とびひはどのくらいで治る?幼稚園の登園など外出の注意点も!

画像1夏に流行するとびひは、保育園などに通う小さな子供を中心によく見られる病気です。

そんな中、とびひになったら保育園や幼稚園に登園させてもいいのか悩んでしまう親御さんが多いのですが、夏はプールなどの外遊びも増えますので、登園・登校以外にも、レジャーのために外出してもいいのかといった悩みもありますよね。

ですので、今回はとびひという病気について、どのくらいで治るのかといった知識の他、とびひで学校や幼稚園、保育園に行かせる時の判断のしかたについてご紹介します。

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とびひはどんな病気?

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とびひとは、皮膚にできた小さな傷に黄色ブドウ球菌などの細菌が感染することで起こる皮膚の感染症で、正式な名称は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と言います。

一般的に、小さな子供に多く見られ、虫刺されやあせもなどをかきむしったりして肌が傷つくことの多い夏によく見られる病気です。

そしてその症状は、強いかゆみの他、皮膚に膿を持った水ぶくれができる、水ぶくれが破れてただれたようになった後、かさぶたができるなどです。

そればかりでなく、水ぶくれの中には菌や菌が出す毒素が含まれており、これに触れると自分の体の他の部分や他人にとびひがうつってしまう可能性があります。

ちなみに、とびひという名前は、感染している場所が次々に広がっていくというこの病気の特徴が、あたかも火事が飛び火して広がっていくようだからというのが由来だそうです。

とびひの治療法!どのくらいで治る?

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とびひは細菌による感染症ですので、抗生物質や、かゆみを抑えるため抗ヒスタミン剤の飲み薬や塗り薬による治療が有効です。

そのため、とびひが疑われるような皮膚のトラブルがあれば、必ず皮膚科を受診し、医師の診察を受けるようにしましょう。

そして、飲み薬による治療と平行して、患部は清潔に保つこと、できるだけ触らないこと、絶対にかかないようにすることが大切です。

また、とびひの治療期間は、人にもよりますがだいたい一週間から10日間程度のようです。

知っておきたいとびひの注意点!

とびひは珍しい病気ではありませんが、予防法などの正しい知識がないと繰り返しかかってしまうことがあります。

また、兄弟などの家族間でうつしてしまうこともありますので、次はとびひの予防法をはじめとした注意点をご紹介します。

1:一度治っても、またとびひになる!?

とびひの原因となる菌は、常在菌といって人間の皮膚や鼻の中、ノドなどに常にいる菌ですので、一度とびひにかかったからと言って免疫ができてかからなくなるというわけではありません。

ですので、元から乾燥肌などの皮膚の弱い体質であったり、アトピー性皮膚炎などの持病があると何度もかかったり、すぐにかゆいところをかきむしってしまう子は、何度もとびひにかかってしまいます。

それ以外にも、治りかけの時に油断してかいてしまったりすると再発したり、幼稚園や保育園、学校などで別の子からうつってしまうこともありますので、とびひが多くなる時期には予防を徹底することが大切です。

2:とびひの予防はどうしたらいいの?

とびひを予防するためには、まずは菌が感染しないように肌を健康な状態に保つことが大切です。

ですから、乾燥肌などのケアをしっかり行うとともに、虫刺されや擦り傷、あせもなどができている場合には早めに手当てをして、患部を触らないようにしましょう。

また、かきむしったりして傷を作らないように、爪を短く切っておくこと、手洗いをこまめにして手を清潔にしておくことも大切です。

さらに、とびひの原因となる菌は鼻の中に多いため、鼻をいじった手で触るととびひにかかりやすくなってしまいます。

そして実際に、鼻の下からとびひが広がっていくというパターンも多いので、鼻をいじる癖のある子にはやめさせるようにした方がいいでしょう。

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とびひにかかったら幼稚園や学校は?

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とびひにかかるのは小さな子供が多いので、幼稚園や学校を休ませるべきなのか悩んでしまう親御さんも多いかと思います。

熱があって元気がないというわけでもないし、そのうえ本人も行きたがっているという場合には余計に悩んでしまいますよね。

ですので、ここからはとびひにかかってしまった時の登園・登校についての注意点をお伝えします。

1:いつ登園・登校してもいいかは決まっている?

とびひは他の人にうつしてしまう可能性のある病気ですが、基本的には「医師の診察や処置を受けて治療している」「患部をガーゼや包帯で覆い、露出させない」ということが守られていれば登園・登校の許可を得ることができます。

しかし、患部が複数ある場合や広範囲に渡っている場合などは、登園や登校はやめた方がいいでしょう。

また、保育園や幼稚園、学校などで流行している場合には症状が落ち着くまで休んでほしいという旨を先生から伝えられる場合もあり、園や学校ごとに独自にルールを定めているようです。

したがって、とびひと診断された場合には、必ず事前に学校に連絡して出席しても大丈夫かどうかを尋ねるようにしてください。

2:登園・登校できてもダメなことがある!?

登園や登校が許可された場合であっても、医師から許可されるまではプールには絶対に入らないようにしましょう。

なぜならば、プールでとびひが悪化してしまうこともありますし、また水着になって患部を露出させたり、患部を水につけてしまうと、他の人にうつしてしまう可能性が高くなるからです。

同じ理由で、家庭においてもとびひにかかっている間はお風呂に入ることを避け、シャワーのみにした方がいいでしょう。

そして、その際にはバスタオルを家族で共有したりしないように気をつけてください。

とびひにかかったら外出もダメなの?

先ほどご紹介した登園・登校の基準に合わせて考えれば、きちんと医師の指導のもとに治療をし、患部をガーゼなどできちんと覆っていれば外出しても構わないでしょう。

しかし、思わぬところで無理をして悪化させてしまったり、ガーゼなどが出先で外れてしまったりすると対応が難しい面もありますので、外出は近所のみにとどめ、遠出をしたりするのはきちんと治ってからにした方が良いようです。

ちなみに、プールや銭湯のような、不特定多数の人が水に入るような場所は医師から治ったと告げられるまでは禁止です。

まとめ

いかがでしたか。

とびひは子供に多い病気のため、保育園や幼稚園、学校などの問題が必ずありますが、医師の診断と治療を受けた上で必ず園や学校に連絡するようにしましょう。

なぜならば、とびひは感染力が強い病気ですので、園や学校が独自に出席についてのルールを定めている場合がありますし、連絡なしに出席して思わぬトラブルになることを防ぐためです。

そして、きちんと治療をして治った後でも、再度かかってしまわないように、肌のケアや手洗いなどの予防策を忘れずに行ってくださいね。

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