのかといったことや、生じる副作用、また、妊娠している人や治らない場合の対策はどうしたら良いのか知りたいですよね。
また、爪水虫の飲み薬は市販や通販で購入することはできるのでしょうか?
そこで今回は、爪水虫の飲み薬の種類と治らない時の対策、また、市販や通販についても詳しくお伝えしていきます。
目次
爪水虫の飲み薬の種類!市販や通販で買える?
爪水虫は、足水虫が悪化して原因菌が爪の間にも入り込んでしまうことで生じる水虫の末期症状で、爪が白色や褐色に濁って汚くなり、爪が分厚くなるので、だんだん靴が履きづらくなったり歩きにくくなるなどの生活障害が生じてしまいます。
そして、爪の外側からでは塗り薬の有効成分が届きにくいため、体の内側から有効成分を届ける必要があり、飲み薬を服用して対処することが多いそうです。
爪水虫の飲み薬の種類や市販や通販での購入について
爪水虫の飲み薬は、次の2種類が皮膚科で処方されています。
1、 テルビナフィン(ラミシール)…1日1回1錠を6ヶ月間服用
2、 イトラコナゾール(イトリゾール)…1日2回(朝4錠、夜4錠)の服用を1週間継続した後、3週間服用しないというサイクルを3回繰り返す(合計3ヶ月間)
こちらの2種類はどちらも、真菌(カビ)を包む細胞膜にダメージを与えて真菌を死滅させる作用がある薬で、服用した方の8割が1年後には完治すると言われています。
そして、どちらの飲み薬も健康保険が適用されますが、もともとの金額が高額であるのと、診察代、血液検査代が別途かかるため、治療費の平均は、テルビナフィンが26,000円、イトラコナゾールの場合が31,500円とかかります。
また、爪水虫の飲み薬は処方薬のため、市販や通販では購入することができないのですが、海外からの購入という手段を用いればネットなどで購入は可能で、通院に比べて1/3~1/4程度の費用で済むそうです。
ただし、医師の診察や血液検査なしで服用するのはあまりにリスクが大きいので個人での購入はおすすめできません。
それから、爪水虫の飲み薬が持つ真菌(カビ)を殺す作用には次のような副作用が発生する特徴があるそうです。
・肝臓の機能への影響
・胃部不快感
・下痢
・吐き気
・腹痛
このように、大きく分けると肝機能と消化器系への影響が多く、肝臓に関しては自覚症状を感じづらいため、治療期間は定期的な血液検査が実施されるそうです。
また、副作用の自覚症状や血液検査で異常が見られた時には服用が中止され、それと共に副作用も消失し、後遺症として副作用が残ることはないそうです。
妊婦や治らない時の対策は?
このように、爪水虫の飲み薬には副作用があるので、元々肝機能や消化器系に持病がある方は服用することができません。
また、子供や高齢者、妊婦/授乳中/妊活中の女性に関しても、副作用が生じることでの影響について安全が科学的に約束されていないため、服用することができないのです。
さらに、爪水虫の飲み薬を服用したとしても、完治するのは8割なので、残りの2割の方には効果が現れない場合があります。
このように、爪水虫の飲み薬を飲んでも治らない方や、そもそも服用することができない方については、皮膚科では塗り薬が処方されます。
ただ、最初にお伝えした通り、爪の内部にまで入り込んだ水虫の原因菌を分厚い爪の外側から薬を塗って浸透させるのは難しいため、塗り薬で完治できるのは爪水虫の初期症状の方だけで、その確率は5割程度だそうです。
それから、民間療法でも色々と爪水虫の治療を工夫してやっている方がいるので、皮膚科で治療せずに自分で治そうとしてみるのも良いかもしれないですね。
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爪水虫の予防について
爪水虫は、足水虫を患っている方がその症状を悪化させて発症するので、もともと足水虫をお持ちの方や、患者が家族にいる方は特に注意が必要です。
そして、皮膚の表面についた水虫の原因菌は、皮膚の中に住み着くまでには時間がかかるので、毎日体を洗って清潔にし、入浴後の足ふきマットも、最低でも週に1度は洗濯して、清潔な状態を保つようにしましょう。
また、湿度の高い場所は菌が繁殖しやすいので、家の中はよく換気をし、患者とその他の人はスリッパを共有しないことも予防法として大切です。
それから、床に菌が付着している場合があるので、ワイパーなどでこまめに拭き取るようにしましょう。
そして、足水虫を患っている方は、長時間革靴やブーツを履き続けると足が蒸れて爪水虫になる原因になるため、日中オフィスなどでは可能であればサンダルに履き替えたり、靴下をこまめに履き替えるようにすると良いです。
それから、5本の指が一気に感染するわけではなく、1本の指に感染した菌が他の指へと移っていくので、靴下は5本指にした方が良く、1本でも爪が白く濁ったりするなどの爪水虫の症状が現れたら、早めに治療を開始することで悪化を防ぐことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、爪水虫の飲み薬の種類と治らない時の対策や、市販や通販についても詳しくお伝えしました。
まず、爪水虫の飲み薬には、テルビナフィンとイトラコナゾールがあり、真菌を死滅させる作用があって、8割が1年以内に完治するのですが、市販や通販では購入できないのでした。
また、費用は平均で3万円と高額で、肝機能や消化器系に副作用が出るので、服用の途中の検査で異常値が出たら服用を中止することがあり、妊婦や子供、高齢者や元々肝臓などに疾患がある方は使用できないのでしたね。
こうした爪水虫は、そもそも感染しないよう衛生習慣を徹底することで予防できるので、足水虫を患っている方やそうした方が家族にいる場合は特に注意する必要があるとのことでした。
それでも感染してしまい、飲み薬を服用できない方や、しても治らない場合は、効果は薄いですが塗り薬を処方してもらうか、次の通り自己治療の詳しい方法をチェックしましょう!
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「爪水虫を自分で治す時の注意点!正しい治し方の手順をチェック!」についての記事はコチラ!?
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