熱中症は、屋内・屋外問わず高温多湿の場所に長時間いることで熱がこもり、起きる症状です。

そして、重度の熱中症だと意識不明になることもありますが、詳しい原因や後遺症が残るかどうかも気になりますよね。

また、急な運動の後でも、熱中症で意識消失の状態に陥ることもあり、こんな時どう対処したらよいのでしょうか？

そこで今回は、熱中症で意識消失になったときの対処法や、意識不明の後遺症について詳しくお伝えしていきます。

熱中症で意識消失になったときの対処法！

普通は、運動をすると筋肉から熱が発生し体温が上昇しますが、人間の体は汗を出すことで余分な熱を体の外に放出しています。

ですが、高温多湿な環境の中に長時間いると、汗を出す仕組みが正常に働かなくなり、熱が体の中にこもってしまうのです。

そして、血液が下半身にたまり血圧が低下し、脳へ送られる血液が減少することが原因で、めまいや失神といった「意識消失」の状態に陥ります。

なので、もし意識消失になったら、まずは涼しいところへ移動をし、脚を高くして寝かせましょう。

そして、水分と塩分を両方含んだスポーツドリンクや経口補水液を飲むとともに、保冷剤をタオルでくるみ、脇の下などに当て、体を冷やしましょう。

それから、安静になり次第、病院で点滴を受けてきちんと回復させるようにしましょう。

熱中症で意識不明になったときの後遺症とは？

また、同じように、暑い中に長時間いることで、体の神経や筋肉を動かす中枢機能に異常が起こり、それが原因で意識不明になることもあります。

まず、熱中症の初期症状としては、

・めまいや立ちくらみ、顔のほてり

・筋肉痛、筋肉の痙攣

・体の倦怠感、吐き気、嘔吐、頭痛

・汗がでない

・体温が高く、皮膚が熱い

といった症状が見られます。

そして、対応が遅れるとまっすぐに歩けなくなり、水分を飲むこともできなくなるので、まずは次の3つのポイントで意識確認をとりましょう。

・応答が鈍い

・言動がおかしい

・意識がはっきりせず、昏睡状態

意識不明の状態に陥っていたら、すぐに救急車を呼び、病院へ搬送することをオススメします。

そして、病院で点滴を受けると回復しますが、その後も2週間程度、次のような後遺症が残る場合があります。

・頭痛や関節痛、筋肉の張りを感じる

・耳鳴り

・体力の低下

これらは、熱中症によって自律神経のバランスが崩れてしまったことが原因で起こります。

または、熱中症により筋肉の細胞が破壊され、ミオグロビンという物質が血中に流れ出し、筋肉痛や倦怠感などが起こるのです。

そのため、2週間程度、無理をしない生活を続けていれば、体も回復してきますが、それでも治らないようであれば再度病院で受診しましょう。

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熱中症を発症するのは7割が男性？熱中症にかかりやすい人はコチラ！

熱中症にかかりやすい人はどんな人でしょうか？

そこで、次の4つのポイントをチェックしましょう。

・筋肉の量が多く体温が上がりやすい

・アルコール摂取量が多く、睡眠不足

・かき氷やビールなど冷たい食べものが好き、または偏食

・高齢者や乳幼児、ペット

一般的には、男性の方が女性よりも筋肉量が多いため、熱中症患者は男性が7割、女性が3割と言われています。

また、性別を問わず、アルコールの摂り過ぎや睡眠不足、冷たい食べもので体を冷やすといった生活習慣が原因になることもあります。

それから、体の変化への反応が鈍く、それを伝えることが難しい高齢者や乳幼児、ペットもかかりやすいです。

そのため、自分自身で管理ができる正常な大人は、普段からの生活習慣を正し、暑い時期にはスポーツドリンクや保冷剤を携帯することをオススメします。

また、高齢者、乳幼児、ペットに関しては、生活空間を高温多湿にすることを避け、状態の変化をよく観察してあげるようにしましょうね。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回は、熱中症で意識消失になったときの対処法や、意識不明の後遺症について詳しくお伝えしました。

まず、熱中症で意識消失になるのは、血圧低下により脳へ血液がうまくいかなくなることが原因でしたが、対処する際は、まずは脚を高くして寝かせ、水分・塩分を補給して体を冷やしてから、病院で点滴を受けることをオススメしました。

また、熱中症により中枢機能に異常が起こると、意識不明になることがありますが、その際はすぐに病院へ搬送することをオススメしましたね。

それから、熱中症が原因で、2週間程度、頭痛や筋肉の張り、倦怠感といった後遺症が残ることもお伝えしました。

夏は汗をたくさんかいて、気持ちよくスポーツをしたい季節です。

日頃から、スポーツドリンクや保冷剤を常備して、自分はもちろんのこと、周りの人へも充分に配慮するようにしましょう！

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熱中症に繰り返しならないために本当に必要なこととは？

熱中症を軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。

確かに、熱中症になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。

そんなときに熱中症になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。

では、どうしたら熱中症になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。

しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。

要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。

でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。

正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。

では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。

つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。

それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。

そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
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「夏バテを解消し予防する飲み物のおすすめは？子供から大人まで！」

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