チャタテムシは飛ぶ?アルコールの効果や駆除方法!どこから来るの?

ダニと間違えられやすく、家の中でたくさんわいてくる害虫がチャタテムシです。

そんなチャタテムシにはハネがあってよく飛ぶ種類があるので、チャタテムシとは何か、大きさや発生する原因、生態や大量発生するタイミング、被害の種類、どこから来るのか、といったことについて知りたいのではないでしょうか。

それから、チャタテムシの対策でアルコールの効果や駆除方法で殺虫剤、防虫剤などの新薬や布団へのケアも気になりますよね。

そこで今回は、チャタテムシは飛ぶのか、アルコールの効果や駆除方法、また、どこから来るのか、といったことなどについても詳しくお伝えしていきます。

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チャタテムシとは?その生態や発生する原因など!どこから来るの?

出典:サイエンスなびHP

家に白~茶色の小さい虫がわいたら、それはチャタテムシの可能性が高く、よくいるのはハネのない「コナチャタテ類」で、まれにハネがあってよく飛ぶ「チャタテムシ」もいます。

そして、チャタテムシとは、大きさは1~1.3mmぐらいの大きさで、ダニと間違われやすいことも特徴だそうです。

こうしたチャタテムシはわりとよくいる虫で、数匹なら気にしなくても良いのですが、問題なのは大量発生した時で、チャタテムシがわくとそれをエサにしているツノダニもわくので要注意なんです。

それから、ツノダニは人を噛み、噛まれたところは赤くなってかゆくなり、これによってダニアレルギーを引き起こすこともあります。

そして、チャタテムシ自体はダニのように刺したり噛んだりはしないのですが、チャタテムシの死骸や糞によりアレルギーを引き起こす可能性ガあるので、アレルギー性喘息患者のうち、約20%はチャタテムシのアレルギーであるという調査結果もあります。

チャタテムシの生態は?原因などについても

チャタテムシは春先から梅雨時によく現れ、お米や小麦粉などの間に潜み、生殖に雄雌を必要としない単為生殖で卵を産むので、1匹だけですぐ産卵できてどんどん増えてしまうそうです。

そして、チャタテムシの卵は生まれてから10日間から20日間程度で孵化するので、生まれてすぐ、あるいは4日目くらいまでには幼虫になり、もう産卵できるそうなので、困りますよね。

その上、一生の間に100個から200個の卵を産むので、大量発生するのもうなずけます。

こうしたチャタテムシの主な食料はカビなので、湿気が多く気温も高く、ほこりっぽいところにはチャタテムシが増えやすいのですが、キッチンのコーナーや米びつの中、お風呂場、天井裏、押し入れ、結露しやすいサッシの溝などに特に現れやすいのだそうです。

それから、チャタテムシは温度25~29度、湿度75%で餌となるカビが生えてくるような高温多湿のところが大好きなのだそうです。

そのため、特に春先から梅雨、そして夏なども現れやすいので、湿度を下げ、換気や掃除をこまめに行うなどの対策を取って、チャタテムシの大発生を防ぐようにしましょう。

それから、低温が苦手なので冬はあまり発生しにくいですが、エアコンをずっと使っていて、湿度が高く、掃除が足りていないと、カビが生えた布団などにも発生している可能性があるので、十分注意が必要です。

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チャタテムシの退治方法や駆除方法は?

チャタテムシ自体は弱い虫なので、バルサンなどのくん煙剤を使ったり、スプレー状の殺虫剤もよく効くので、これらを使うと、いったんはチャタテムシがおさまったような感じがあります。

しかし、10日ほどもするとまたチャタテムシがぞろぞろ出てくるのですが、これはチャタテムシの卵にはバルサンも殺虫剤も効かないからなのです。

なので、イタチごっこのようですが、薬剤を使うなら10日ほど経ったら繰り返し使った方が効果的ですが、根本的に解決するのであればエサとなるカビをなくした方が効果的です。

なので、キッチンやお風呂場など、チャタテムシが現れやすい場所をチェックして、既にカビが生えているところを発見したら、掃除をひととおりした後に消毒用のアルコールをしみこませた布で拭いておくとカビ防止になり、チャタテムシにも効果があるようです。

それから、チャタテムシのいたところは掃除機でこまめに掃除し、ホコリをとり、普段から風通しを良くして湿度を下げるというのが基本対策になるでしょう。

また、掃除機で吸い取ってもしつこく出てくるようだったら、コロコロで取って捨てると良いので、ホコリなども含めてこまめに掃除してくださいね。

このように、チャタテムシの駆除のポイントは、

・ 湿気を除く

・ ホコリを取り除く

ということで、チャタテムシそのものだけでなく、糞や死骸なども残さず駆除するようにしましょうね。

ちなみに、チャタテムシ以外にも、ショウジョウバエやチョウバエ、カメムシなどの害虫を寄せつけにくくするための新薬として、「ピュアゾーン・コパイバ・カセット」という新薬も開発されたのでオススメですよ。

出典:Asahi HP

こちらはコパイバオイルといって、ブラジルなどの南米原産マメ科植物で、高さ30mにも達する常緑高木コパイバの樹液から精製したオイルを使っていて、つるすだけで害虫忌避の効果があるので、オススメです。

こちらなら殺虫剤などのように有効成分によって死骸が発生することもなく、アレルギーの不安もないので、ひととおり駆除できた場合や、もともとチャタテムシがいなくて予防のために行いたい場合はこちらがオススメですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、チャタテムシは飛ぶのか、アルコールの効果や駆除方法、また、どこから来るのか、といったことなどについても詳しくお伝えしました。

チャタテムシは、一番多い種類はハネのないコナチャタテ類ですが、ハネがあって飛ぶ種類のチャタテムシもあり、米や小麦粉の中で増殖し、カビをエサに増えて、単体生殖が可能なのでどんどん卵を産んで短期間で幼虫になりといったように大量発生しやすいのでしたね。

なので、バルサンや殺虫剤なども有効ですが、死骸が布団などに発生するとアレルギーの原因になるので、普段から温度や湿度の管理、ホコリやカビをためないように気をつけながら掃除もこまめに行う必要があります。

そして、死骸はこまめに掃除機やコロコロなどで捨てて、アレルギーを予防し、ある程度駆除できたら新薬の「ピュアゾーン・コパイバ・カセット」を設置して、置くだけでチャタテムシをよせつけない予防をするようにしてはいかがでしょうか。

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