手足口病のウイルスの種類と生存期間は?消毒のやり方も!

乳幼児に感染者が多い手足口病は、手足や口内に水疱が発生してしまう病気です。

この手足口病は、発症すると軽症で済んだり、感染しても気が付かないことがほとんどですが、まれに死に至ることもある怖い病気となります。

ところで、一体どのような条件下だと重症になってしまい、また最悪の場合死に至るのでしょうか。

そんな手足口病を予防するためには、どんな方法をとればいいのか気になりますよね。

そこで今回は、手足口病のウイルスの種類と生存期間、また消毒のやり方もご紹介します。

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手足口病のウイルスの種類と生存期間は?消毒のやり方もご紹介!

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手足口病ウイルスの種類

手足口病は、コクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などのエンテロウイルスが原因です。

特に、エンテロウイルス71は他のウイルスよりも髄膜炎やポリオ様麻痺、脳炎などの中枢神経系合併症の発生率が高く、死亡した例もあると報告されています。

また、エンテロウイルス71は胃液で死滅しないので、腸内で繁殖しやすいことも特徴です。

手足口病ウイルスの生存期間

手足口病に感染すると、3~5日の潜伏期間を経てから、3~7日で治まることがほとんどで、中には感染しても発症しない人もいます。

しかし、手足口病に感染した患者さんの便に含まれる手足口病のウイルスの生存期間は2~4週間と意外に長く、症状が治まった患者さんの便の中にもウイルスは存在し、感染する可能性があるので注意しましょう。

また、その便の中に含まれるエンテロウイルス71も、腸内で繁殖し、中枢神経系合併症を引き起こす危険性があるので、注意が必要になります。

手足口病ウイルスの消毒のやり方はコチラ!?

そんな手足口病の特効薬は存在しておらず、有効的なワクチンも予防薬もありません。

また、手足口病は必ず発症するというわけでもないので、知らずに保菌している人がウイルスを排泄していることもあります。

そのため、発症しやすい子供がいる環境では、接触感染を予防するためにしっかりと手洗いうがいをすることと、排泄物を衛生的に処理することが重要です。

特に、おむつを交換した後は、石鹸できちんと手洗いをし、タオルも共有しない方がいいでしょう。

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手足口病が発症しやすい期間とは?感染したら外に出ない方がいいの?

手足口病が流行する季節は、主に夏となり、ピークは7月下旬となります。

また、日本だけでなく世界的にも感染がみられる病気で、近年では中国や台湾、マレーシアなどでの流行もみられるので夏の渡航には注意しましょう。

ところで、手足口病に感染したときは、二次感染を防ぐために外出しない方がいいのでしょうか。

二次感染を防ぐために学校保健安全施行規則で定められた伝染病をみますと、インフルエンザや風疹などは記載されていますが、手足口病に関しては記載されていません。

なぜならば、手足口病の感染を防ぐことは難しく、登校停止措置を行っても効果がみられない可能性があるという理由からです。

また、ほとんどの場合が軽症で済むため、感染者の判断に任せるという定めになっています。

したがって、もし感染がみられる場合は、現在では合併症などの深刻な病状以外は対症療法のみとなりますので、子供の様子を確認し、体を休ませるようにすることが大事です。

そして、判断に困った時は、すぐに医師の診察を受けるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、手足口病のウイルスの種類と生存期間、また消毒のやり方をご紹介しました。

手足口病ウィルスの種類はいくつかありますが、中でもエンテロウイルス71は他のウイルスよりも髄膜炎やポリオ様麻痺などの中枢神経系合併症を引き起こす場合があります。

そして、手足口病感染患者の便に含まれる手足口病のウイルスの生存期間は長いので、保菌者の便には注意が必要です。

また、手足口病の特効薬は存在しておらず、有効的なワクチンも予防薬もありませんので、おむつを交換した後は、石鹸できちんと手洗いをすることが、感染を防ぐ有効的な手段となります。

手足口病はほとんどの場合軽症で済みますが、何か不安なことがあれば、すぐに医師の診察を受けることが重要なので、経過観察を怠らないようにしましょうね。

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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?

手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。

なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。

それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。

つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。

そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。

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「手足口病の再感染を防ぐために免疫力をつける最良の方法とは?」

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