インフルエンザの筋肉痛はいつまで続く?原因や緩和する方法も!

画像1インフルエンザは、インフルエンザウイルスにかかることで起こる症状で、全身につらい症状が現れることが特徴です。

そして、インフルエンザでは筋肉痛も現れるので、いつまで続くのか、その原因や治らない時に緩和する方法などを知りたいのではないでしょうか?

また、インフルエンザの完治までの期間はどれくらいかかるかも知っておきたいですよね。

そこで今回は、インフルエンザの筋肉痛はいつまで続くのかといったことや原因や緩和する方法についても詳しくお伝えしていきます。

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インフルエンザの筋肉痛はなぜ起こるの?

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インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染し、発症すると突発的に38度以上の発熱や吐き気などが現れますが、特徴的なのが全身に症状が現れることで、筋肉痛もそのひとつです。

そして、筋肉痛と言えば、普通は運動に伴って起こる筋肉の痛みで、運動が終わった後に遅れてやってくる痛みを「遅発生筋痛」といい、これが私達の間で筋肉痛と呼ばれているものです。

そのため、慣れない運動をしたり、普段使わない筋肉を使うと筋肉痛が起こるのですが、詳しいメカニズムはまだ解明されていないのです。

そして、現在では運動で傷ついてしまった筋繊維を修復するために炎症が起き、生成された刺激物質が筋肉の膜を刺激することで痛みを起こしているのではないかと考えられています。

ただ、インフルエンザで起こる筋肉痛は、こうした運動のしすぎで起こる筋肉痛とはまるで別物です。

というのも、インフルエンザウイルスが体内に侵入すると、それを脳に伝えるために白血球からサイトカインという物質が分泌され、このサイトカインとともに生成されるプロスタグランジンという物質が痛みを発生させるのです。

つまり、通常の筋肉痛と違って、インフルエンザでは免疫機能の副作用として筋肉痛が起きるということになり、筋肉痛はインフルエンザウイルスと体が戦っている証拠ということになります。

ちなみに、この痛みを発生させるプロスタグランジンは、インフルエンザのウイルスを撃退するために血液がめぐりやすくなるよう血管を広げたり、熱に弱いウイルスを倒すために体を発熱させるなど、大事な役割を果たしてくれています。

なので、他の風邪と比べて特に高熱が現れ、長く続きやすいインフルエンザの場合は、筋肉痛が現れやすいということになります。

インフルエンザの筋肉痛はいつまで続くの?緩和させる方法も

インフルエンザにおける筋肉痛は、発熱と高い相関性を持っているため、熱が下がってくれば自然と筋肉痛も和らいでくるため、健康な方であれば3~7日ほどで症状が治まるそうです。

そして、なかなか治らずツライ場合は、体を外側から一時的に冷やすことで、炎症を起こしている部位の血管を縮めることができ、熱を下げるので、結果的に筋肉痛の症状を和らげることができます。

そのため、具体的な冷やす方法としては、氷枕などを使ったり、自宅にある保冷剤をタオルでくるんで患部に当てるなどするのもおすすめです。

ただし、あまり体を冷やしすぎると、プロスタグランジンの働きを抑制することになり、熱を抑えすぎてしまって免疫力が下がるので、結果的にインフルエンザの症状を根本的に治すのに時間がかかってしまうので、ほどほどにすると良いでしょう。

また、解熱鎮痛剤にもプロスタグランジンの分泌を抑える効果があるものもありますが、種類や使用する患者の年齢によっては、インフルエンザ脳症などの合併症を引き起こす恐れがあるので、医師に相談して処方されたものに限るようにしましょう。

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インフルエンザの完治までの期間は?

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インフルエンザは、患者の元々の健康状態や体の免疫力によっては、現れる症状に個人差があるので、完治までの期間も異なります。

そのため、平均的には3~7日間と言われていますが、あくまで平均的な期間であるため、症状がまだ続いているようであれば注意が必要です。

そして、学校や職場への復帰の際には症状が緩和してから何日間など、施設によってルールが定められているので従うようにしましょう。

それから、表面的には症状が落ち着いていても、体の中にインフルエンザウイルスが残っているようであれば、他の人へ感染する恐れがあるので、医療機関で処方されたタミフルなどの抗ウイルス薬は必ず最後まで飲みきることが完治までに重要なことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、インフルエンザの筋肉痛はいつまで続くのかといったことや原因や緩和する方法についても詳しくお伝えしました。

まず、インフルエンザの筋肉痛は、体の中に侵入したウイルスを撃退するために発生するプロスタグランジンの働きによって起こる痛みなので、体がウイルスと戦っている証拠なのでしたね。

そして、熱が下がれば筋肉痛も治まるのですが、どうしても辛い場合は一時的に保冷剤などで体を冷やすと良いのですが、冷やしすぎるとインフルエンザの治りが悪くなるので注意する必要があるとのことでした。

また、完治までの期間は3~7日ですが、その人の健康状態によっては長引く場合もあるため、職場などへの復帰はルールに従って行ない、処方された薬は最後まで飲みきることが大切とのことでした。

インフルエンザに感染した体は様々な症状を出しながらウイルスと戦うので、元々持っている免疫力も重要になるため、次の記事もチェックしましょう!
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?

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