ノロウイルスの洗濯で布団や服を洗剤やハイターで消毒する方法!
ノロウイルスは、冬に流行しやすいウイルス性胃腸炎で、乳幼児から大人まで様々な世代がかかります。
そのため、ノロウイルスに感染した場合、吐瀉物などで汚れた服や布団を洗濯する際に、洗剤やハイターで消毒する方法について知りたいのではないでしょうか?
それから、消毒する際に必要なハイターは、ワイドハイターや漂白剤などで有効なのかも気になりますよね。
そこで今回は、ノロウイルスの洗濯で布団や服を洗剤やハイターで消毒する方法について詳しくお伝えしていきます。
ノロウイルスの洗濯で布団や服を消毒する方法は?
ノロウイルスに感染すると、下痢や嘔吐、発熱などの症状が現れて、大人の場合は1~3日、子どもの場合は3~5日も続いてしまいます。
そして、ひどい場合だと脱水症状を起こし、入院治療をする方もいるそうなので、心配ですよね。
それから、ノロウイルスは感染力が非常に強く、学校など集団行動の多い場所や、家庭内でも感染することがあり、タオルやトイレ、お風呂の共用などで人から人へうつることも多いので、他人への感染にも十分な配慮が必要です。
そのため、便や吐瀉物が付着してしまった布団や衣服は、しっかりウイルスが死滅するのに十分な消毒方法を知っておき、速やかに対処するようにしましょうね。
ノロウイルスで汚れた衣服や布団の洗濯方法
衣服に付着したウイルスは、普段通り洗濯機で洗っただけでは死滅することは絶対にないので、他の衣類などと一緒くたにして洗ってはいけません。
そのため、ノロウイルスを死滅させるのに効果のある次亜塩素酸ナトリウムで作った消毒液で十分に消毒してから個別に洗うようにしましょう。
そして、次亜塩素酸ナトリウムというのは、家庭にあるものだと「キッチンハイター」に含まれていますが、「ワイドハイター」に含まれているのは酸素系漂白剤なので同じハイターでも間違わないようにしましょう。
それから、家庭用のキッチンハイターの原液濃度は5%で販売されているので、消毒液1リットルを作るときには2.5Lの水に10mlのキッチンハイターを加えて混ぜるようにしましょう。
こうした希釈液はいつも自宅に常備しておくと、いざという時にすぐに対処できて安心ですが、子どもなどが遊んで口に入れてしまうと有毒のため、手の届かないところに保管しておくよう注意してください。
また、ノロウイルスの洗濯方法の手順は次の通りです。
1、 嘔吐物や下痢便は、使い捨ての手袋を手に装着してから、消毒液を浸したペーパータオルで拭き取り、この際ゴシゴシこするとウイルスが空中に舞い上がってしまうのでぐいっと一回で拭き取るようにしましょう。
2、 バケツやたらいに水を汲んで来て、ウイルスが飛び散らないように汚れた衣類や布団を静かに持ち、バケツやたらいで汚れを水洗いします。その際にウイルスを吸い込んだり、しぶきが飛んでしまわないように注意しましょう。
3、 85度以上の熱水で洗濯できる洗濯機があれば、1分以上の加熱で死滅させることができますが、ない場合は洗濯前に衣類等の汚れがひどい箇所を中心に、消毒液をスプレーしましょう。
4、 消毒液に浸した状態で5分間置くとウイルスが死滅するので、それを終えてから十分すすぎ、洗濯機にかけます。
5、 水洗いしたバケツやたらい、洗った場所も消毒液をスプレーし、5分以上置くようにしましょう。
こうして慎重に手順を踏めば、衣類などに付着したウイルスも死滅させることができますが、消毒液は色落ちなどを起こす可能性もあるので、基本的には無地の衣類にしか使うことができません。
そのため、あまりに汚れがひどい場合は、思いきって衣類を処分する方がよく、その場合も付着したまま放置せずに消毒液で消毒してから個別のゴミ袋に入れて、速やかに捨てるようにしましょう。
また、布団やシーツなどを、毎日洗濯するのは大変な場合は、手間を省くために感染者の布団やシーツにペットシーツを利用するのもおすすめです。
そして、もちろん汚れたらその都度捨てて、新しいものに取り替えるようにしましょう。
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ノロウイルスの際に消毒するのはどこまで?
ノロウイルスに感染した場合は、衣類や布団だけでなく、トイレやお風呂、ドアノブや食器など、家庭内で家族と共用するものや場所は念入りに消毒する必要があるのです。
そのため、
*トイレ、お風呂
*ドアノブ、おもちゃ
*調理器具、食器
*フローリング
*カーペット
なども衣類などと同様の処理をし、ペーパータオルで静かに吐瀉物などをぬぐってから、消毒液をスプレーするようにしてください。
そして、消毒を行なう大人などが、慌てて素手で対処してしまって感染することが多いので、必ず慌てずに、マスクやエプロン、手袋を装着してからしっかりと行なうように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ノロウイルスの洗濯で布団や服を洗剤やハイターで消毒する方法について詳しくお伝えしました。
まず、ノロウイルスで汚れた服や布団は、次亜塩素酸ナトリウムの入ったキッチンハイターなどを使って作った消毒液で消毒する必要があり、ワイドハイターでは成分が異なるためダメとのことでした。
そして、お伝えした通りの手順を踏んで消毒してから、他の衣類などとは個別に洗うようにすると無事に消毒ができますが、色落ちには注意が必要で、布団などは手間を省くためにペットシーツの利用をおすすめしましたね。
また、衣類や布団だけでなく、お風呂やトイレ、おもちゃなどもこまめに消毒し、消毒する大人はマスクやエプロンなどの着用をして自身への感染予防をすると良いとのことでした。
このように、ノロウイルスは感染するとその対処もかなり細かく大変なので、体に免疫力をつけて感染予防をする方法について次の記事をチェックしましょう!
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「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?
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