ノロウイルスの下痢はいつまで続く？色や下痢しない時についても

[下痢]

画像1ノロウイルスの代表的な症状である下痢は、ひどい場合だと脱水症状を引き起こしてしまうほどの激しいものになることがあります。

そんな辛い下痢を何度も繰り返していて止まらないとなると、一体いつまで続くのかと不安になってしまうことでしょう。

しかし、人によってはノロウイルスに感染しても下痢しない場合もあるようで、なぜそんなことになるのか疑問に思ってしまいますよね。

そこで、今回はノロウイルスの「下痢」の症状に注目し、下痢が続く期間や色などの特徴、下痢しない場合などについてをご紹介していきます。

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ノロウイルスの下痢はいつまで続くの？

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下痢をはじめとしたノロウイルスの症状は、ほとんどの場合2～3日のうちには治まってきますが、ウイルスへの抵抗力が弱い子供やお年寄りなどはもう少し長引くこともあるようです。

しかし、1週間を過ぎても下痢が続いているような場合は、他の病気の可能性もありますので、念のために医療機関を受診することをおすすめします。

また、この下痢は体に入った異物（＝ノロウイルス）を取り除こうとする体の働きでもありますので、脱水症状を起こす危険があるなどの理由で医師から処方される以外には、自分の判断で下痢止めを飲むのは控えるようにしましょう。

そして、こまめに経口補水液などで水分とミネラル分の補給を行い、脱水症状を起こさないように注意してください。

ノロウイルスの下痢に色などの特徴はある？

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ノロウイルスの下痢は水のような非常にゆるい便が出る他、色は薄茶色や黄色っぽい場合が多いようですが、白い便が出る場合もあります。

なお、水のような便が出る理由は、先ほどもご説明したウイルスを排出する働きにより、腸の運動が過剰に活発化したために水分が吸収されずにそのまま出ているからです。

そして、いつもと色が違う理由は、ウイルスのために普段便の色の元になっている胆汁の働きが不十分になっているからだと考えられます。

ちなみに、下痢や嘔吐がある、白い便が出るといった似た症状を起こす感染症に、乳幼児に多く、またノロウイルスよりも重症化や合併症の危険があるロタウイルス感染症があります。

そのため、もし、乳幼児が白い便の下痢をしているという場合には、ロタウイルスに感染している疑いがありますので、必ず小児科を受診してください。

ノロウイルスの下痢が止まらない！対処法は？

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下痢が止まらない場合には、基本的には水分補給を行いながら様子を見るようにし、それと合わせて整腸剤などを使用するようにしてください。

なぜならば、下痢によって腸内細菌のバランスが崩れてしまっていると、腸が正常に働かない場合があるからです。

そのため、整腸剤などを使って腸内細菌のバランスを整えてあげることで、症状が早く回復に向かう可能性があります。

また、体力を早く回復させようと無理に食事をしたために、まだ回復しきっていない胃腸に負担がかかって下痢が起こってしまっている場合もあります。

ですので、下痢がひどい場合には無理に食べようとせず、食べる場合であっても便と同じ固さくらいの柔らかいものから徐々に食べるようにしてください。

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ノロウイルスで下痢しないこともあるの？

ノロウイルスに感染したからと言って、必ず下痢や嘔吐といった症状が出るというわけではなく、下痢をしない場合もあります。

実は、ノロウイルスは人によって症状の現れ方がまちまちで、いくつもの症状が現れる人、1つしか症状が現れない人、なんと全く症状が現れない人もいるんです。

しかし、どのような症状の現れ方であっても、ノロウイルスに感染しているのであれば体からはウイルスが排出され、対策をしなければ他の人へと感染が広がってしまいます。

ですので、周りでノロウイルスが流行している時期に体に何か異変を感じる場合には、医療機関を受診する他、ノロウイルスに感染した可能性も考えて手洗いなどをこまめに行った方がいいでしょう。

なお、仕事上の都合などでノロウイルスに感染したかどうかを確実に知りたいという場合には検査を受けることもできますが、乳幼児とお年寄り以外は保険適用外となり、検査費用は自己負担することになります。

まとめ

いかがでしたか。

ノロウイルスでは水のような下痢が2～3日に渡って続くというのが多いようですが、それを超えて下痢が続いている場合には念のために医療機関を受診した方がいいでしょう。

また、下痢が続いている間は、脱水症状を起こさないようにこまめに水分補給を行なった上で、整腸剤で腸内環境を整えてあげると早い回復が期待できます。

そして、ノロウイルスにかかっても下痢が起こらない場合がありますが、そのような場合でも他の人への感染力はありますので、人との接触を控えて安静にし、手洗いなどの感染対策をきちんと行うようにしてくださいね。
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