猫コロナウイルスの症状を解説!治療で完治する?感染経路は?

サムネイル猫が感染するコロナウイルスは、感染しても無症状のことが多く、また多くの飼い猫がコロナウイルスに感染している程、一般的なウイルスになります。

しかし、このコロナウイルスが突然変異し、命を奪うほど重篤な症状を引き起こす原因にもなるのです。

普段、何の症状も起こさないようなコロナウイルスが、どんなことがキッカケで感染し重症化するのでしょうか。

そこで今回は、猫コロナウイルスの症状と、治療で完治するかどうか、また感染経路はについてご紹介します。

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猫コロナウイルスの症状を解説!治療で完治する?感染経路は?

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猫コロナウイルスの症状

猫コロナウイルスは、コロナウイルスとFIPウイルスの2種類に分けられます。

中でも、コロナウイルスを保菌している猫は多く、無症状なため、感染していても気づかないことがほとんどです。

ところが、FIPウイルスは猫伝染性腹膜炎ウイルスとも呼ばれ、コロナウイルスが体内で突然変異し、下痢や発熱、目の白濁または腹腔内の肉芽腫病変を発症する恐れがあり、最悪の場合死に至ります。

そして、コロナウイルスからFIPウイルスに変異する多くの場合は、若い猫や老齢猫などのストレスを感じやすい猫だそうです。

治療で完治するの?

大体の猫はコロナウイルスを保菌しており、日本で飼われている猫の約50%が、コロナウイルスに対する抗体を持っているため、これといった心配はいりませんが、問題は変異したFIPウイルスです。

今まではFIPウイルスに対する決定的な治療法は少なく、症状を緩和するなどの対処療法しかないとされてきました。

しかし、2013年4月に、健康な猫の間葉系幹細胞を点滴液に混和し、静脈点滴するという新しい治療法も始まったそうです。

もしも、飼い猫がFIPウイルスに感染したかもという不安が出てきたら、FIP治療をしてくれる獣医さんや動物病院を探してみましょう。

感染経路は?

コロナウイルスの感染経路として、主に糞便を介してウイルスが口や鼻から体内に侵入することで感染します。

このようにコロナウイルスは、口から感染するため、予防が難しく、また猫を数匹飼育している家庭では、ほとんどの猫がコロナウイルスに感染している可能性が非常に高いでしょう。

ただし、FIPウイルスはコロナウイルスが体内で突然変異することで発症するので、FIPウイルスが猫から猫へ多発感染するということはあまりありません。

このコロナウイルスに感染しているかどうかは血液検査でわかりますが、通常コロナウイルスに感染していても、問題ない場合が多いため、わざわざ検査をしないという人も多いそうです。

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猫コロナウイルスの検査方法とは?

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猫コロナウイルスは血液検査で調べることができますが、通常の血液検査にコロナウイルスを調べる項目がありません。

そのため、感染しているかどうかを調べるときは、別途コロナウイルス検査を希望する必要があり、費用は大体3,000円程度で受けられます。

そして、コロナウイルス検査では、通常無症状のコロナウイルスでも検出されてしまうため、弱いコロナウイルスとFIPウイルスを見分けることができません。

しかし、コロナウイルスは糞便を介して口から感染していくため、家の飼い猫が1匹でもコロナウイルスに感染していれば、FIPを発症する可能性は否定できないでしょう。

また、他にもコロナウイルスを検査するための方法として、遺伝子検査、抗体検査、超音波検査などもありますので、気になる場合は獣医に相談することが大事です。

そして、猫の腹部に異常な膨らみを見つけた場合は、FIPウイルスによる猫伝染性腹膜炎が発症している可能性があるので、かかりつけの動物病院を受診しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、猫コロナウイルスの症状と、治療で完治するかどうか、また感染経路についてご紹介しました。

猫コロナウイルスの症状は、コロナウイルスとFIPウイルスの2種類存在し、コロナウイルスは無症状ですが、FIPウイルスに感染すると症状が重く、死に至る危険性があります。

また、今まではFIPの治療方法はありませんでしたが、新たに健康な猫の間葉系幹細胞を点滴するという治療方法を試みている病院もあるようです。

そして、コロナウイルスは糞便を介して感染しますが、予防が難しく、猫を数匹飼育している家庭では、ほとんどの猫が感染していますが、気になるようであればかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

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