ノロウイルスが治るまでの期間!完治の目安や証明書についても!

画像1ノロウイルスに感染した場合には、たいていは治るまで学校や会社を休むことになりますが、いつから学校や会社に行ってもいいのかという判断をするのはなかなか難しいことですよね。

やはり、出席や出勤はノロウイルスの感染が完治してからということになりますが、いったい何を目安に完治とするのか、よくわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ノロウイルスはどのくらいで治るのかという目安や、一部の学校や会社で必要になる完治の証明書や診断書をもらう方法についてをご説明します。

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ノロウイルスが完治するまでどのくらいかかるの?

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ノロウイルスに感染すると、1~2日の潜伏期間の後、嘔吐や下痢といった症状が現れますが、これらの症状が落ち着くまでにはさらに1~2日かかります。

しかし、注意しなければならないのは、症状が消えてからも1週間程度、人によっては2~3週間程度に渡ってウイルスが体内に残っているということです。

もちろん、その間はたとえ症状がなくても体の外へウイルスを排出しており、他の人へとうつしてしまう可能性があります。

特に、発症してから3日間程度は感染力が非常に強くなっていますので、その間は周囲への配慮が必要です。

ノロウイルスの完治の目安とは?

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ノロウイルスが完治する目安というのは、はっきりと決まっているわけではありませんが、下痢や嘔吐といった症状が治まってから2日程度経過すればほぼ完治したという扱いになるようです。

しかし、仕事や学校などにどうしても行かなければならないという場合を除いては、発症してから5日~1週間程度は自宅で休んでいた方がいいでしょう。

なぜならば、先程もご説明したように、ノロウイルスによる胃腸炎を発症してから3日程度はウイルスが強い感染力を持っている状態ですし、嘔吐や下痢でダメージを受けた胃腸が回復するのにも時間が必要になるからです。

ただ、もし、どうしてもすぐに登校・出勤したいという場合には、学校や職場に相談するとともに、必ず医師の意見も聞くようにしましょう。

ノロウイルスが完治したら登校・出社に証明書が必要?

ノロウイルスは法律によって指定されている感染症ではないため、出席停止や出勤停止の期間は定められていません。

しかし、ノロウイルスは感染力が強く、他の人へ二次感染する恐れが強いため、ほとんどの場合は出席停止や出勤停止の措置が取られ、その期間などについては学校や会社が独自に規則を定めています。

■子供の登園・登校について

子供の登園・登校については、日本小児科学会が

「症状のある間が主なウイルスの排泄期間なので、下痢、嘔吐症状が消失した後、全身状態の良い者は登校(園)可能であるが、手洗いを励行する」

というガイドラインを設けています。

ですので、出席停止期間などが特に定められておらず、このガイドライン通りの場合には問題なく集団生活を送る事ができるようになった時点で登園・登校させるのがいいでしょう。

したがって、具体的には、「周りの子と同じように普通の給食やお弁当を食べられるようになる」というのがひとつの目安になるのではないかと思います。

しかし、園や学校によっては医師の完治証明書などが必要となる場合がありますので、出席させる前には必ず園や学校に相談するようにしてください。

■大人の出勤について

大人の場合には、ノロウイルスに感染した時は自主的に有給休暇を取ることがほとんどでしょうが、出勤停止を命じられる場合もあります。

そして、出勤停止の措置を解除してもらうためには、完治の証明として医師の診断書などを提出することを義務付けている会社が多いようです。

また、その間の賃金や休業手当の発生についても会社ごとに規則が設けられていますので、総務や人事の担当者に確認しておくことをおすすめします。

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ノロウイルス完治の証明書はどうすればもらえるの?検査は必要?

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登校や出勤のために医師からノロウイルス感染の診断書や完治したという証明書が必要となった場合には、有料で作成してもらうことになります。

そして、診断書作成の料金は病院ごとに定められており、およそ2000円~5000円程度必要になる場合が多いようです。

また、病気にかかったという診断書は1度受診していれば後から請求することができますが、治ったという証明書についてはもう一度受診する必要があります。

しかし、ノロウイルスから完治したことを証明するために検査を行うことはほぼありません。

なぜならば、ノロウイルスの検査は3歳未満と65歳以上の人のみが保険適用となっており、それ以外の人は検査費用を自己負担することになってしまうからです。

なお、後から診断書を請求すると、事務処理の関係で発行に数日程度かかる場合がありますので、最初に病院へ行く前に学校や会社に診断書などが必要になるかを確認し、診察の時に一緒に診断書の発行もお願いしてしまうのが確実です。

まとめ

いかがでしたか。

ノロウイルスの症状そのものは発症してから2日程度で治まりますが、二次感染のリスクや体力の回復などを考えると、完治には発症した後5日から1週間程度かかるという認識を持った方がいいでしょう。

また、登校や登園、出勤に際しては、下痢や嘔吐といった症状が治まっている、普通の食事を問題なく摂ることができるなどをひとつの目安として考えることができます。

なお、学校や会社によっては、医師の診断書や完治したという証明書がなければ出席や出勤ができない場合があります。

その際には有料で診断書などを作成してもらうことになるので、負担に感じるかもしれませんが、感染を広げないために必要な措置ですので、学校や会社の規則を必ず確認するようにしてください。

そして、再度ノロウイルスに感染してしまわないように、日頃から対策を心がけていきたいものですね。
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