ノロウイルス時のお風呂の消毒の仕方!入浴時に感染を防ぐ方法も
ノロウイルスに感染すると激しい嘔吐や下痢に苦しめられますが、下痢が続くと下半身をお風呂できれいに洗いたいですよね。
ただ、ノロウイルスはとても感染力が強いので、いつから入浴をして良いのか、またお風呂から家族へ感染しないのかなど、気になる点は多いでしょう。
また、ノロウイルスの感染者がお風呂に入った場合、どのような消毒方法なら効果があるのかも知っておきたいですよね。
そこで今回は、ノロウイルス時のお風呂の消毒の仕方や入浴時に感染を防ぐ方法についてをご紹介いたします。
目次
ノロウイルス時の入浴で感染を防ぐ方法はコチラ!?
・ノロウイルス時はいつから入浴しても良い?
まず、ノロウイルスの症状である嘔吐や下痢が1日中続いているような状態の時は、無理に入浴をしない方が良いそうです。
なぜなら、湯船に浸かることはリラックス効果もありますが、身体が弱っている時は体力を奪ってしまう原因にもなるのだとか。
そのため、症状がひどい時にどうしても身体を洗いたい場合はシャワー程度にして、症状が落ち着いてきたら入浴することをおすすめします。
・家族がいる場合のノロウイルス時の入浴
家族がいる場合は、ノロウイルス感染者は一番最後に入浴し、お風呂にある椅子の使用は避け、入浴後は湯船のお湯を抜いてお風呂場全体を消毒しましょう。
また、ノロウイルスは下痢をしている期間だけでなく、症状が治まってからも3週間程度は便からウイルスが排出されるそうなので、その間は消毒を続けると一番良いでしょう。
そして、ご家庭によっては節水のために、追い炊きをして2日目も同じお湯を使うこともあると思いますが、ノロウイルス感染時は絶対に避けるようにしてください。
また、ノロウイルスの消毒方法ですが、通常のアルコール消毒ではノロウイルスへの効果はありませんので、専用の方法をのちほどご紹介しますね。
・タオルの共有を控える
ノロウイルス感染者と、その他の家族が同じタオルを使うと、そこから感染する可能性もあるそうなので、タオルの共有は控えた方が良いのだとか。
特に、身体を洗うタオルは、ノロウイルス感染者が使ったものは捨ててしまう方が安全で、バスタオルも洗濯は別々にすることをおすすめします。
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ノロウイルス時のお風呂の消毒の仕方はコチラ!?
残念ながらノロウイルスの消毒にはアルコールでは効果が無く、「次亜塩素酸ナトリウム」という成分が含まれている消毒薬が必要です。
「次亜塩素酸水」や「ノロキラー」なども市販されていますが、家庭用の漂白剤に含まれているため、キッチンハイターで代用もできるそうです。
また、哺乳瓶用消毒の「ミルトン」にも次亜塩素酸ナトリウムが含まれていますので、赤ちゃんがいるご家庭でしたら、ミルトンでも代用できますね。
・お風呂の消毒の濃度
ノロウイルス感染時の消毒液の濃度は、0.02% (200ppm )が適切だと言われていて、500ml の水に対してハイターの場合は 2ml (ペットボトルの蓋の半分弱) 、ミルトンの場合は10ml になります。
そして、スプレータイプのボトルに入れて消毒液を作ってしまえば、湯船やシャワー、浴室にまんべんなくスプレーすることが出来るため楽ちんですね。
また、手作りの消毒液は時間が経つと効果が薄まりますので、なるべく消毒する当日に作り、使い切ることをおすすめします。
そして、消毒をする際の注意点として、マスクや手袋、ヘアキャップ、袖付きエプロンなどを全て使い捨てで用意するのがベストで、終わったら密封して処分するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、ノロウイルス時のお風呂の消毒の仕方や入浴時に感染を防ぐ方法についてをご紹介いたしました。
ノロウイルスは排泄物に最も含まれているため、お風呂はどうしても感染源となってしまいますが、ウイルスが消滅するまで入らないわけにもいきませんよね。
そのため、多少手間ではありますが、多くのご家庭にあるキッチンハイターで消毒液が作れますので、ノロウイルス感染者の入浴後は消毒を徹底して、家族への2次感染を防ぐようにしていきましょう。
また、ノロウイルスに万が一感染した時の症状の重さは、その時の体の免疫力により左右されるので、日頃から免疫力を高めることを心がけて、様々なウイルスの感染から体を守るようにしたいですね。
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