手足口病で予防接種はいつから受けてよい?間隔の目安と注意点!

画像1近年、夏に小さなお子さんたちの間で毎年流行してニュースになる手足口病ですが、現在有効なワクチンはありません。

ただ、もし手足口病にかかった後に予防接種を控えている場合は、いつから受けてもよいのでしょうか?

お子さんの将来の健康と安全を守るために、計画的に予防接種を受けたいところですが、手足口病にかかってしまうとその予定も狂ってしまいますよね。

そこで、今回は出来るだけ予定に狂いが出ないように、手足口病後の予防接種の間隔の目安と注意点も併せてご紹介したいと思います。

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手足口病とはどういったものなのでしょうか?

手足口病の原因は、コクサッキーA16、CA6、エンテロウイルス71などのエンテロウイルスで、その名前が示しているように、手・足・口などに水疱性の発疹が出る急性ウイルス性感染症です。

他の症状としては全体の3分の1程度で発熱が見られることもあるそうですが、38℃以下のことがほとんどだそうです。

しかし稀に、幼児を中心とした髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症を生ずることもあるので油断はできません。

そして、手足口病にかかるのは4歳位までの幼児を中心に、2歳以下が半数を占めているそうで、流行のピークは夏ですが、秋から冬にかけても発生する事があります。

手足口病のとき予防接種はいつから受けてよい?

冒頭にも書きましたが、現在、手足口病に対する有効なワクチンはなく予防する方法はありません。

したがって、他の感染症と同じく予防には手洗いの徹底が大切とされており、加えて、タオルの共用も避けてください。

そして治療法ですが、これも決定的なものはないので、お子さんの症状に合わせた治療になりますが、口の中が痛いので食事や水分が摂れなくなることが多く、脱水症状に注意が必要です。

また、固形の物が食べられない場合はポカリスエットなどの甘いスポーツ飲料をストローで飲むことをおすすめします。

スポーツ飲料には栄養素も多く含まれていますので、お医者さんからもよくすすめられる優れものですよ。

任意接種のもので受けておいた方が良い予防接種とは?

「B型肝炎ワクチン」と「ロタウイルスワクチン」の予防接種をおすすめしたいですね。

そこで、まずはB型肝炎ワクチンからご紹介します。

B型肝炎はウイルスに感染し発生する誰にでも起こりうる病気で、最悪の場合は肝臓がんなどの命に関わる病気を引き起こす恐ろしい病気なのですが、ワクチン接種で予防する事もできるものなのです。

そのため、2016年10月から、2016年4月以降生まれの0歳児を対象に定期接種になることが決定しています。

次にロタウイルスワクチンをご紹介しますが、ロタウイルスワクチンで予防できるのは、ロタウイルスによる感染症で、症状の代表的なものに下痢があります。

下痢は通常1週間以内で軽快しますが、辛いことですのでできれば防いであげたいものですよね。

ちなみに、他にも任意接種のものはありますし、予防接種は同時に接種できるものもありますので、かかりつけのお医者さんにご相談なさってみてください。

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手足口病後の予防接種の間隔の目安と注意点!

手足口病の潜伏期間はおよそ2~5日間、症状が出ているのがおよそ1週間~10日間と言われていますが、症状が治まってからもしばらくは体内にウイルスが残ってしまっているんです。

ただ厄介なことに、手足口病の場合はそれが長期にわたり、潜伏期間から完全にウイルスが消えるまで1ヶ月ほどかかると言われています。

ですので、間隔の目安としては1ヶ月になると思います。

そして、注意点としては、1ヶ月経っているから大丈夫だろうという自己判断をせず、必ず接種前にお医者さんに相談なさってくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は手足口病後の予防接種はいつから受けてよいのかということと、間隔の目安と注意点についてをご紹介いたしました。

手足口病には有効な予防接種や決定的な治療法がないことに加えて、ウイルスが消えるまでにおよそ1ヶ月もかかるなど、意外なことも多かったのではないでしょうか。

そして、手足口病後に予防接種を受ける際に大切な事は、1ヶ月たったから大丈夫だろうと自己判断しないことですので、どんなささいなことでもお医者さんに相談するようにしましょう。

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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?

手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。

なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。

それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。

つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。

そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。

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「手足口病の再感染を防ぐために免疫力をつける最良の方法とは?」

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